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ギラギラ!?

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 こんにちは、みちょるびんです。

 みちょるびんは、小さいもの好き(「ご趣味は? PartⅧ(小さいもの好き)」)。

 例えば、因幡地方最古の岩井温泉の温泉街の一角にある「おぐら屋」さん制作の干支などはお気に入り。
 「おぐら屋」さんの木彫人形は全体を挽物細工で作り、泥絵具で彩色しているのだそうで、愛嬌があってかわいらしい。
 一つ一つ手作りされているので、少しずつ表情が異なり、ぬくもりがあります。

 「おぐら屋」さんを訪れた時の日記がありましたので、ご紹介します。
 鳥取旅行では元々、みちょるびんは「おぐら屋」さんを訪れる計画でいたようなのですが、‘本家’に行く前に鳥取で小洒落た民芸品屋に引っかかってしまい、既に家族分の干支を購入していたようです。

【20年近く前の、ある夏の日記】

 雨は相変わらず続いていた。
 雨の中、岩井行きのバスを10分近く待った。

 ひさしなどなく、本当に雨の中を待たねばならなかった。
 荷物は重いし、雨に濡れるし、心からバスが待ち遠しかった。

 そうやって岩井温泉に到着した。
 小さい街。

 旅館にチェックインして、荷物を置いたらすぐに「おぐら屋」を覘いてみた。
 かわいい干支が気に入ったのだ。
 既に鳥取で購入していたが、何か他にもあればと思って―――。

 残念ながら干支しかなかったが、おじさんが一人で作業をしていた。
 もう50年も同じスタイルで作っているのだって。
 今も変わらずに、50年間も作っているだなんてステキ。

 来年の干支を今から少しずつ用意しているのだと言う。
 本当に1つ1つ手作業なんだなー。
 考えてみると、毎日毎日、トリを作っているのか・・・。

 なかなかできることではない。
 やっぱりすごいことである。

                       みちょるびんの昔の日記より

 実際に、作っているところを見るとより愛着も湧く。

 その後、15年くらいしてから東京の民芸品屋でまた「おぐら屋」の干支を発見。
 うれしくなりました。

 そういえば「おぐら屋」さんの干支は、年賀切手の図案にも採用されています。
 1回目は昭和39年度年賀切手(辰:記事「特殊切手発行(宝石・鉱石~自然の芸術~)!」のアイキャッチ写真がそれです!)で、2回目は平成3年度(未)。

 2回目のことは、ついさっき知りました!
 「おぐら屋さん」のことを紹介しているサイトをたまたま見つけ、知ることとなりました。
 そこには店主・小椋昌雄さんのお写真も掲載されていましたが、みちょるびんが会った‘おじさん’というのは、この昌雄さんのことだったんだなぁと思いました。

 ところで、たまに神社などに行くと、陶器製や木製などの小さい置物がセットになったおみくじが売られていることがあります。
 サイズ感はちょうど「おぐら屋」の干支と同じくらい。
 こちらもかわいいので、気に入ったデザインのものがあるとついついゲットしてしまう。
 少しずつ、増えていっている‘小さいもの’たちの1つです。

 京都出身が多い中で、レアものとしてみちょるびんが珍重しているのは、去年、一時帰国の際に出かけた佐賀唐津市高島の「宝当神社」でゲットしたのもの。
 お参りすると宝くじが当たるという伝説の神社です!

 ずっと行ってみたかった場所であり、でもなかなか行けなかったところだったので、とても貴重だと思っている。
 同じく高島にある名物の宝くじ売り場で、一攫千金を狙って宝くじを購入しましたが、そちらの方は儚い夢で終わりました☆

 やっぱり、ギラギラしているとダメね(「SD月間! #15.’引き’のコツ!?」)。

 宝くじを買ったことを忘れたフリをして、ハヤる気持ちを抑え、当選結果の確認を放置。
 忘れた頃―――数ヶ月を経過してからようやく、思い出した体でチェックしてみましたが、それでもダメだった・・・。

 最後に。

 皆さんは「つまみ人形」をご存知でしょうか。
 みちょるびんには、たまに覘きに行く、お気に入りの通販サイトがあるのですが―――。
 そのサイトでは日本のかわいいレトロな雑貨扱っていて、みちょるびんはそこで一昨年に、ビンテージこけしを購入したことがありました(「新入りたん。」)。

 「つまみ人形」のことは、みちょるびんはそのサイトで知りました。

 粘土を指でつまんで作るから「つまみ人形」。
 3cmほどの小さな人形です。
 これは四国を代表する郷土玩具である「高松張り子」を、粘土で小型化したものなのだそうです。

 昔、高松では、婚礼祝いの翌朝に、花嫁が持参した人形(デコ)を近所の子どもに分け与える「デコもらい」という風習があったのだとか。
 「嫁入り人形」とも言われ、狆鯛、鯛えびす、寝牛、福助などの種類があり、縁起のいいものとされています。

 元々は、掌に乗るくらいの大きさだったものを、郷土玩具作家・宮内フサさんが終戦後に高松の玩具を復活した際に、数センチの小さな手捻りの土人形として作るようになったそうです。
 人間国宝にも指定されたこの宮内フサさんは、明治中頃から1985年に102歳でお亡くなりになるまで数多くの人形を制作しており、作品の「鯛持ちえびす」は昭和34年の年賀記念切手の図案にも採用されたとのこと。

 なお、この「デコもらい」の風習は、残念なことに、やがて磁器人形からセルロイド人形へ、さらには鉛筆やノートに変わり、昭和の初めには廃れてしまったということです。

 もう本当に、宮内フサさん手作りの「つまみ人形」がかわいくて!

 通販サイトで知ってからずっと気になっていたのですが、今回、1つだけ、購入を決定しました。
 金運に恵まれるようにという願いを込めて作られた「金袋持人形」です。

 実は、フサさんの作品全種類(20種)の詰め合わせセット(共箱付)が欲しくって、ネットで探し出したのですが、これから断捨離しようっていう人が何やってんだ!?って、思い留まりました・・・。
 いいお値段でもありましたしね・・・。

 みちょるびんのヒイキの通販サイトでは、入手した数が中途半端であったという理由からばら売りがされていて、気になる人形たちは既に、嫁入り先が決まっていました。
 そういう事情もあり、みちょるびんは「金袋持人形」。

 決して、決して、ギラギラした気持ちで購入を決めたわけではありませんよ!

                             以上、みちょるびんでした!

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