第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その25:「対極する二つの司令塔」編)

投稿日:2020年8月30日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.「ルールズ」信者R子

 迷惑なことに、みちょるびんは、いろんなところで恋のお悩み相談をしていました。

 そんな中で、継続して、根気よく話を聞いてくれていた一人が「ルールズ」信者の友人R子です。

 みなさんは、「ルールズ」って、聞いたことがあるでしょうか。恋愛バイブルとして、世界中の多くの女性に熱狂的なファンがいるという、全米ベストセラー本「ルールズ―理想の男性と結婚するための35の法則」の略称です。

 R子は、長年付き合っているBFがいましたが、なかなか結婚まで進まなかったので、業を煮やし、「ルールズ」を地道に実行、晴れて、幸せな結婚を手に入れたという、言わば「ルールズ」成功者でした。

 ですから、みちょるびんがR子に相談したとき、R子から、「ルールズ」の2巻目「さらに愛されるための33の法則ルールズ」を贈られるなどし、激励を受けました。

 みちょるびんも、R子を信頼し、当時はまじめに、この2冊の「ルールズ」を何度も読み返したし、弱気になったときは、R子に、メールを送るなどして、指示を仰ぎました。

 みちょるびんが理解する基本的なルールズの教えは、「男性は元来、ハンターなので、その心理をくすぐり、追わせるべし。男性との接触は、腹八分とし、次の機会につなげるよう努める。」というような感じです。
 これは、あくまでもみちょるびん解釈であり、内容はこんな単純なものではなく、男性の心理を見事についたものだったと思いますので、ご関心がある方は、読んでみると、面白いかも知れませんよ。

 さて、これからもわかるように、R子の信条では、男性を追わせることを大原則としていたので、女性側から誘うことは、ルールズ違反とみなしていました。ですから、R子からの指令は、基本的に、「耐え」の姿勢でした。

2.つるさんチーム

 これに対し、もう一人、みちょるびんを励ましてくれていたのは、つるさんでした。易のお師匠、和尚さんも強力なバックアップをしてくれ、ここでは、つるさんチームと呼ぶこととします。

 感覚派で、自然体のつるさんチームは、みちょるびんの気持ちに寄り添うとともに、「今の時代、女から誘うべし」という自立した女性の考え方でした。
 もちろん、つるさんは、和尚さんの占いを100%信じていましたので、「積極的な行動が、吉」という和尚さんの占い結果に裏づく、つるさんチームからの指令は、「行け、行け、Go!Go!」でした。

3.R子とつるさんの‘はざま’で

 みちょるびんは、‘絶大な信頼を寄せる「ルールズ」信者R子’と、‘ハートフルなよき理解者つるさんチーム’との間を行ったり来たり、この対極する二つの司令塔にも、翻弄されることになりました―――。

 全ては、みちょるびんの自信のなさから来ていたことであり、みちょるびんが優柔不断なだけだったのですが、両者とも、みちょるびんのことを想ってのことだったので、とても、ありがたかったです。

 結論的には、みちょるびんの「自爆」という結果に終わり、皆さんを落胆させ、みちょるびんは、「時間泥棒」となってしまいました。

 みちょるびんの当時の日記に記されていた二つの‘対極する司令塔’からの応援メッセージが面白かったので、以下、簡単にご紹介します。

【R子】

・彼の思わせぶりな態度に期待が高まったとき
  「『I love you』と言われていない限り、それは、彼にとって日常の行動なのだ。」

・彼が他の女子と楽しそうにしていて、イライラしたとき
  「恋愛は、個人戦なのだから、他人を気にしてはだめだ。」

・彼と楽しく会話してきたときに、他の女子に割って邪魔されたとき
  「小競り合いは気にするな。‘くっつく’ときは‘くっつく’のだから。」

・いい顔をしてくる彼に、都合よく遊ばれているのではないかと不安になったとき
  「こちらから告白はしていないし、誘ってもいない、対外的には傷ついてはいない。」

・占いで、積極的行動に出るべしとの結果が出たとき
  (返信なし)

【つるさん】

・R子の厳しい指摘に落ち込んでいるとき
  「応援していない人に、話をしない方がいい」

・過去の同じ過ちを繰り返すのは、何か因縁があるのではないかという疑いが生じたとき
  「和尚さんがみちょるびんの顔のほくろの位置のことで話をしていたのを
  聞いたことがある。供養してもらった方がいいのではないか。」

・彼とのギクシャクが激化したとき
  「どうして、みちょるびんはいつも、関係を悪化させるのかわからない。
  これも‘学び’なのだろう。」

・最終的に‘破局’を示す占い結果が出たとき
  「たいしたことがない男ね。」

                       以上、みちょるびんでした!

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