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第一次仕事イヤイヤ期(その42:「経験値的鑑賞法4」編)

投稿日:2020年9月23日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.歌舞伎とのミックス

 この年は、初めて歌舞伎を観たということもあり、ハマって、5回も観に行っていました。
 文楽を初めて観たのも、この年でした。

 どれもこれも、素人感想で、毎回のように、居眠りしたとかしなかったとかいう報告つきで、恐縮です。

 しかも、今回は、紛失パターンとの、ミックスです!

 つい、3・4日前に、“2週間で、3回も、大切なものを紛失・・・の難”みたいな記事(「2度あることは、」「2度あることは、-3回目の難-」)を書いたばっかりで、なんか、いつも、なくしものや忘れ物をしている“ぼんやりさん”みたいな感じになってしまい、自分でも情けないのですがね。
 一応、ご参考までに、これらの出来事の発生時期は、多少のタイムラグがあります点、申し添えます。

 さてさて。
 なかなかお目にかけない体験ということで、もう少し、おつきあいください。

2.ある日の歌舞伎鑑賞日記

 (前の用事が長引きそうだったので、その用事は一旦諦めて、歌舞伎座に直行することにしました。)

 明朝、改めて朝起きする覚悟が必要となるが、4,200円も出した歌舞伎に遅れて行くのはもったいないだろう。
 たとえ、毎回、100%理解できていなくても!

 そう思い直して、受付をキャンセルし、歌舞伎座に向かった。

 そうまでして移動したので、時間に余裕があるだろうと思っていたが、そうでもなかった。
 売店で、唯一残っていた弁当を買って、席についたら、すぐに幕が上がった。
 友達は、遅れて到着したが、どうも、違う席に、しばらく気づかずに座っていたらしい。

 今回の演目は、「通し狂言『四谷怪談忠臣蔵』-仮名鑑双繪草紙-(かなでほんにまいえぞうし)三幕」。
 (三代目)市川猿之助の宙乗りが見事という前評判だった。

 私としては、宙乗りは、特に興味はなかったのだが、‘怖い話好き’な者として、「四谷怪談」に惹かれた。
 どろどろしたものを観てみたいと思ったのだ。

 しかし、“狂言”だからか、‘首がいくつも飛んだ’割に、‘どろどろ’はあまりしていなかった。
 首の飛び方があまりに滑稽で、笑いさえ起こっていた。
 ネズミが赤ん坊をくわえて走り去るなど、ショッキングな展開もあった。
 舞台上に、火の玉が現れた時は、感心した。

 それにしても、歌舞伎って、物語が、強引に展開することが多いように思う。
 偶然が重なるという出来事が多いのだ。「世間は狭い」とでもいうか。
 話を進行するために、そのようにアレンジされたというような感じがする。

 さて、物語をよく理解できているわけではないのだが、なぜ、その流れで宙乗りのシーンに突入したのかよくわからなかった。

 また、夜の部門だからか、たまたま、お話しがこういうものだからなのか、いつもはやたら入る幕間が、なかなか巡ってこなかった。約2時間ぶっ通しだった。

 一幕目がそろそろ終わる頃に、チャリンという音を聞いた。

 直感的に、指輪だと思った。
 指を探してみたが、やはり、指輪はなかった。
 ポケットを探したが、なし。

 いつ指輪を外したのか思い出せなかった。
 ハンドクリームをつけた時? 移動の電車の中で塗った際に、外したのだとしたら、随分長い間気づかずにいたということになる。
 ポーチやバッグのポケット、思い当たる場所を祈るような気持ちでまさぐったが、出てこなかった。

 もう、ショックだった。

 大切な指輪なのだ。
 10年くらい、ほとんど毎日身に着けている指輪。
 一番、愛着のある指輪。

 その指輪がなくなったら、もう、戻ってこなかったら・・・・今すぐにでも、立ち上がって、探したいくらいなのだ。
 でも、芝居は続いており、真っ暗闇だった。

 私は、先日亡くなった‘ばあちゃん’にお願いした。
 神様に祈った。
 すぐに見つかりますように。
 手を組んで、(心の中で)祈りを唱えた。
 幕間までの時間が、長く感じられた。

 照明が点いた瞬間、立ち上がった。
 友達がすぐに、「あったよ」と声をかけてくれた。

 それは、私の席の真下にあった。
 本当に良かった。
 座席に段差が設けられているため、私は、指輪がコロコロと、下に転がり落ちていってたらどうしようとか、いろいろ心配していたのだ。
 おとなしく、私の足元にとどまってくれたのは、本当に、幸運だった。

 神様、ありがとうございます!

 そんな、ドキドキのエピソードに見舞われたが、最後、本当に滝が舞台の上にできていて、水の中で立ち回りが行われた。
 大がかりな舞台は圧巻で、面白かった。

                       以上、みちょるびんでした!

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