こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【当時の日記からの抜粋】
1.ダンスの先生からの提案
ダンス教室の先生に、「好きな人に、ダンスしているところを見せるべき、(みちょるびんは)それが魅力的だから、(みちょるびんを)絶対好きになるはず」と言われた。
まーねー、ダンスしている私を愛してくれる人が、やっぱり理想だよねー。
(と言いつつ、「ぜい肉」になって床に寝転がってみたりしている姿を、気になる男子の前で披露する勇気は、さすがにないと思うのであった。)
2.清楚系先輩からの相談
今日のランチは、職場の女性先輩と二人きりだった。
いきなり「(みちょるびんは)相談できる男友達いる?」と訊かれ、戸惑った。
先輩曰く、「それくらい、いるでしょ」と友人に言われたそうで、他の人はどうかと思ったらしかった。
「相談できる人がいたら、好きになって、(既に)つきあってますよ」と答えた。
私の場合、男の人に相談するなんて考えられない。
私のこの漠然とした‘野望’は、説明できないし、理解もしてもらえないと思うからだ。
多くの男性は、「妻は妻らしく、付属品として、おとなしくしていてもらいたい」と思っているだろう。特に、私の周りにいる男性陣は、この手のタイプばかりだ。
誰も私に、ついてこられないのじゃないか。そんな気がするのだ。
それに、まだ、考えもまとまっておらず、野望ばかりが大きくて、話すのが恥ずかしいというのもある。
もし、私を気に入ってくれる男性がいるとしたら、それは、私の積極性じゃないかと思う。
前向きなところ。
1つの‘かけ’ではあるが。
3.以前に、同じ部署で働いていた女性先輩たちとの飲みの席で
入社当時に一緒の部署で働いていたお嬢のアルバイト‘ある子さん’は、先輩が知っている限り、同じ課の中の、3人の男性とつきあっていたそうで、飲み会の最中に、よく“消えた”そうだ。
「お酒は、判断を鈍らせるものだ」と、先輩たちが口々に言った。
「そういうこと(経験)はないし、どうやって皆が、ネンゴロになっているのか、知りたい」と私が言ったところ、「今や、その年で、この手は使えない」と一蹴された。
ま、本気で言っているわけではないがね。
それにしても、現実は厳しい。
恋人ができるなんて、本当、至難の業である。
4.鍛錬の場
デパートで買い物をしていたら、閉店の音楽が鳴り始めた。
そのとき私は、たまたま紳士服売り場を歩いていた。
店員が通路に並んで立ち、帰りゆく客に向かって「ありがとうございました」と頭を下げる。
たまにこういう場面に出くわすが、紳士服売り場では初めてだった。
さすがに男の店員が多く、イケメンに「ありがとうございました!」と頭を下げられ、行ったことはないが、思わずホストクラブを連想してしまった。
ちょっと居心地が悪かったが、男性に慣れる訓練にはいいかも知れない。
そう思うと、ちょっとおかしかった。
以上、みちょるびんでした!