こんにちは、みちょるびんです。
昨日の記事「下世話でメンゴ☆」では、JR東日本の周遊型寝台列車「TRAIN SUITE 四季島」の1泊2日37万円という料金について記事を書きました。
「宝石鑑別」のディプロマを持ち、ジュエリー好きのみちょるびんはつい、ジュエリー購入に置き換えて考えてしまいました。
例えば、こんな具合―――。
37万円の魅力的なジュエリーを、30歳で購入し、それから50年間そのジュエリーを楽しむと想定。
これを日割りにすると1日20円という計算。
たった20円で、50年間もの長きにわたり、素敵なジュエリー・ライフがおくれる!という考え方です☆
セコいように感じられるかも知れませんが、こんな風に高額商品の購入を日割りで考えると、案外、罪悪感はわかないものです。
みちょるびんは高い買い物をするような時は、たまにこの計算方法を用い、自分を納得させるようにしています。
「好き!」という直感と強いパッションが働き、それだけで突っ走ることができるような経済状況である場合は、それでもいいと思っています。
だけど迷いが生じてしまうような場合は「他にもたくさん持ってるじゃん?」「必要なものなの?」「活用できるの?」「本当に使うの?」「長く愛せるの?」などと、いろんな角度から検証する必要がある。
そして一旦、頭を冷やすということも大切。
基本的にみちょるびんは、とてもモノ持ちが良くて、気に入ったものは長く使うタイプ。
モノ選びの際にこだわる分、みちょるびんの厳しい審査をくぐり抜けることができた勝者は、結果的に長く愛用されることになる。
以前記事にしたことがある長傘回収劇(「執念」「執念-2」「執念-3」)に登場した長傘がいい例。
当地――外国でも使っていて、今や18年選手!
絵のデザインがとても気に入っていて、同じものは二度と手に入らないと思っているので、大切にしています。
みちょるびんのこだわりポイントは、主に色やデザインなのですが、意外に、そう簡単には「好き!」には出会えないものだし、逆に巡り会っちゃいすれば、息の長いパートナーになることは確実。
とは言え、モノによっては、デザイン性よりも機能性を重視すべきものもありますよね。
例えば、羽毛布団なんかがそう―――。
みちょるびんが当地に引っ越してきた際、掛布団がなくて、羽毛布団を求めてショッピングに出かけたことがありました。
スーパーなどだと、それこそ1万円もせずに販売されていたのですが、せっかく買うなら、質が良くて長く使えるものを購入したいとみちょるびんは考えました。
若い時なら、疲れは1晩寝ることですぐに回復する。
だけど年齢を重ねていくと、なかなかそういうわけにはいかないという悲しい現状がある。
ベッドのマットレスなども、自分の好みのものをチョイスできるといいですが、借家で、備え付けのものを使わなきゃならない場合は、自分には合わないということだって生じる。
そうなると、それだけで十分な睡眠の確保が難しくなってくる・・・。
みちょるびんはこう見えて、実は床が変わると眠れなくなる・・・というような繊細なところがありまして、例えば日本の古い旅館で使われているような重い掛布団だと、それが原因で眠れなくなることもあるほど。
枕なんかはだから、日本で自分専用に作ったものを当地に持ってきて使っている。
そんなこともあり、せめて、毎日使う掛布団は、それなりにこだわるべきなのではないかと考えたのでした。
羽根布団の魅力はその軽さにあるかなと思っていますが、温度や湿度の調整にも優れているらしい。
ここはひとつ、天然ダウン100%にこだわってみようと思い、当地にある数少ない寝具店で、一番高い羽毛布団を購入する決断をしました。
「好き」という感情ではなく、理屈で考えて判断したことなので、高額商品を前にひるんでいる自分を納得させる必要がある。
そこで編み出したのが、例の「1日の単価を割り出す方法」というわけ。
USBメモリーの破損で記録していたデータが飛んでしまったので(「『塔』祭り。」)、正確な金額がわからないのですが、日本円にすると確か7万5千円くらいはしていたように思う。
7万5千円!
これまで、寝具に、こんな高額な金額をかけた記憶はありません!!
1万円もしないで売られているものを見てしまうと、7万5千円という額がとてもかけ離れているように感じられたし、普段の生活ではそんな大金を支出するようなシーンはなかなかありません。
健康のためとは言え、さすがのみちょるびんも慎重になりました。
いずれ日本に戻ってからも使うということを念頭に、サイズ選びも考慮しました。
今、借家にある主寝室のベッドは、サイズがかなり大きい。
大家さんはカップルが住むことを前提にベッドを用意しているので、キングサイズ!
しかし、今使っているベッドがキングサイズだからと言って、安易にそれに合わせて掛布団を購入してしまうと、大変なことになる。
日本の家だと、掛布団だけで一部屋を占領されかねない☆
そうして最後は、10年間はその掛布団を使い続けるという想定で計算してみたのでした。
7万5千円を3,650日で割ると、これがなんと1日20円!
1日20円で質の高い睡眠が得られるのなら、それは高い買い物にはならない!!って、ようやく納得しました。
こんな風に考える人って、あまりいないかも知れませんが、これなら、財布のひもが堅い、難攻不落の自分もきっと、落とせますよ!?
以上、みちょるびんでした!