第一次仕事イヤイヤ期 観劇・展覧会・セミナーなど

第一次仕事イヤイヤ期(その40:「経験値的鑑賞法2」編)

投稿日:2020年9月21日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.歌舞伎について

 また、別の「歌舞伎」鑑賞したときの昔の日記を見つけました。
 今度は、演目には‘舞’がなく、ガッツリ、‘物語’で魅せるという内容でした。

 歌舞伎では、台詞で使われている言葉に馴染みがなく、何を話しているのかチンプンカンプンという状況も起きるため、予め、どういうお話しなのかを予習していくと、より、理解を深められると思います。

 みちょるびんは、いろんなことに関心がある割に、忙しさにかまけ、予習する時間がなかったというパターンが多いので、体当たりで鑑賞するということが実に多いです。
 それはそれで、出てくる感想は、驚きを伴った率直なものになってくるわけですが、果たして、自分の‘身’になっているのかとなると、少々、疑問が残ります。

 観劇料は決してお安くはないので、予習していって、くまなく堪能するということが理想的と思いますが、でも、とりあえず、どんなものか、体験してみるということも、大切だと思います!

 まぁ、言い訳でしかありませんが、全然参考にならない、全然発表できるレベルにない、素人みちょるびんの、歌舞伎のぐだぐだな感想をご紹介します。
 歌舞伎を楽しんでいる人、全員が全員、高尚とは限らないのです!!

2.ある日の「源平布引滝『実盛物語』(一幕)」鑑賞日記

 今日は、いつもより少し早起きをして、歌舞伎を観に行ってきた。
 今回の演目は芝居のみだったので、舞を観たかったなぁというのもあったが、芝居は芝居で面白かった。

 まず、よく聞いていると、結構面白い台詞があった。

 覚えようと思ったが、覚えられなかったのがくやしいのだが、「しち●●●」って言っていたのが面白かった。
 「しち面倒くさい」の“しち”と同じ活用だと思うが、なんにでも“しち”をつけて可能なのか? ちょと、活用してみたい。
 その他、“おいぼれ”や“かたじけない”、“ありんす”等、新鮮に思えた。

 それから、ストーリー展開も現代ではありえないもので、かなり衝撃的だった。

 例えば「実盛物語」。

 川から流れ着いた、女の‘かいな’(片腕)を子供が見つけ、家に持ち帰るのだが、実はそれは、その子の母親のものだったり。
 タイミングよく、片腕を無くした母親の亡骸が山の中で発見され、家に運ばれてきたり。
 片腕を体に合体させると生き返るかもと実行し、実際に、一瞬、目覚めて語り出したり。
 亡き源氏方の木曽義賢の子を身ごもる葵御膳を探しに来た瀬尾十郎が、でも、実は、母親を殺されたという子の祖父だったり。そして、先ほどまで敵対していたその子のために、自らの首を与えたり。

 とにかく、衝撃的なのだ。

 また、葵御膳が子供を産んだと言って、正体不明の拾ってきた片腕を、‘産子’として差し出したり。
 過激ではないか!

 首を切り落とすシーンは、どう表現するのか興味があったが、首を切られた瞬間、くるっと一回転、演者が前に宙返りして倒れこみ、黒子がすかさず、隠し持っていた首(人形)を床の上に転がし、当の倒れた本人の顔の上には、黒い布をかぶせて、その首をなきものにした。

 また、その後、出番の済んだ死体役の人たちは、黒い布を大きく広げた黒子に包まれるようにして、舞台の袖に退場していったりと、合理的というか、さばさばしているのだ。

 本来なら、腕のちぎれた無残な母親の亡骸と、首を切り落とされたばかりの血だらけの死体があり、血の海になっていて凄惨であるはずなのだが、どんどん観客の意識を次の話題に向けさせ、笑いまで誘っていた。

 本来、考えられないことではないか!?
 そして、あまりにも子供がむじゃきだった・・・。

 最後、実盛が退場するシーンでは、私のお気に入りの‘馬’が出てきた。

 今回は、花道の上の方の席に座っていたので、体を乗り出せば、花道を真上から覗くことができた。
 上から見た馬は、特に、頭部が本物そっくりで、相変わらず、前足役と後ろ足役の人の息がぴったり合っていて、楽しかった。

 その日の夜、まだ歌舞伎を観たことがないという友人に、歌舞伎の面白さを問われた。
 その時は、うまく答えられなかったが、現代にはないストーリー展開や、黒子の働きなどがユニークなのかも知れない。

                       以上、みちょるびんでした!

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