ハプニング

執念-2

投稿日:2020年8月26日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
長傘を山手線の車内に忘れたことに気が付き、駅の忘れ物係を訪問するも、①親切な人が駅に届けてくれるのを待つ、②電車が車庫に戻るまで待つ、以外、手立てがないと告げられ、問い合わせ先が書かれた紙を手渡された。電車が約1時間で一周すると聞き、当該電車を待ち伏せ、自力で回収をはかることにしたのだが・・・。

1.時系列に事件を整理

 私が、傘を持っていないことに気がついたのは、17:45頃。

 下車してから、10~15分しか経っていなかったのではないか。

 山手線に乗車した御徒町駅でぼんやり見た風景、電車案内板は、17:17となっていたように思う。

 御徒町駅から池袋駅までの所要時間は18分だから、池袋駅到着は17:35だったのか。

 現在は、18:00頃。

 当該電車が池袋駅に戻ってくるまでに、まだ、30分くらいはあると考えられた。とりあえず、このまま構内にとどまることにした。

 そして、本当に、自分が乗っていたのは8号車だったのか、改めて検証してみることにした。

2.現場検証

 降車後、どこの階段を利用して地下に下りたのか?

 南改札口に近かった。そして、階段下りてすぐ向かいのところに、ユニクロの店があったことも思い出した。

 記憶を頼りに、元来た道をたどってみる。同じ光景。この階段であったことは間違いない。

 電車を降りたときに、すぐにエレベーターを示す表示が目に飛び込んできた。でも、ひょいと左を見ると、すぐに階段があったので、そのままその階段を使って地下に下りたのだ。
 そう思いながら、ユニクロから階段を上がっていくと、見覚えのあるエレベーターの表示があった。

 この辺り。やはり、8号車である。

3.推理

 では、私が座っていた座席は、8号車のどの辺だったのか・・・・?

 池袋駅に電車が到着し、顔を上げたら正面にホームがあったように思う。だから、ホームを背にして座っていたのでは、ない。たぶん。つまり、ホーム側から見ると、車両入って、奥の列の席ということになる。

 席に座って、右側にある手すりに傘をかけた。だから、席の並びでいうと、向かって一番左端の席。

 ドアを挟んで、すぐ隣が優先席(隅のロングシート)だったかどうかが思い出せない。
 御徒町駅で電車に乗り込んだとき、車両の、そんなに奥の方まで移動した記憶はなかった。他方で、実際に降車した時に見た風景(エレベーター表示等)の印象は、優先席の隣のドアから降りてみた時のものに近いと思った。

 いずれにせよ、次のいずれかの席に違いないのだ。

 席に向かって立ったときに、「一番左隅にある優先席」とドアを挟んで「‘右隣のロングシート’の‘一番左端’」 。または、更にドアを挟んで「そのもう一つ‘右隣のロングシート’の‘一番左端’」。

 この2つの席に的を絞り、ホームに入ってくる電車の8号車両をチェックすることにした。

 もし自分の記憶や感覚が間違っていたら、的外れな行為と言うことになるが、私はきっとそうに違いないと、確信したのである。(つづく)

                       以上、みちょるびんでした!

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