ハプニング 旅行

狙われたみちょるびん!(4)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 このところ、ずっと旅の話が続いていました。

 その流れで、みちょるびんが旅先で体験した怖い出来事を2つご紹介しました。
 1つは「ローマ中央駅かつあげ事件」(「もたついちゃってごめんね! 番外編①」)。
 もう1つは―――。
 そうだなぁ、命名するなら「コペンハーゲン街頭スリ未遂事件」といったところでしょうか(「狙われたみちょるびん!(2)」)。

 今となってみるとは、「ローマ中央駅かつあげ事件」はかわいいもんだったし、「コペンハーゲン街頭スリ未遂事件」も文字通り未遂に終わったものなので、こんな風にカジュアルに話題にできるんだと思います。
 何だったら、ちょっと「自慢」入っちゃってるフシもあるし!?

 いや、自慢ではないのだけど、こんな風に人の前で話すと、加速するっていうか・・・、目の前の人の驚いている様子を見ていると、もっと驚かせたくなるっていうか・・・。
 「他にも、こんな刺激的な話があるよ!」って、畳みかけたくなるっていうのかな!?
 そういう心理って、あるよね!!

 人と違ったちょっと興味深い体験をすると、それ自体が‘勲章’(!?)みたいになるとでもいうか。
 最も、本気で、大打撃を受けたような深刻な出来事は、その事実を受け止める――受け入れるまでに時間がかかるし、むしろ誰にも話したくないっていう心境になるだろう。

 だから、みちょるびんがこんな風に気軽に発表できるということは、自分の中でちゃんと整理、消化できているっていうことなのだから、むしろめでたいことなんです♪

 普段生活していると、この2つの事件は記憶の彼方だし、そう言えば、誰かが特定の場所を訪れるたびに‘すられる’んだっていう話をしていた時も「そうなんだねぇ、お気の毒!」っていう気持ちで聞いていたかも。
 みちょるびんの場合は、大した被害に遭ったわけではなかったし、そこで自分の体験談を披露して‘競おう’という展開にまではならない(そもそもそんなことを‘競う’必要などない)。

 確かにね、この何度もスリに遭っているっていう人に対しては、同情の目を向けたかも知れない。
 ところが、自分がそうされると反発したくなるっていうのが不思議なところ。

 いや、同情はいいんです。
 その悲しみやくやしさに共感してくれているっていうことだから。

 そもそもこっちは、相手に、「ローマ中央駅かつあげ事件」と「コペンハーゲン街頭スリ未遂事件」に対して驚いてほしいわけ。
 それだのに「楽しいはずのせっかくの旅が、台無しでしたね!」という切り口で返されると、とたんに嫌な気分になってくる。

 これらの事件によって‘不幸’を背負わされたということは事実としてあるのだけど、真っ向から言われると、まるで「運のない人」判定をされたような気分になって、その点については猛烈に反発したくなるという、この身勝手さ。

 いろんな体験をしていて、それが人生に彩りを与えているっていう風に思われるのは歓迎なんだけど、単純に「アンラッキーな人」っていう風に見られるのはシャク。
 がまんならないわけ。

 そういえばさ、もしかすると、みちょるびんもスリに遭っていたかもしれないっていうことはある―――。

 これについては、自分の中で受け入れ難いことだから、あんまり大々的に公表はしていないかも知れません☆

 モノがなくなってしまったという事実はあるのだけど、本当にスリだったかどうかわからないし、自分の中では、落としたのかも知れないっていう思いも拭い去れないから・・・。
 どこかで、落としたんだっていう風に思いたい自分がいるのよね。
 やっぱり、すられたっていうことは、自分自身にとっても不名誉なことなんでしょう。

 ちょっと思わせぶりな感じになっちゃっていますが、みちょるびんは以前、人混みの中でサングラスをなくしたことがあります☆
 旅行先で出会った、屋台が立ち並ぶマーケットでの出来事。

 夏の日差しの強い日で、その日はサングラスをしていたのですが、屋台の品物を手に取って見る時にサングラスが邪魔になる。
 サングラスをつけたり外したり・・・を繰り返していました。

 外したサングラスをたまに、Tシャツの襟に引っ掛けることがあるのですが、その時は、お気に入りTシャツの襟が伸びてしまいそうでイヤだった。
 ちゃんとバッグにしまえば良かったのですが、またすぐに使うことを思うと面倒で・・・。
 それで、履いていたジーパンのポケットに引っ掛けるということをしたのでした。

 人混みの中を歩いているうちにポケットからすり抜けて落ちたのかも知れないし、誰かに抜き取られたという可能性も否めない。
 賑やかな中では、軽いモノが地面に落ちた時に生じる音など耳には届かないだろうし、厚手の生地では、覆われている皮膚の感覚も鈍くなる・・・。

 お気に入りの白いフレームのサングラスで、いろんなところを一緒に旅したという思い出もあったし、そりゃぁショックでした。
 叶うことなら同じもの――2代目が欲しいと思っているくらい。

 こんな風にいつまでも未練タラタラだから、未だもって気軽にお話できないんですよね・・・。

 いつの間にか姿を消してしまっていただけであり、2つの事件――「ローマ中央駅かつあげ事件」「コペンハーゲン街頭スリ未遂事件」のように怖い思いをしたわけではない。

 だけど、こっちのロスの方が、実はみちょるびんにとって打撃が大きい。
 だからこそ、口が重くなるみちょるびんなのでした。(- - ☆)

 つまりはまだ、傷が癒えていないってことね☆

                             以上、みちょるびんでした!

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