ダンス!

The 余興 of The 結婚披露宴(「集結」編)

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こんにちは、みちょるびんです。

1.結婚披露宴まで、あと3日(日記)

 今日は、妹の結婚式出席のため、帰省する日。

 余裕を持って早く起きたつもりだったが、妹に結婚祝いに贈る京都旅行のために予約した、宿屋やレストラン等の連絡先を手帳に控えているうちに、また、時間がギリギリになってきた。

 妹たちは、休暇の都合で、新婚旅行はしばらくお預けになるということだった。
 いずれは、本番が巡ってくるとは言え、日常生活に戻る前に、結婚したばかりのその幸せな余韻に浸ってほしくて、私は、1泊だけでもと、妹たちに旅行をプレゼントしたかったのだ。
 私が実際に泊まって感動した宿屋やレストランを妹にも体験してほしくて、大好きな京都を選んだ。
 宿屋には、妹たちが新婚なのだということを説明するなどして、抜かりなく手配したつもり。
 でも念のため、妹たちの旅行が終了するまでは、これら連絡先はちゃんと控えておくべきと思った次第。

 そんなわけで、焦りながら、また、出かけることになった。

 今回は、結婚披露宴の余興の小道具‘ポンポン’以外に、念のため、練習時用に、いつもの小さいラジカセ(ラジオカセット)を持って行くことにした。
 結婚式参列用の正装グッズもあり、ちょっと荷物が重かったが、可能な限り、急いで歩いた。

 浜松町でできるフライトの自動チェック・インの時間に間に合うか、どきどきだったが、なんとか大丈夫だった。
 空港では、セキュリティ検査のところで、なぜか引っかかり、3回ほどX線に荷物を通された。
 長い棒みたいなものはないかと訊かれたが、折り畳み傘くらいしか思い当たらず、不思議である。

 そうやって、無事に実家に帰った。

 家で腹ごしらえをした後、妹たちも含めた家族で墓参りに行った。
 ばあちゃんが亡くなって、1年が経っていた。
 ばあちゃんは、墓にいるのか?
 気配を感じ取ろうとしてみたが、わからなかった。

 その後は、皆と別れ、私は一人、駅ビルのショッピングモールで、衣装用のTシャツを買った。

 一応、準備はしてきていたが、それは長袖であり、踊りやすい半袖の方がよいと思い、調達した。
 安く仕上がったし、良かった。
 まぁ、Tシャツの身丈は、腕を上げても、裾が上にまくれ上がらない程度に適度な長さがあるし、絵柄がちょっと、ロックでクールな感じもあり、合わせるミニ・スカートとも同じピンク色でマッチするので、いいだろう。

 結構歩いたせいか、疲れた。
 3時間しか寝ていないせいもあるだろう。

 家に戻ってみたら、妹たちは、結婚式のリハーサルだそうで、入れ違いに、また出かけて行ってしまった。

 私は、体がきついこともあり、一人で家に残り、ダンスの練習をすることにした。
 しかし、夕飯を食べていたら、近所に住む親戚のおばちゃんがやって来たので、いろいろと話をした。
 おばちゃんも妹の結婚を喜んでくれているようだった。

 おばちゃんが帰ってから、ようやくダンスの練習をした。
 本当に、行き詰まっている感じ。

3.結婚披露宴まで、あと2日(日記)

 今日は、本当にきつくて、起きるのが大変だった。
 日記を書いている今もまだ、体がきつい。

 今日はダンスを練習したくても、なかなか体がつらく、練習する気になれなかった。
 日中は、妹たちと一緒に、結婚写真の‘前撮り’に行って、ついでに、家族写真を撮ったり、料理の試食も兼ねて、ホテルで食事をするなどして、家族と過ごした。

 夕方、妹と義弟が、参列者に配るクッキーの袋詰めに出かけた時は、ダンスの練習をする絶好のチャンスではあったが、やっぱり、体がきつかったので、休んでしまった。

 夜、義弟が帰ったあと、ようやく、練習を開始した。
 父・パピーにお願いして、踊っているところをビデオに映してもらい、チェックしてみた。

 うーん、どうかなぁ。
 フラフラしているし。
 明後日が本番だというのに、大丈夫か?
 しかも振付を作ったばかりで、踊り込んでいないものだから、たまに、振りを忘れたりもして・・・・。

4.結婚披露宴まで、あと1日(日記)

 午前中にかかりつけの歯医者に行くなどの用事を済ませた後、午後からは、妹と義弟の3人で、地元の繁華街に出かけて、お昼ご飯を一緒に食べるなどした。

 30分だけ妹とショッピングし、あとは二人と別れ、私は一人でぶらぶらしていた。
 と、いうのも、妹は、結婚披露宴で読み上げる「両親宛の手紙」を、義弟は、披露宴の締めの「謝辞挨拶」を作成せねばならず、二人は、喫茶店で、文章を考えることにしたのだった。

 私が用事を終えて、喫茶店に戻ってみても、妹たちは、まだ作文していた。
 妹は、ほとんどできあがっていたものの、義弟は逆に、ほとんどできておらず、可笑しかった。

 昼食の後、私と妹が30分だけ買い物に行きたいと言ったとき、義弟が何故にあれほど渋ったのか、この状況に接し、よく理解できた。
 義弟は本当に、スピーチのことが心配だったに違いない。

 実家に帰ると、結婚式の参列のために故郷に戻ってきた、遠方に住んでいる親戚たちが集合していた。

 皆で、小一時間、カラオケ店に行って盛り上がった。
 私は、ポンポンを持参し、従妹の結婚式の時、私が振付して妹と二人で踊った「ダーリング」を、再び妹と踊った。

 皆、盛り上がっていたが、私は、明日のダンスが心配だったので、先に失敬した。
 とは言え、家に帰ってからも、ダンスの練習は思うようにできなかったのだが・・・。

 夜、私たち家族だけになった時、妹が、パピーとマミーに感謝の意を述べ、挨拶をした。

 パピーが話を始めて、結婚前夜の‘儀式’が少し長くなったが、妹は、涙を流していたようだ。
 私は、泣かないようこらえた。

 「自分たちの子供に生まれてくれて、ありがとう」とパピーは言っていた。
 「もう、お父さんたちは先がないし、仲良くしてくれ」と。

 もう、パピーも70歳だものね。

 妹は、パピーとマミーの二人に祝ってもらえて、幸せだ。
 おめでとう。

                       以上、みちょるびんでした!

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