ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その51:「まいレンジャー」(4)編)

投稿日:2020年10月6日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.ダンスをプレゼント

 ダンス教室に通い出して1年が経った頃、ダンスの先生のお誕生日会があり、先生に、ダンスのプレゼントをすることにしました。
 素人のダンス仲間に声をかけ、メンツもそろいました。

 使用を考えていた曲の振付イメージが、格闘技っぽい感じがあったので、先生のお名前
‘舞’(※仮名です!)と‘戦隊レンジャー’を掛けて、「デフォルメン隊、まいレンジャー」という体でダンスすることにしました。

 苦労して、ようやく、曲のCDを手に入れ、振付も形にし、Yさんは参加できませんでしたが、初の練習を行いました。
 面白いアイディアも出て、より、完成度が高まりました。

2.お誕生日会、2日前(日記)

 昨夜は結局、がんばって、ダンスの振付図解を描いた。

 発表2日前という状況下、やっぱり、Yさんが一度も練習できていないという点が不安だったし、他の二人の自主練のためにも、振りを確認できるものがあった方がいいだろうと思ったのだ。
 出来上がったのは、2時半過ぎ。
 寝たのは、3時だった・・・。

 今日は、初の4人全員での練習を、貸し会議室ですることになっていた。

 その前に、今日が初めてのYさんに、振付を教えたかったので、二人だけ、先に集まった。
 当初は、カラオケボックスでの練習を考えていたのだが、時間があまりないのと、実際混んでいて空きがなかったので、貸し会議室に向かった。

 貸し会議室に行ってみると、喫茶室として使用されていた地上階には、別会社の喫茶店が入っており、会議室のレンタルだけの運用になっていた。
 そのため、以前にはあった、待合スペースがなくなり、飲み物の注文を受けるカウンターバーに変わっていた。
 期待が外れた形だった。

 会議室の予約時間まで30分あり、時間がもったいなかったので、練習スペースを探して、廊下の奥の方に進んでみた。
 横を見ると、ドアの向こうが、エレベーターホールになっており、無人で、踊れるスペースが十分にあった。
 私たちは、そこで練習することにした。

 20分近く経った頃、作業服を着たおじさんがやってきて、
 「何やってんの? どこから来たの?」と質問された。

 おじさんは、ニコリともせず、
 「ちょっと、責任者に報告しないと」と言って、カウンターバーの方へ歩いていった。

 やばいなぁと思ったが、とりあえず、「一緒に来い」とか言って、どこかに連れていかれなかったのは、良かった。

 すぐ近くにあった女子トイレに入り、残りの時間を、トイレの中で復習した。
 トイレのドアが開くたびに、おじさんが怒りに来たのかと思い、ヒヤヒヤした。

 その後、予約していた会議室に移動したが、先ほどのドアノブには、厳重にガムテープが貼られてあり、隣へは行けないようにしてあった。

 4人での合同練習の方は、最初はボロボロで、昨日の練習の成果が活きてないような感じがして、ちょっと、ショックだった。
 しかし、2時間みっちり練習すると、随分良くなった。

 曲の間奏に入れた寸劇を、「‘まいレンジャー’が悪者を退治し、活躍する」から「窮地に立たされた‘まいレンジャー’が、舞先生に送ってもらったエネルギーをチャージすることで、ピンチを脱する」に変更した。
 実際に、先生に‘エネルギーを我々に送るジェスチャー’をお願いし、先生にもダンスに参加してもらうこととなり、より内容が良くなったように思う。この調子でいけばいいのだが。

 もう、私は、相当疲れていた。

 だって、仕方ないよね!!(つづく・・・)

                       以上、みちょるびんでした!

-ダンス!, 第一次仕事イヤイヤ期

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