ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その63:「ハイヤー的必然的学び的セルフ。」編)

投稿日:2020年10月27日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.ハイヤーセルフ

 面白そうな、珍しい「占い」と聞くと、占い好きのみちょるびんは、すぐに飛びついて、試していたのですが、一度、霊感のある方に、見ていただいたことがありました。

 ‘ハイヤーセルフ’という言葉を聞いたのは、おそらく、その時が初めでだったと思います。

 その時に伺った説明では、「‘ハイヤーセルフ’とは、守護霊や補助霊とは異なり、自分自身の‘高次’であり、高い位置から自分を見ているので、自分自身の先の未来が読める」と言うことでした。

 その占いでは、前世であるとか、‘ハイヤーセルフ’のお告げであるとかを聞きました。
 なかなか刺激的で、面白い内容でした。

2.ある日の日記

 今日の即興ダンスのテーマは、‘ハイヤーさま’にしてみた。

 1回目の即興ダンスの時は、なかなかいい感じで踊れた。
 私としては、いつもと違う、一皮むけた感じがした。

 だが次に、先生に課題を出されて悩んだ。
 「‘ハイヤーさん’と自分の、両方をやってみて」と言われたからだ。

 どう展開していいのかわからず、それで、内へ内へと入り込んでいく形になり、メチャクチャに葛藤しているダンスになった。
 自分でも驚くくらい、ぐるんぐるん首を回し、ヘビメタさながらだった。

 先生からは、「これはこれで、いいんでないの」的な、あっさりしたコメントだった。

 首の骨を折って、一時は、相当に‘やばかった’らしいプロ・ダンサーのDさんには「今日のダンス、良かったですよー」と言ってもらえたが。

 Dさんは、大丈夫ですか?

 あのずば抜けた明るさは、重大な傷を負った人とは思えないほどのもので、本当に感心してしまう。
 これまでも、数々の危ない直面に遭遇してきたとのこと。
 それでもDさんが、こうやって、明るく無事に‘生きていられる’のは、やはり、何かがあるのだろう。
 「必然」というやつか。

 例えば、Dさんは、‘いい出会い’は、「運」によるものだと意見していたが、私は「必然」なのではないかと、この頃思うのだ。

 「流されるのではなく、自分で切り開いていくもの。」
 そう信じたいし、おそらく、それなりの努力が伴って初めて、‘用意されていた「必然」’の扉が開かれるのではないか。
 だから、必ずしも、受け身ばかりではない。
 つまり、主体的になって困難な課題をこなし、乗り越えてこそ、次なるステップが用意されているということではないのか。

 ダンスレッスンの帰り、つるさんに、‘ハイヤーセルフ’の占い話をして聞かせた。

 つるさんは、通常なら、私の最寄り駅のいくつか手前で下車するのだが、今日は、私の利用している駅までついてきて、話につきあってくれた。

 つるさんは、「‘時期じゃない’ときは、無理に抵抗しない方がいい。試練(という言い方ではなかったが)が大きければ、大きいほど、その後の伸びは、ぐーんと大きいのだから」と言ってくれた。
 本当、それは、つるさん自身が体験してよく知っていることなのだ。

 占い師さんに、「今は、学びの時。必要な経験をさせられている」と言われたわけだが、そう言われると、いやなこと、嫌いな事柄についても、もっと、積極的に係わるべきなのではないかと不安になってくる。

 しかし、そんな風に考えるということは、結局私は、今の自分に、まだ自信がないのだ。
 じゃぁ、どうやって、自信をつけたらいいのか?
 とにかく、前に進むしかないんだろうね。

 家に帰ったら、早く寝るつもりだったのに、テレビでやっていた女子芸能人のフットサルの試合を長々と見てしまった。

 何故に、こうも、見てしまったのだろう。
 そして一緒に、テレビの中の彼女たちと一喜一憂したのか。

 それは、彼女たちの取り組みが真剣で、潔くて、その姿が実にすがすがしくて、胸を打たれたからではないか。
 ヒトは、正直に、まっすぐに、がんばっている姿を、応援したくなるんじゃないか。
 掛け値なしに。

 ぬいぐるみたんが、バッグの中でくしゃくしゃになりながらも笑っていた。
 ぬいぐるみたんも、私のことを応援してくれているんだよね。

 おーし、もはや、時刻は3時だが、気合いを入れて、明日からがんばろう。
 なんだかわからないが、誠心誠意やってれば、いずれは報われるということだ。

 おぉ――――っっっ!!

                       以上、みちょるびんでした!

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