こんにちは、みちょるびんです。
ここ数日間、「KARATZ GemMagazine」が実施したインターネット調査「KARATZ・みんなのアンケート『誕生石にまつわる意識調査』結果発表!」を掘り下げることに熱中しているみちょるびん。
今回はとりとめもない、みちょるびんの偏見にまみれた勝手なつぶやきです。
まず初めに、みちょるびんがこの意識調査に多大なる関心を持った経緯をお話します。
みちょるびんは、高度経済成長期やバブル景気というような好景気の時に、まるで景気に比例するかのように、オパール産地の日本向け輸出が多かったということを知り、また、それを裏付けるかのように、みちょるびんが所有する宝石本の中で、専門家の方が口をそろえて「日本人女性は部類のオパール好き」と指摘されているのを見ました(「新☆誕生石!(26:10月の誕生石)」)。
特にみちょるびんが着目したのは、オパールの日本向け輸出のピークだったと言われる1960年頃。
当時の本や雑誌等では確かに、ダイアモンドと3大宝石(ルビー、サファイア、エメラルド)と並んでオパールのジュエリーが紹介されていたような印象を持っていたので、みちょるびん自身も「当時はオパールが人気だったのかな・・・?」と、漠然としたイメージを持っていたんです。
だから宝石専門家の証言を見るたびに、「やっぱり!」と確信を深めた次第です。
そして、最近購読した崎川範行著の「宝石」(1963年、保育社)、「宝石 ジェモロジー」(1988年、保育社)で決定打が放たれた――これはもう、紛れもない事実と考えています!(「(続)新☆誕生石!(10月:オパール)」)
それでね、じゃぁどうして「オパール」なのかな?という疑問を持って、みちょるびんなりに考察してみたのですが(「(続)新☆誕生石!(10月:オパール)(2)」)、「当時、オパール好きの、皆の憧れの有名人がいたんじゃないか」と考えてみたんです(「(続)新☆誕生石!(10月:オパール)(3)」)。
結局、ネットではそういう方を見つけられず、行き詰ったんですけど☆
ただ、その調査の中でみちょるびんが感じたことは有名人には‘ダイアモンド好き’が多いらしいということ。
たまたまネットで、デヴィ夫人のジュエリー・コレクションを紹介する動画を見つけまして―――。
そこではダイアモンドのパヴェがぎっしりとちりばめられた、芸術品とも呼べる見事な‘モチーフもの’のブローチが紹介されていました。
デヴィ夫人が、ダイアモンドが格段に好きというようことを話されていて、同コレクションのインパクトが強烈だったということもありますが、お金持ちの有名人は皆、ダイアモンドに走るのかなぁという印象を抱いたのでした☆
ダイアモンドには、その石が持つ特徴から「永遠」「不屈」「気高さ」「繁栄」というようなイメージがありますし、ビジネスマンや人気商売の人などが、ダイアモンドを縁起のいい宝石として所有したくなるのだとしたら、それはうなずけることではないかと勝手に想像しております。
さて、ここに来てようやくKARATZの意識調査の結果発表―――。
そんな根強い人気のダイアモンドですが、ダイアモンドを誕生石に持つ4月生まれの方々の「自分の誕生石をどう思うか」という問いに対して「好き」と回答したのは真ん中くらい(第6位)という微妙な結果でした(「誕生石にまつわる意識調査!(2)」)。
まぁ、「あまり好きではない」は第10位であったので、決して悪い結果ではないのですが、他の宝石に比べると霞んでいるといった印象をみちょるびんは持ちました。
「もし自分の誕生石を変えることができたなら、どの宝石が良いか」という質問でも、順位は第5位。
もっと出てくるかなと予想していただけに、ちょっと拍子抜けた感じ。
アンケートでは、一人1石までの回答等の条件をつけたのかどうか、そういったところも気になりますが、10代~60代の宝石好き568人のお答えは、以下のとおりでした(第4~第7位には%の明記がなかったので、みちょるびんがサイトに示されていた棒グラフから予測した数字となっています)。
【もし自分の誕生石を変えることができたなら、どの宝石が良いか】
第1位:タンザナイト(12.9%)
第2位:アレキサンドライト(12.3%)
第3位:サファイア(10.0%)
第4位:オパール(6.2%?)
第5位:ダイアモンド(5.8%?)
第6位:ガーネット(5.1%?)
第7位:スピネル(5.0%?)
●以下、第6位以降の順
アクアマリン→エメラルド→ルビー→トルマリン→アメシスト→ヒスイ→ペリドット
→真珠→トパーズ→シトリン→ムーンストーン→トルコ石→サンゴ→ラピスラズリ
●特にない(変えたくない)(7.6%)
●その他(6.2%)
【その他の回答で多かった石】
スフェーン(0.7%)、フローライト(0.6%)、アイオライト(0.5%)、
ベニトアイト(0.5%)、アメトリン(0.4%)、ゾイサイト(0.4%)
「その他の回答で多かった石」を見ると、一般ではあまり知られていないような‘通好み’な石が勢ぞろい。
さすが‘宝石好き’さん!
KARATZさん関係の宝石自慢(?)をされていたtwitterを見て感じたのですが、ダイアモンドの登場はむしろ少なく、逆に珍しい色石が多いということ。
しかしこの現象に対しては、実はみちょるびんは違和感はなかった。
なぜならみちょるびん自身、宝石好きになったきっかけは「色石」であり、‘宝石好き’さんが、あれこれ珍しい石を所望する気持ちはとても理解できるから。
特に、光学的特殊効果がある石!
この手の宝石は、石によって表情が異なるのは当たり前。
例えば、第4位のオパールなんかは、そのいい例じゃないかと思います。
沼にハマると、抜け出せなくなってしまう石の1つではないか!?
KARATZさんの意識調査で健闘しているオパールに驚きつつも、でも、納得の結果なのかなと思いました。
そしてやっぱりオパールは人気なんだねと再確認。
1960年当時、「三種の神器」と謳われたカラーテレビの世帯普及率は、1968年(昭和43年)でもまだ4.4%。
そんな時代に、いくらオパールが爆発的に人気だったからと言って、一般の人がオパールをいくつもコレクションできたとは思えない。
つまり「‘オパール通’がたくさんいて、それが消費につながった」ということではないのだと思う。
と、なると「オパールはご婦人のたしなみとして1つは持っておくべし」というような、何かしらのプロパガンダがあったという疑いも出てきますね・・・☆☆☆
以上、みちょるびんでした!