こんにちは、みちょるびんです。
【はじめに】
ある年の夏に、仕事で、シンガポールに出張したことがありました。
仕事の合間に、少し、自由な時間があったので、その時間を有効活用して、みちょるびんは、初めてのシンガポール滞在を満喫しました。
今回は、シンガポールに行くまでの間の、思い出話をご紹介します。
【出張の2日前の思い出(日記)】
夜、故郷の母・マミーから電話があった。
ホテルから掛けているのだとか。
実家のある地元では、台風が迫っているのだそうで、両親は、昨日から、ホテルに避難しているのだそうだ。
家が古く、台風が来たら、ひとたまりもないというので、このところ、台風の襲来の度に、両親は、こうやってホテルに避難するようになっていた。
ホテルのチェックアウトの時間は朝10時らしく、マミーは、明朝の台風の行方を心配していた。
どうも、天気予報の感じでは、明晩もお泊りになるのではないか?
3泊で、ピィ万円!!
すごい・・・。
いずれにせよ、実家に被害が及ばないことを祈る。
(死んだ)ばあちゃん、よろしく頼む!
【出張前日の思い出(日記)】
明日からシンガポール出張に出かけるので、今日は、その準備のため、私は、急いで帰宅するつもりでいた。
しかし、なかなか思うようには’こと’が運ばなかった。
数日間、職場を留守にするため、同僚に仕事を引き継がねばならず、また、イベントを控えていたこともあり、思いの外、時間を要した。
そんな具合で、帰宅したのは、夜中の2時。
それから、パッキングを始めた。
今回は、思っていたよりも、荷物が多くなった。
容量の大きな、P様(みちょるびんが大好きなイタリアンブランド)のキャスター付ボストンバッグでも良かったかも知れない程の量。
しかし、破れて、変なワイヤーが飛び出しているあのボストンを持つのは、さすがに、仕事関係者の前では恥ずかしい。
いくら、天下のP様と言えどね。
いや、P様だからこそ、哀れかも知れぬ・・・。
それに引き替え、機内持ち込み用として準備しているバッグが、いつもより軽いのはなぜか。
何か、忘れ物しているのかな??
結局、床に就いたのは明け方4時。
6時半には起きなければならないため、2時間半の睡眠である。
つれぇーっ!!
少しは機内で寝られるといいのだが。
約2週間後に控えるライブで踊る新曲を、繰り返し聴いて、覚えるようにしていたが、少しずつ耳に馴染んできた。
出張中は曲を聴く手立てがないので心配だったが、何とか大丈夫そう。
最後に、懸念していた台風は、故郷にも寄ったようだ。
被害状況を伝えるテレビニュースでは、特に、故郷については取り上げられていないようなので、無事だったよう。
それでも、両親の声を直接聞くまでは、心配である。
【出発当日の思い出(日記)】
朝。
部屋のカーテンから、明るい光が漏れていた。
晴れたようだ。
台風の速度が遅いと聞いていたので、あまり心配はしていなかったが、台風の影響はあまりないようだ。
出発予定の30分前、配車してもらっているタクシーの運転手さんから電話があった。
日暮里までの道が混んでいるので、もう10分、出発を早めた方がいいのではと言うものだった。
心持ち、早めに家を出た。
7時半過ぎの出発。
日暮里発特急列車は、その約1時間後の出発を予定していた。
なのに、運転手さんは、電車の時間に間に合うか、とても心配していた。
近くの幹線道路に出た瞬間、「お客さん、強運ですね!」と運転手さんに言われた。
車道には、車が全くいなかったからだ。
運転手さん曰く、私を迎えに来る時、この道を通った際は、途中、車が列をなしていたのだとか。
この報告に、私も半信半疑でいたが、しばらくすると、運転手さんが話したとおりで、渋滞は避けられない状況だということがわかった。
調子に乗って「私、強運なんですよ」と同調するのを控えておいてよかった。
途中、運転手さんは、「大丈夫かな・・・」と不安そうにしていたが、実のところ、私はあまり、気にはしていなかった。
「きっと、間に合う」と信じていたから。
「私は、’そこそこ’運がいいんですよ」と言って、運転手さんを安心させてあげたかったが、本当に遅れてしまった時が恥ずかしいのでやめた。
結局、タクシーは、いい塩梅に駅に到着した。
もちろん、運転手さんの機転で、ルート変更を行ったという功績も大きいが、やっぱり、大丈夫だった。
だってねー。
(死んだ)ばあちゃんが、私を遅らせるはずがないと思ったのだ。
仕事の時のバックアップは、いつも強力なのだ。
もちろん、それに甘んじていてはいけないのだが。
それに、心強い’ぬいぐるみたん’もいるしね!
仕事ではあるが、楽しい旅にしたい。
以上、みちょるびんでした!