こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
1.夜も眠れないほどの痛み
右肩に異変を感じてから、何度か、行きつけのマッサージに行ってみたりしていました。
仕事でPCを使うし、当時、趣味でも、週末は一日中、PCに向かっていた日もあったので、きっと、PCに向かう時間が長いから、このような事態を招いているのだと思っていました。しかし、そのうち、寝ている間も痛みを感じ、寝返りするにしても痛過ぎるから、意識的に右肩を避けなければならないということが起こり出だしました。そうなると、眠りも浅くなり、睡眠不足が続きました。
マッサージに通っても、ちっとも改善されないので、そのうち、‘腱鞘炎’説も出てきました。
みちょるびんは当時、まだ三十代でしたし、周囲にも四十肩を患っているような人はいませんでしたし(あるいは内緒にしていた!?)、運動(ダンス)もしていたし、誰も、みちょるびんが、四十肩であろうなど予測できる人がいなかったんですね。
痛みが出てから、2・3か月が経ち、良くなるどころか、ますます痛みも進行するし、自分でも、ちょっとまずいなという気持ちになってきて、いよいよ、病院に行った方がいいのかなという焦りが出てきました。
しかし、なかなか、初めての病院の門をたたくのは、勇気がいりました。
2.苦い思い出
みちょるびんは、初めて行った病院(整骨院)で、苦い思い出があります。今振り返ると、あれは、悪徳整骨院だったのではないかと思います。
その昔、みちょるびん(20代前半)は、腰を痛めたことがありました。
ある朝、歯磨きをしていて、口をゆすごうと中腰になったとたん、腰に激痛が走り、そのままの姿勢で、ベッドに戻らざるを得なくなりました。みちょるびんは、腰が痛くなった原因に、思い当たるところがありました。数日前に、友達と行ったゲームセンターで、悪者を射撃するというゲームに夢中になり、長時間、中腰の姿勢でいたこと、そして、その翌日には、終電に遅れそうになり、猛ダッシュしたこと。どうやらそれが、まずかったようでした。
仕事もあったし、とにかく急いで電話帳(!)で調べて、家の近所の整骨院に行きました。普通に歩くことができず、10cmくらいのスリ足で前進するといった状況でした。
初めて行ったその整骨院は、不思議な仕組みでした。
衝立などの仕切りのないところに、お医者さんが横に数人並んでいて、まるで、小学校のときの健康診断を連想させるような作りでした。他に男性患者もたくさんいる中で、お構いなしに「腰を出せ」と言われて、驚きました。
診断の結果、腰椎椎間板ヘルニアと言われました。
みちょるびんは、その後、同じく、仕切りのない、たくさんの診察台が並ぶ部屋に通され、他の男性患者と一緒に’針’を受けました。そのときも、やっぱり配慮がなくて、うら若き乙女的には、恥ずかしい思いをしました。
しばらく通院するように命じられましたが、いくら家の近所とは言え、仕事をしながらでは難しいと思ったので、転院のため、紹介状を書いてほしいとお願いしましたが、渋られました。
その後、改めて、別の病院に行きましたが、そこでの診断は、単なる‘ぎっくり腰’で、‘さらし’と湿布を処方されただけでした。
思い起こすと、あの整骨院ではレントゲンは撮られませんでしたし、そこにいた患者全員が、ヘルニア診断されていました。そして、紹介状作成を渋ること自体、何か、後ろめたいことがあったのではないか、そんな風に感じます。
そんなこともあり、誰か、いい病院を知っているのであれば、紹介してもらうにこしたことはない、という気持ちが、みちょるびんにはあったのです。
3.いいところ
そんなある日、つるさん―みちょるびんをユニークなダンス教室に誘ってくれ、ダンスに夢中になるきっかけを作ってくれた、みちょるびんの恩人―に相談してみました。
つるさんは、「いいところ知っているよ」とおっしゃり、早速、予約を入れてくださいました。みちょるびんはもう、本当に困っていたので、信頼のできるつるさんに相談してみて良かった、そう、心から思いました。
そうして、みちょるびんは、つるさんに連れられて、和尚さんを訪問することになったのでした。
以上、みちょるびんでした!