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「エッセイ」なんでぇっせぃ! ―6

投稿日:2022年4月26日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです。

 「1日1記事」投稿、「1回2000文字」という目標に縛られていたばかりに、‘他者に見られる文章’を書くということが手薄になっていたみちょるびん。
 「ダカーポの文章上達講座―実用的な文章を上手に書く―」(1995年4月20日、ダカーポ編集部編)を読んで反省させられました。

 さて、同書では、「原稿を書く場所」についても言及されていました。

 せっぱつまれば、いつ、いかなる場所でも文章は書ける。要は集中力である。今はなき花登筺さんは移動中の新幹線の席でも書きつづけ、各停車駅に編集者を待たせていたというし、紀行番組に出演することの多い立松和平さんは、飛行機が書斎がわりになることがしばしばだという。
 しかし、これらは例外中の例外、一流の作家といえども書きおろしをする際、あるいは書くことに行き詰れば気分転換をかねてホテルや旅館、別荘にこもる。

        「ダカーポの文章上達講座―実用的な文章を上手に書く―」より

 そう、テレビドラマなどの影響もあり、一流作家は、熱海の旅館などに滞在して小説を書いているというイメージがあります。
 あるいは軽井沢の別荘とか。

 こうなってくると、ホント、憧れです。

 みちょるびんも、書くために旅館などに滞在してみたいという願望を持ったことがありました。
 みちょるびんの場合、‘書くもの’と言うと「日記」だったのですが☆ 

 みちょるびんは、12年間くらい、日記をつけていたという実績があります。(「『ニッキィスト』宣言」)
 日を空けずに、何かしらその日にあった出来事を書くという信条で取り組んでいました。
 しかしそれは、必ずしも毎日の行いではありませんでした。
 ざらに1ヶ月、下手すると2ヶ月くらい、日記を溜めてしまって、そのキャッチアップに、相当集中しなければならなくなったということも経験しています。

 そういう状況下で、三度三度、おいしいご飯が出てきて、いいお湯に浸かれる環境が用意される――なんて、最高じゃないですか!?

 しかし、仮にそういった環境を用意できたとしても、貧乏性なみちょるびんは、ついつい観光に出かけたくなり、結局は旅行を満喫することになるんですよ、実際は。
 出かけた先の宿屋で缶詰めになった・・・なんてこと、記憶にないですね。

 あ、一度だけ、去年一時帰国した時の14日間の自主隔離!!
 (「続、自称『カミングアウト』。」)

 あれは最高だった。
 ‘ぐうたら’することが公認されている時間なわけです。
 楽しかったなぁ。
 でも、あんなに時間があったのに、溜まっていた日記を完了できなかったのはなぜだったのか・・・、不思議。
 久しぶりの日本のテレビ番組やネットショッピング等、魅力的な誘惑がたくさんありましたからね・・・。
 せめてあと、もう1週間あれば、制覇できたと思うのですが!

 宿泊施設を利用する場合は、物見等を含めた「娯楽の時間」という助走期間も計算に入れ、かなりの日数を用意しなければ、本題の「書く」という作業までこぎつけないというような気がします☆

 だけど、あまりにも日記が溜まりすぎて、これ以上溜まると処理しきれなくなる!と、自分の中で危険信号が発せられると、もう書かざるを得ない。
 それに、そういう時はだいたい、経験した面白い出来事を早く書き留めたいという欲求が働いている、気分が盛り上がっている時でもあるのです。
 また、追い打ちをかけるように、その先に更なる面白そうな出来事が予定されている場合は、更に落ち着かない。

 過去の出来事を日記に書いてしまわないうちは、「‘未処理案件’を忘れないようにしなきゃ」という意識が働くようで、新しい事柄におちおち安心して集中、堪能できない・・・という、そんな妙なことが自分の中で進行するのです。

 だから、そんな時は、一刻も早く解放されたいという気持ちが高まり、書くことに駆り立てられるわけです。
 そうなると、仕方がないから、どこででも書きました。

 それこそ、一流の作家並みです。
 新幹線の中でだって書いたし、飛行機の中でだって!

 そうそう、船の中で書いたこともありますよ。
 船旅に憧れて、飛行機だと1時間で行けるところを敢えて船で移動したことがあり、自分を見つめ直す時間にあてようと、センチメンタルに臨んだことがあったんです。
 でも、持ち込んだ漫画など読んでしまって、あんまりそういう気分にはなれませんでしたね。
 とは言え、生バンドの演奏を横目に、バーのテーブルで「日記」を書いたという実績はあります。

 「移動中」はもちろんのこと、交通機関に乗り込むまでの待ち合い、空港のチェアでも書きました。
 ‘待ち合い’で思い出すのは、当時よく駆け込んでいた眼科というのもありましたね(「赤目注意報(眼科編)」)。

 これらは、他にすることのない「移動している時間」「待っている時間」を有効活用したという感じ。
 だからこそ、かえって書くことに集中できたということがあったのかも知れません。

 飛行機の席はまだ、プライベートな空間をキープできるように思えますが、新幹線は意外にたくさんの人が通路を行きかいます。
 そんなところで、座席のあの小さいテーブルいっぱいに筆記用具を広げて何かぐにゃぐにゃ小さい文字を並べるのですから、横に座った人は気になるみたいで。
 しかも、いっちょ前に「‘物書き先生’御用達の万年筆を使う」ときてましたから(「憧れの万年筆Ⅰ」「憧れの万年筆Ⅱ」)。

 何度か視線を感じたことがありましたので、みちょるびんのことを小説家か何かと思ったかも知れません。
 でも、書いていたのは、ごく個人的な「日記」だったんですけどね!

 お昼休み、職場の近くのカフェでサンドイッチを片手に書いたこともあったし、仕事が終わって、家の近所のファミリーレストランにも入り浸りました。

 たかだか「日記」のために、ここまで情熱を注ぐ人、そうそういないでしょう。

 みちょるびんは、やっぱり、書くことが好きだったんでしょうねぇ。

                             以上、みちょるびんでした!

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