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「活動的」且つ「計画的」一例。(3)

投稿日:2023年2月6日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 友達に「みちょるびんは『活動的』(行動的)且つ『計画的』」と言わしめた「お伊勢参り」旅行(「じーまんGO!(#8 活動的なので波乱に♪)」)。
 まずは、旅行に出かけるまでの間、みちょるびんがどう「活動的」に「計画的」に過ごしていたかを記す、昔の日記をご紹介。

旅行出発8日前の日記

 今日のお昼休みは、旅行代理店に依頼していた観光特急「しまかぜ」等のチケットを受け取りに行った(「『活動的』且つ『計画的』一例。」)。
 さほど待たされずに済んだので良かった。

 今日も、アフター5は映画鑑賞。

 途中にあるパン屋でパンを購入し、映画館まで先を急いだ。
 今日の映画は「名画座」上映のもの。

 「名画座」は1度入館してしまえば、好きなだけ居座って映画が見られるという仕組みの映画館であり、席は自由。
 だから、途中から参戦する私としては、席の確保がまずは最重要課題となる。

 映画館に到着した時は、前の回は既に終了した様子だった。
 私は急いで劇場に入り、いつものお気に入りの列に空席を探した。
 幸い空いていたので良かった♪

 心なしか今日は客が多いような気がした。
 雨のせいだろうか?
 それとも主演の「雷蔵」が人気なのか?

 市川雷蔵(8代目)(1931年8月29日-1969年7月17日)―――。

 「銀幕の貴公子」という触れ込みが気になり、雷蔵主演の映画を私が初めて観たのは1ヶ月前のことだった。
 映画「眠狂四郎 女妖剣」「眠狂四郎 勝負」「中野中学校 雲一合指令」はいずれも面白く、私はすぐに雷蔵ファンになった。
 市川雷蔵は、元々は歌舞伎役者で、途中から映画俳優に転向したという変わり種。
 亡くなるまでの約15年の間に出演した映画は160本近くと言われており、その驚異的な活躍ぶりは「銀幕の貴公子」と呼ばれるにふさわしい! 

 今日はそんな雷蔵主演の、楽しみにしていた映画「ある殺し屋」「ある殺し屋の鍵」の2本立てだった。
 雷蔵がスクリーンに現れた時は、「待ってました!」とワクワクしている自分がいた。

 雷蔵はクールな役の割に、実はちょっとカツレツが悪いところがあり、クールになりきれないところがあるように思う。
 今回も観ていてそう思った。

 この2本の映画は、同じタイトルであることからシリーズものなのだと思うが、1つ目の映画では料理屋の板前、2つ目だと日本舞踊の師匠に扮していた。
 設定として、職業は自由に変化するものなのか?
 そういえば、新聞記者に化けたりもしていた。

 ‘針’一本で仕事(殺し)するという華麗なさばきが素晴らしい。

 皆、殺し屋に仕事を依頼する時には頭を下げるのだが、やり遂げた後は、急にその存在を疎ましく思うものなのか、殺し屋を消そう(殺そう)とするのね!
 依頼元がバレると困るという用心もあるのかも知れないが、中には金の出し惜しみもあるのだった。

 そうなると、殺し屋も、がぜん復讐に燃えるのだ。
 なかなか面白かった。

 殺し屋は、その稼いだ金を、駅か何かのロッカーに保管していた。
 しかし、ロッカーに爆弾が仕掛けられたという密告により、警察がロッカーの中を1つ1つ確認することになる・・・。
 それによって、殺し屋が隠していた‘不自然な札束’が発見、没収されてしまうのだった。
 ちょっと滑稽だった。

 一流の仕事をし、慎重な男‘殺し屋’も、そこまでは手が出せないのだ。
 せっかく手に入れた報酬も‘パア’というわけ。

 この「ある殺し屋」シリーズも、私のお気に入りである雷蔵主演の映画「中野中学校」シリーズ同様に、もっとたくさん観たい。
 気に入った。

旅行出発7日前の日記

 土曜日の今日は、朝から、一昨日の昼休みにチケットを調達した映画「アラビアのロレンス」を観に行った(「「活動的」且つ「計画的」一例。(2)」)。

 砂漠の映像は珍しい。
 砂漠の水平線の向こうから、陽炎の中にラクダの黒いシルエットが近づいてくる様などは、なかなか素敵だった。

 映画のオープニングが良かった。
 私の大好きな「ウェスト・サイド物語」みたく、まず、曲が流れたのだ(「映画『ウェスト・サイド物語』!」)。
 「ウェスト・サイド物語」の時は、スクリーンには映像が出ていたが、この「アラビアのロレンス」では真っ黒。
 しかし、真っ暗な中で、映像が始まるのを待っている間にあの曲を聴かされるのは、気分が上がると思った。
 とても効果的である。

 さて、ナンの予備知識もなく臨んだ映画であったが、映画を観て初めて「ロレンス」が人名だということを知った。
 主人公の名前。

 アラブ民族独立に尽力した実在のイギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスの波乱に満ちた半生が描かれたものだった。
 「‘アラビア’の『ロレンス』」、なるほどね。

 しかし、よくわからない映画だった。
 もしかすると、ロレンス当人もよくわからなかったのではないか、とも思う。

 初めのうちは、ロレンスは真摯な気持ちで、役に立てたら・・・という善意で動いていたんだろうと思う。
 一か八かで大胆な計画を実行している時に、一刻の猶予も許されない状況の中、ロレンスは仲間を探しに、また灼熱の砂漠に戻ったのだ。
 そこで彼は、アラブ人のヒーローになった。
 皆に称えられ、彼は自分のことを、何か得体の知れない可能性を秘めた幸運の主であると、勘違いしてしまった。

 私は、時には勘違いしてでも、自分に自信を持つことは大切なのだろうと思う。
 その方が迷いはないし、その信念のある強硬な態度が相手をも軟化させ、幸運を呼ぶことだってあるのだ。
 しかし過信しすぎ、痛い目にあって、初めてそれが自惚れであったことに気づくことになる―――。
 そういう意味では、ロレンスはとても素直な人だ。

 それにしても、俳人同然になりながら傷心で帰還し、何度ももうアラビアは戻らないと心に誓うのに、なぜロレンスはまた舞い戻ってしまうのか。
 砂漠に戻る度に、過激になっていくようだった。
 それだけ、熱狂的にロレンスを迎え入れるアラブ人がいるからなのか。

 人格が破壊されていく・・・。
 こんな表現をしていいのかわからない。
 「郷に入っては郷に従え」ということもあるのかも知れないが。
 ‘極端’である方が、より‘カリスマ性’が増して都合がいいのかも知れないが。

 ロレンス役の俳優さんピーター・オトゥールは、決して男前ではないと思う。
 ちょっとナヨッとした雰囲気もある。
 きっと、このロレンス役を別のイケメン俳優が演じてしまうと、必要以上に‘かっこいいヒーロー’に仕立て上げられてしまいそうだから、この人にしたのかも知れないと、勝手に想像した。

 この映画は、ロレンスが交通事故死するところから始まる。
 私は、ロレンスは、死ぬつもりはなかったのだと思う。
 ラクダで砂漠を駆け回り、自由と解放感を一度味わったことのある彼は、きっと、バイクで疾走して風を切ることで、またあの時の感覚を味わいたかったんじゃないか・・・そんな気がする。
 この時のロレンスは、ある意味、幸せだったんじゃなかという気がする。

 夕方からは、行きつけの化粧品屋で、ポイント利用のお肌のお手入れ。
 商品券があったので、それまでの間ウィンドウショッピングをしたが、気に入ったものは見つからなかった。

 昼ごはんで贅沢したので、夜ご飯はスーパーでアジを買ってきて、焼いて食べた。
 シンプルにおいしかった。

 時刻は24:10。
 日記を書いていたら、もうこんな時間。
 「ジュエリーコーディネーター検定試験3級」を勉強する時間は、ナシ。

                             以上、みちょるびんでした!

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