こんにちは、みちょるびんです。
【ケース1】 -ある日の日記-
21時少し前に仕事から帰宅し、スナック菓子をつまみながら、お気に入りの連続ドラマの最終回を観た。
1時間ほど経ったところで、後輩のQちゃんから電話があった。
「Aちゃんのことで相談がある」と言う。
話が長くなりそうだったので、「申し訳ないが、こちらから(ドラマの終了後)、改めて電話する」と言って、一旦、電話を切った。
そして、折り返し、電話してみたら、案の定、重い話。
Qちゃんが、2日前にAちゃんにメールした時、Aちゃんは立って歩くこともままならない状態で、会社も休んでいるということだったらしい。
その後、メールを送っても、返信がないため、大丈夫だろうか・・・というもの。
Aちゃんが体調不良であるということは、私も人づてに聞いて知っていた。
そんなに悪いのか?
一人暮らしをしているようだし、一人、部屋で倒れていたらどうしよう・・・という不安もよぎる。
それにしても、何故、今頃なのだろう?
連絡が取れなくなってから、もう2日程が経つというのに。
そう思った。
Qちゃんは、気の優しい子ではあるが、少し、物事を大袈裟にする傾向にあるように感じる。
他人のことを心配し過ぎとでもいうのか。
もちろん、それだけ相手に対し、近しい気持ちを持っているのかもしれないが、’前回’の一件もある。
あの時も、別の人のことで、ずーっと電話で話をする羽目になり、就寝するのが遅くなったのだった。
今回も・・・?
正直、相談されても、困る内容である。
Aちゃんは遠方に住んでおり、我々が駆けつけるわけにはいかないからだ。
では、Aちゃんの自宅に連絡してみようということになったが、二人とも、その連絡先を知らなかった。
それで、手分けして、Aちゃんを知る共通の知人に照会したのだが、結局わからなかった。
改めて、なぜ、この時分なのかと思った。
いくら、私が、「後ほど(ドラマの後)」と言って待たせたからとは言え、もっと早くに、アクションを起こせなかったのか。
こんな風に騒ぎが広がるのも、Aちゃんにとって、好ましいことではない。
結局、他に為す術はなく、とりあえず、Qちゃんがもう一度メールしてみるということで落ち着いた。
「とにかく、返信してちょうだい」と。
翌朝、Qちゃんよりメールが来ていた。
結局、あれからすぐにAちゃんと連絡がとれ、明け方4時まで話をしていたという(Qちゃんは、今日は、仕事が休み)。
最初から、そうしていたら、良かったのだ。
人騒がせな。
まぁ、Aちゃんに何事もなく、良かったが。
二人は、今週末に、改めて会って話すことにしたらしい。
私は仕事があることを、Qちゃんは知っていたので、この会合には声はかからなかったが。
Qちゃんは、たぶん、このような、’お悩み相談的なこと’が、好きなのだろう。
【ケース2】 -それから約2週間後の日記-
何となく、頭が重い感じ。
赤目(結膜下出血)の前兆ともとれる今日は、早く寝るつもりだった。
それなのに、結局、Qちゃんの電話からは、免れられなかった。
正直、体調が悪く、話を聞くのも、するのもつらかったのだが、対応した。
それは、恋愛相談だった。
私があれだけ反対したのに、Qちゃんは怒りの感情にまかせて、’片思いしている彼’のことを責めてしまい、彼との間に隔たりができてしまっていた。
ところが、ひょんなことから、彼と再び、接点を持つ機会が生じたらしく、そのことが、Qちゃんに、期待を持たせたようなのだ。
前回、彼から決定打が放たれ、とても事態が好転するとは思えない状況であった。
それなのに、Qちゃんは、彼との間に、偶然にもたらされたその’接点’を、まるでそれが’運命’であるかのように錯覚し、一人、ときめいているのだ。
恋にありがちな、’幻想’である。
本当に、私は、第三者であるから、こうやって冷静に考えられるのだ。
きっと、Qちゃんに対し、相当、厳しいことを言っているはず・・・。
あれこれQちゃんと話をしながら、そのうち私は、途中でうんざりし、どうでもいい気分にもなってきた。
彼女自身が、気がつかない限り、私が何を言っても、「でも」「でも」の繰り返しなのだ。
じゃぁ、こんなに遅い時間に電話してきて、私に一体、何を求めていると言うのか!?
そんな怒りも湧いてくる。
きっと、Qちゃんは、私に肯定してほしかったのだろうが。
最後はうまい具合に、Qちゃんが目指している’将来の夢’を思い出させて、そちらに集中するよう、説得することができた。
’運命の相手とは到底考えられない彼’に振り回され、Qちゃんの大切な人生の目標の一つが達成できないとしたら、そんな残念なことはない。
現に、目標に集中できなくなってしまっている彼女に対し、後悔だけはさせたくないと思った。
気持ちを切り替えるのは、とても大変なことだとは思う。
私自身も感情に流されやすいタイプであり、Qちゃんのつらい気持ちは、多少なりともわかるつもりでいるから。
結局、私は、とても迷惑に思いながらも、夜中の2時まで電話につきあった。
きっと、そういうことすら、Qちゃんは、自分のことで精一杯で、気づかないでいるに違いない。
いずれにせよ、Qちゃんにとって、あと3週間が正念場。
夢の実現のために、がんばってほしい。
【ケース3】 -それから約5カ月後の日記-
夜はQちゃんから、予約のあった相談の電話を受けた。
新たに、気になる彼が現れ、その彼のことをどう思うかという話だった。
少し複雑な事情があったので、1時間程、私は、結構、真剣に意見を述べたわけだが、「いろんな人に話を聞いてみようと思っている」と言われ、がっかりした。
だったら、こんなにしゃべるんじゃなかった。
「One of them」(大勢の中の一つの意見)にされるものを、明日も仕事だと言うのに、時間をかけ過ぎた。
何か、そういうところがQちゃんは、自己チュー(中心的)なんだよね・・・。
電話を早く切り上げるつもりでいたのに、他の先輩にも指摘されていたQちゃんの注意点につき、自ら話題を振ってしまい、結局また、2時間以上話したのだった。
【ケースX】 -その年の忘年会の日記-
私は、今日は、とてもQちゃんに腹が立った。
忘年会の席で、「悩みを抱えているでしょ」と、その場にいた人に指摘され、不愉快そうだったQちゃん。
これまで私は、Qちゃんのことを不憫に思い、優しい言葉をかけ、元気づけてきた。
それなのに、今日は、ちょっとバカにしたようなもの言いをされ、終いには、私が以前かけた言葉を、まるで、最初からそう思っていたかのような、自分の発言であるかのような振る舞いであった。
あの時は、Qちゃんのことを、とても心配したものだったが、それも、まるで何でもなかったかのような言い方をするので、無性に腹が立った。
結局、この人は、本当に、何も考えていないのかも知れないと、そう思った。
相手の都合などお構いなしに、夜遅くに電話してきては、聞く耳もないくせに、だらだらと相談し、先日などは、「他の皆にも訊いてみる」だもの。
あれだけ巻き込んでおいて、こちらも親身に対応したのに、’参考程度の扱い’にするとは、失礼極まりないではないか。
そんな、蓄積していたイライラが、今日、一気に爆発した感じ。
誰かにこの怒りをぶちまけ、話を聞いてもらいたかったが、そんなチャンスもなく、この苛立ちを、私は一人、家に持ち帰ることになった。
今後、彼女の相談に親身になることは、やめようと思う。
本当に。
とは、言え、今日は、忘年会だったんだよなー。
水に流そうって日なのにね・・・。
困ったものだ。
ちょっと、反省。
以上、みちょるびんでした!