こんにちは、みちょるびんです♪
【きままにSD!とは】
当「ぷぷっ・ピィ・DO」では、「1日1記事」を目標に、活動しているところです。
しかし、毎日仕事をしていると疲れてしまい、体力的にもなかなか難しい(- - ☆)。
そんなわけで、たまには気軽に「ショート・ダイアリー」をお届け♪
「ショート・ダイアリー」(Short Diary)、略して、SDです!
~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・☆~
ガウチョパンツを履いて夜の散歩に出かけた。
外出から帰宅し、いつものように、玄関の扉の内側についている2つのサムターン(鍵を使わずに施錠・解錠操作をするためのツマミのことで、親指(サム)でつかんで回すことからサムターンと呼ばれている)をそれぞれ施錠し、最後にドアガードもかけた。
靴を脱ごうと足元に目をやると、右足の裾上15cmあたりに黒いムシが張り付いているのが視界に入った。
一瞬、Gかと思い、悲鳴をあげた。
いや、だが、黒い。
すぐにGではないとは思い直したが、胴体が細長い甲虫類のように見えた。
得体の知れないムシ―――。
とにかく払いたくて、声を上げながら、パンツの裾をブンブン振った。
雨に濡れて閉じた傘をくるくる回すような要領。
だが、そこは玄関。
その場で払うと、ヤツの室内への侵入を許してしまうことになる・・・!!
それは何としても阻止しなければならない!!!
裾を振ったせいで、それまでピタッと微動だにしていなかったヤツが下の方に向かって這い出したのが見えた。
このまま足に伝ってくるかも!?
更なる絶叫。
隣の家にも聞こえているのではないかという考えが一瞬頭をよぎったが、漏れる声は抑えられない。
ドアを、ドアを開けなければっ!
だが、扉は今しがた厳重にロックしたばかり。
解錠しないことには外には出られない!
ヤツから視線を逸らすことで、ヤツの姿を見失ってしまう恐怖はあったが、かと言って、そのままヤツを家の中にいさせることはできない。
ドアに倒れ掛かるようにしながら2つのサムターンを回し、ドアバーを外した。
もどかしく、とても長い時間だった。
ようやく開いたドアの隙間から体の右半分を出して、右足を激しく振った。
裾を回転させるような感じでは効果がなかったので、空を蹴るようにして、無茶苦茶に足を動かした。
ポーンと黒いのが弾け飛んで、通路の上に着地したのが見えた。
直後にドアを固く閉じ、施錠した。
ヤツがパンツに張り付いている姿を確認してから、振り払うまでの間、ずっと叫んでいた。
扉を開けた時に、マンション中にあの叫び声が轟いていたに違いない・・・。
もう、ホラーでしかない―――。
一人、玄関に立ち、自分のあのヘンな叫び声を思い出して、恥ずかしくなって、笑いが込み上げてきた。
なぜに、冷静に静かに始末できないのか・・・。
20年ほど前に住んでいたマンションでGが出た時も、ヤツを仕留めるまでの間、終始奇声を発し続けていたことを思い出した。
あれからちっとも成長していない・・・。
以上、みちょるびんでした!