こんにちは、みちょるびんです♪
旅館のチェックインの際に夕飯の場所を聞かされてはいたが、その時は充電した携帯電話の回収だとかを行い、食事場所には自分の部屋から行くことを考えていたので、部屋名は聞き流していた。
それに、そういった情報が記載されたメモも渡されていたし、安心していた。
だが、そのメモは部屋に置きっぱなし―――。
そのためだけに部屋まで戻るのが面倒だったので、確かこのような名前だった・・・と当たりをつけて行ってみることにした。
うまい具合に的中。
17時になったら係の人が奥から出てきてテーブルに案内してくれた。
こんな風に食事の開始時間よりも以前に食事処の前で待機し、指定時間ぴったりに食事を始められたのは初めてであった。
食事の後に予定されている鵜飼観覧のためには、2時間後の19時までには旅館のロビーに集合することが求められていたし、美味しい食事を存分に堪能するためには早いに越したことはないのだ!
お酒好きの友人コウちゃんは、豪勢な食事を前にお酒も進んでいた。
乗船する観覧船にはトイレが設置されていないということを気にしていた割に、美味しそうにお酒を飲むのだから、そののびやかな性格が魅力だと改めて感じた。
食事を終え、ロビーに行ってみると、既に30人くらいのお客さんがソファを占領していた。
そのうちに名前を呼ばれ、乗船する船の名前を教えられた。客は二手に分かれるらしい。
改めて声をかけると言われ、また少しだけ待ち時間ができた。
コウちゃんは計画とおりに、出発の直前にも今一度用を足しに出かけ、万全の態勢で臨んだ。
19:15分頃、号令がかかり、皆でぞろぞろと旅館の地下に降りて行った。
食事と鵜飼観覧に急遽ジョインすることになったコウちゃん分の予約の件で旅館に電話した時に、船乗り場までは地下から行くという話を聞いていたが、正にその通りであった。
観覧船乗り場はちょうど旅館の裏手にあり、堤防の法面に設けられた裏口から高水敷に出られる仕組みとなっていた。
正直なところみちょるびんは、映画に出てくるような薄暗い秘密の地下道みたいなものを想像し、一人ワクワクしていたので、すぐに乗り場に到着してしまったことに少しだけ落胆した。
聞くところによると、鵜飼は川の増水時以外――雨の日も決行されるのだそうだから、これだったらあまり濡れることなく観覧船に乗ることができるわけなので、乗り場が地下でつながっているというのは大きな利点である。
最も、観覧船自体は、屋根はあっても吹き抜けの状態で、雨は容赦なく船内に入り込んでくるだろうから結局は雨に濡れることは避けられないだろうが☆
乗船の際に、観覧船の係の人にビニール袋を渡され、靴を脱ぐように言われた。
ビニール袋に脱いだ靴を収納しろという指示だった。
みちょるびんは一番奥の席をあてがわれた。
それはすなわち、船尾であることを意味していた。
まあ、席は座敷タイプだったから、端っこの方が足が痺れても気兼ねなく足を崩せるのでその方が都合は良かったんだけどね。
出船するまでの間、簡単に安全上の注意などの説明を受け、程なく船はスーッと水面を滑るように動き出した。
手を伸ばせば水に触れることができそうなくらいに川が近くて、なんだかそれだけで楽しくなった。
自然と笑みが溢れた。
日中に歩いた長良橋(「名古屋、長良川旅行!(9.長良川散策。)」)の下をくぐって川上に向かった。
金華山のてっぺんにはライトアップされた岐阜城が見え、きれいだった。
鵜飼は長良川の右岸にあるすぎ山ホテルの前で行われるようで、ホテル前の堤防の法面はたくさんの人で埋め尽くされていていた。
どうやら段が設けられ腰掛けられるようになっているらしかった。
観覧船に乗らずとも鵜飼の観覧は可能ということか。
この週末は夜市も開催されているのだそうで、すぎ山ホテルに並列する屋台の光が見えた。
なるほどね、みちょるびんの旅館がある左岸に対して、向こうの右岸ではそう言ったお楽しみもあるというわけだ。
鵜飼が終了する頃には夜市もお開きの時間になるのだろうし、左岸に立地する旅館の宿泊客は、わざわざ長良橋を渡ってぐるっとあっちの方まで足を延ばす・・・なんてことはしないのだろうな・・・。
それにしても、である。
たくさんの船が出ていることに驚いた。
30隻くらいはいると船頭さんが話していた。
数としては多い方ということらしかった。
中には船内で食事を楽しめるというタイプのものもあったようだった。
みちょるびんは、そういった食事付の観覧船に惹かれながらも、船の種類などさほど調べもせずに、すかさず旅館を通して観覧船を予約していた。
旅の出発までに時間があまりなく、観覧船の席が埋まってしまうのではないかという焦りがあったし、宿屋に訊いたら、鵜飼いに間に合うように夕飯のアレンジができるということでもあったので、すぐにその案に飛びついたのだった。
もう30年以上も前に、東京で乗った天婦羅が食べられる屋形船のことを思い出しながら、船内でどんな食事が出されるのか思いを馳せたりもした。
コウちゃんも同様に食事付の観覧船が気になるようであったが、コウちゃんの関心事は専ら、船にトイレがついているかどうかに集中していたのが可笑しかった。
あとで知ったのだが、一部の観覧船には確かにトイレが設置されているらしい。
しかし、トイレがない船のために、トイレ専用船の用意もあったんだとか!
観覧船が川岸に停泊している間は、利用が可能だったらしい。
俄然、みちょるびんも観覧船のトイレ事情に興味がわいてきた。
船内という狭い空間の中で手を挙げるにはなかなか勇気がいることだが、コウちゃんと二人でなら行けたかも知れない!?
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!


