ハプニング 旅行

レユニオン旅行♪(22)

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 こんにちは、みちょるびんです♪

 冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!

 レユニオンでは、至れり尽くせりのモーリシャス旅行(「モーリシャス旅行♪」)とは対照的な一人旅。
 アドベンチャーな旅となりました!(「レユニオン旅行♪」)

〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆

 それにしても、来ない―――。

 待っていた特急バス「T」は、定刻の出発時間15:45を過ぎても来ず、とうとう16時を回ってしまいました。
 もうそれは、さっき停車したバスの運転手さんの言葉が正しかったということを物語っていました。

 「自分が運転するバスよりも先を走っていたあのバスが、サン・ドニ行の特急バス「T」だったんだよ」―――。

 次の便は16:45発で、しかも最終バスときている。
 次回は、絶対に逃せられません!

 みちょるびんは正直なところ、長距離移動にはなってしまいますが、タクシーを拾ってでもサン・ドニに帰りたい・・・という気持ちになっていました。
 だが、流しのタクシーなんていないし、タクシー会社の連絡先もわからない。
 結局、誰かにお願いして電話で呼んでもらうほかない―――。

 みちょるびんは、「マスカラン植物園」行きを諦めて坂を下って来た時に(「レユニオン旅行♪(21)」)、その坂道と、今、目の前を走る国道1aが交差する高台のテラス席でくつろいでいる複数の観光客らしき人々を目撃していました。
 もしかするとあれはカフェなのかも知れない?
 だとしたら、お願いしたら、タクシーを呼んでもらえるかも知れない!?
 そう思い、その場所に行ってみることにしました。

 階段を上っていくと、テラス席は確かにありましたが、カフェではなさそうでした。
 扉のガラス越しに建物の中を覗いてみると、室内にはカウンターがあって、そこでは、大きなリュックサックのようなものをやり取りしている人たちの姿が見えました。
 棚の中にもリュックサックがたくさん!

 ああ、そうか!
 ここは、パラグライダー用パラシュートのレンタル店なんだ!!

 バスでこの地に降り立った時に、たくさんの人たちがパラグライダーを楽しんでいる姿をビーチで見たことを思い出しました(「レユニオン旅行♪(18)」)。

 店内はなんだか忙しそうだし、パラグライダーの客でもないみちょるびんには敷居が高い・・・。

 カメ観測所「ケロニア」のあの親切なお姉さんだったら、助けてくれるかも知れない!とも思いましたが、「ケロニア」自体も容易には入場できない。
 みちょるびんは、あの入口のところにいたイカツイ警備員のおじさんを英語で突破する自信はありませんでした・・・。

 一刻も早くサン・ドニに帰りたいという気持ちは山々ですが、まだ、最終バスという手段が残されている中、客でもない者がタクシー手配をお願いするのは悪いかな・・・と思い、まずは自助努力――16:45発の最終バスに挑戦してみることにしました。

 15:45発のバスが20分も前にやって来たことを考えると、早くバス停に戻って待機した方がいい。

 お昼ご飯を食べていなかったみちょるびんは、ビーチにあった小屋で何か食料を調達できたら・・・とも考えましたが、小屋の外に出ていた看板はフランス語で、チンプンカンプン。
 果敢にお店に入って行こうなんて気力も今やなく、足取り重くバス停に戻りました。

 その日口にしたものは、前日に、ホテルのフロントのおじさんの勘違いでもらったクロワッサン1つでした(「レユニオン旅行♪(6)」)。
 でもそのおかげで、その日はかろうじて欠食は免れていました。

 もし、朝のマイクロライトプレーン・ツアーの時のタクシー運転手が、約束通りの時間にみちょるびんを迎えに来てくれていたら―――。

 1時間早くカメ観測所「ケロニア」に到着できていただろうし、「マスカラン植物園」にも13:48発のバスで余裕で移動できていたはず。
 きっと、こんな展開にはならなかっただろう・・・。
 そんな思いもよぎりましたが、態度が煮え切らなかったのはみちょるびん自身でもあり、運転手さんを恨むのはお門違いというもの(「レユニオン旅行♪(17)」)。

 こうなったらやけっぱち。
 もう、道の奥に慎ましく引っ込んでいるのは止めました。

 国道すれすれのところまで出ていき、やって来るバス、やって来るバス、手を挙げて一時停車させ「サン・ドニに行くか?」と訪ねました。
 そのバスは、あのアベックが乗り込んだバスと同じ行先のものであり、それが「サン・ドニ」に行かないことはもう既に知ってはいましたが、気持ちの問題でした。
 それに何か、運転手さんから新しい情報が得られるかも知れないというほのかな期待もありました。

 しかし、英語でうまくコミュニケーションがとれたのは、最初の運転手さんだけで、他は全くだめでした。
 中には何か言いたげな運転手さんがいました。
 ゼスチャーの雰囲気からして、そこで待っていてもバスは来ないよ、あっちの方・・・と言われているような印象を受けましたが、‘あっち’というのが‘どっち’なのかわからなかったし、当然、理解できませんでした(- - ☆)。

 反対車線のバス停でもバスを待っている若者が1人いました。
 その若者もだいぶ長い時間バスを待っていたようでした。
 行先は違っていても、同じようにバスを待っている人がいるというのは、なんだか少しホッとする。

 しかしそんな同志も、途中でバスの利用を諦めたようで、バス停を離れ歩き始めたのでした。
 見ていると、親指を立てて、ヒッチハイクをしている様子。
 遠くの方にまで歩いていってしまい姿が見えなくなったので、彼がヒッチハイクに成功したかどうかは残念ながら見届けることはできませんでした☆

 とうとう独りになってしまいました。
 もし目の前に車が停まって、「乗っていく?」なんて声をかけられたら、乗ってしまうかもしれない・・・そんな心細い心持ちでした。

 前の便が早く来たこともあり、16:20頃からは更に気を抜かず、バスを待ちかまえました。
 定刻の16:45になってもバスは姿を現さず、とうとう17:00になりました。
 Ferme Corailのバス停で特急バス「T」を待ち始めてから、そろそろ2時間になろうとしていました。

 きっと、バスはもう来ない―――。

 みちょるびんはいよいよ、タクシーの手配をお願いしに、パラグライダーのお店に行くことにしました。
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

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