ハプニング

チチ、カエレ。(4.祭りのあと)

投稿日:2021年5月4日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

【翌日の日記】

 今日は、東京に戻る予定であったが、思い切って、明日帰ることにした。
 幸い、飛行機の予約も、変更することができた。

 ちょうどいい機会であったので、実家に置いていた荷物を整理することにした。
 若い頃に着ていた洋服が出てきた。
 懐かしい。
 あまり、覚えがないものもあったが。

 ショッキングピンクの色をしたニットのスカートについては、母・マミーが「ダンス発表の時に、使えば?」と、捨てないことを提案してきた。
 そういうところが、マミーは面白い。
 私も、せっかくのマミーの提案なので、それに乗った。

 デニムの巻きスカートを見て、マミーが、前掛けとして使うのにいいと言うので、縫い付けてあるところをほどいて、補強したり、ボタンを付け替えたりした。

 なんか、ゆったりした時間が、心地よかった。

 何気に、タンスの上にある引き出しを開けてみると、中に、古いビデオテープが収納されていた。

 私が以前より探していた、学生時代の「演劇発表会」の時のビデオがないか見てみたところ、「みちょるびん、演劇」の文字が!
 興奮した。

 なんか、先日も、なくしたとあきらめていたブレスレットが、ひょんなところから見つかったし、2つも探し物が出て来て、不思議な感じ。

 何か、意味があるのだろうか。
 でも、素直にうれしい。

【さらにその翌日の日記】

 時間は、あっと言う間。
 すぐに、出発の時間となり、バタバタと実家を後にした。

 本当は、少しお金を包んで、実家に置いてこようと思っていたのだ。
 だが、マミーに、「今回は、航空賃を負担する」と真剣に言われ、もちろんそれは断ったのだが、じゃぁ、お金はどうしよう・・・と思っているうちに、慌ただしく、迎えのタクシーに乗り込むことになったのだった。

 今回は、両親に甘えることにしよう。
 ありがとう。
 パピー、マミー。

 東京は、憂鬱だ。
 また、帰って来た。

 電車の中で、隣の人の荷物がぶつかり、悪意を感じたので、肘で押し返したら、30代くらいの男に「このヤロウ、押すんじゃねぇよ!」と言われた。
 見ると、イッちゃってる感じ。
 ああいう人が、凶悪な事件を起こすのかも知れないと思った。

 「スイマセン」と小声で謝った。
 不愉快である。

 「東京には、ヘンな奴がたくさんいるのだから、正義感を出したりなどして、関わってはいけない」と、パピーたちに注意されたことを思い出した。

 私も、気が強いんだけどね。
 だって、電車は、混んでいるし、大きな荷物もあるじゃないか。

 男は、次の駅で降りた。

 私は、これ見よがしに、足元に置いてあったボストンバッグをよける動作をし、荷物の多さをアピールした。
 本当、不愉快。

 また明日から、仕事である。

 行きたくない。
 でも、行かねばならんのだ。

 幸せになりたい。
 何が、幸せなんだろう?

【それから1週間後の日記】

 今日は、お昼から、四十肩の治療のため、和尚さんのお加持を受け、その後、和尚さんによる’易教室’に参加した。

 その際、和尚さんに、’書類のありか’を占っていただいたお礼を言った。
 実は、権利書であったのだと白状すると、「やっぱり」と言われた。
 ま、容易に想像できることだけどね。

 今日の和尚さんのお話で印象的だったのは、「モノに対しても、ぞんざいに扱うと、そのまま自分に返ってくる」というもの。

 私は、バッグやアクセサリー、雑貨、本などが好きで、とにかく、モノが多い。
 好きなモノたちだから、長い間使っているし、大切にしているつもりである。
 しかし、整理整頓ができていなかったりもするので、それはやっぱり、大切にしているとは言えないのではないかと感じた。
 だから、きちんと整理整頓しようと、新たに決心した次第。

 教室の帰り、つるさんと二人で喫茶店に寄った。

 私の顔のほくろの話になった時に、「和尚さんが、『部下で苦労する。女の部下、あるいは、子供とも読めるので、結婚は、その因縁のせいで、できないのかも知れない』とおっしゃっていた」と、つるさんが話してくれた。

 つるさんは、和尚さんの言葉を重く受け止めるので、「供養した方がいいのではないか」と心配してくれた。

 供養をしてもらうには、それなりの謝礼が必要になるし、芋づる式に、供養しなければならないことが発生してきそうな予感がして、’金欠’の身の私としては、気が進まないのだ。

 また、私の片思い中の恋愛についても、いろいろ語り合ったりした。

 「’好きになっていながら、相手を遠ざけるような行動をとり、自爆する’という、過去と同じ過ちを繰り返すのは、何かの因縁ではないか」と、つるさんに指摘された。
 考えてみる価値はある。

 だって、思い返すと、私は、若い時分は、ヒトと衝突して疲れることが多かったが、最近では、そういうのは大分なくなったのだ。
 それって、自分なりに学んで、成長したということじゃないか?

 で、あれば、今回も、うまく解決できないだろうか―――?

 つるさんが夕飯に招いてくれ、私は、その言葉に甘えることにした。

 私が立て替えていた観劇チケットの残りの代金は、言い出しづらかったので、結局、申し出なかった。

【あとがき】

 書類の隠し場所が、「畳の裏」とか「金魚の水槽」とかって、’どんだけ広大で、高額な土地なんだ!?’って、勘違いされてしまいそうですが、田舎ですし、’猫の額’くらいでしかありません!
 パピーは、いちいち、芝居がかかっているし、いろいろと、突っ込みどころ満載で・・・。
 日記を読み返しながら、もう一人で、お腹がよじれるほどに、大笑いしました!

                            以上、みちょるびんでした!

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