こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
日本の国石「ヒスイ」の産地として有名な新潟県糸魚川市。「ヒスイ狩り」に憧れを抱いていたみちょるびんは、とうとう糸魚川まで行ってまいりました!
滞在時間25時間という短い時間で、いかに糸魚川を堪能するか!?
初日は早速、ヒスイが拾えるとして知られる「ヒスイ海岸」に乗り込み、「ヒスイ狩り」を楽しんだみちょるびん。
そして運命の滞在2日目の朝。どうにかこうにか昼飯用のおにぎりをゲットし、制限時間内に行って帰って来れるか懸念された「フォッサマグナ・パーク」を制覇。
次に「フォッサマグナ・ミュージアム」では「化石の谷」で化石採集の体験を行った後、博物館の見学を行いました。
「観タクン」を手配し、いざ周遊観光へ出発です!
「『糸魚川』レポート。(2.秘密兵器)」「『糸魚川』レポート。(3.想定外)」「『糸魚川』レポート。(4.ヒスイ狩り)」「『糸魚川』レポート。(5.計画づくし)」「『糸魚川』レポート。(6.にぎり飯)」「『糸魚川』レポート。(7.田園風景)」「『糸魚川』レポート。(8.フォッサマグナ・パーク)」「『糸魚川』レポート。(9.「化石の谷」へ)」「『糸魚川』レポート。(10.化石採集体験)」「『糸魚川』レポート。(11.運命の結果発表)」「『糸魚川』レポート。(12.石のかお)」「『糸魚川』レポート.(13.ヒスイに出会えない人)」「『糸魚川』レポート。(14.フォッサマグナ・ミュージアム)「『糸魚川』レポート。(15.フォッサマグナ・ミュージアム2)」「『糸魚川』レポート。(16.観光タクシー)」
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みちょるびんがチョイスした糸魚川駅発着「観タクン」(タクシー周遊観光)は、「小滝川ヒスイ峡・高浪の池」の2時間コース。
糸魚川駅に待機しているタクシーならどれでも乗車が可能と聞いていたので、先頭に並んでいるタクシーに乗り込みました。
どうやらその運転手さんはもう直に本日の勤務は終了で、みちょるびんを乗せると超過勤務になるという状況だったようでした。
しかし、本部の方に指示を仰ぎ、結局その運転手さんがみちょるびんを案内してくれることになったのでした。
道中、みちょるびんはタクシーの運転手さんとの会話を楽しんだわけですが、みちょるびんが、前日に「ヒスイ海岸」に行って、いくつか石を拾って来たという話をしたところ、実はこの運転手さん、海岸で美しいヒスイを拾ったことがあるという経験の持ち主で、ヒスイにお詳しいということがわかりました。
その上、‘あがり’前というタイミングで、ちょうどタクシーに給油する必要があったので、その間にみちょるびんが海岸で拾ってきた石を見てあげると運転手さんが言ってくださいました。
みちょるびんは「もしかすると『フォッサマグナ・ミュージアム』の学芸員さんに、「化石の谷」で採集した化石のついでに、拾ってきた石も一緒に鑑定してもらえるかも!?」という淡い期待を抱いていたので、石を持ち歩いていたところでした。
地元の、こういう目利きの方に拾った石を見てもらえるなんて、超ラッキー!と思いながら、「ヒスイ海岸」で拾った石を広げたところ、次々に運転手さんから「違う」「違う・・・」との指摘を受けました。
残念!!
だけど1つだけ、ひょっとするとひょっとするかもしれないという緑色の鮮やかな石があり、しかしそれは目の肥えた運転手さんにも判断が難しいということのようでした。
はて、どっちなのだ―――っっ!?
この石については、夢を残したまま、次回糸魚川訪問の時まで運命の鑑定は持ち越しということになりました。
ところで、運転手さんは「‘ヒスイ狩り’よりも‘魚釣り’の方が好き」とおっしゃり、「‘ヒスイ狩り’は特に趣味ではない」というような口ぶりでした。
ところが、みちょるびんからするとそれはもう「趣味」と言ってもいいレベル。
「積極的に拾いに行ったわけではなく、あくまでも散歩」というスタンスの違いが、運転手さんにそう言わせているのかも知れませんが、たまに海岸を散歩しては何度もヒスイを拾ったらしい。
ただ、運転手さんが最後にヒスイを拾ったのは3年前だったということではあったので、だんだんと、ヒスイが拾いづらくなってきた状況があるということは言えるのかも知れません。
最近はテレビの影響もあり、みちょるびんのように県外から「ヒスイ狩り」を挑戦しにやって来る人も増えたようですしね・・・。
さて、運転手さんは「‘ヒスイ狩り’はさほどでも・・・」と言いつつも、拾われた石をご自分で磨いて角を丸くしたり、専門業者に依頼して勾玉の形にカットしてもらったりする等してヒスイを楽しんでいらっしゃる。
クラッチバッグにジャラジャラとご自慢の戦利品をぶら下げておいででした。
自分で磨いている時点で、紛れもない「立派な趣味」だとみちょるびんは思うんですけどね!?
昔は、気軽に品質のいいものが拾えたというお話で、確かに見せていただいた数年前に拾ったというヒスイたちは、緑色や青色と色が美しく、透明感もあり、大きくてきれいでした。
給油を終え、再びタクシーに乗り込んだ後も、他にも運転手さんがゲットされたという数々のコレクションを見せていただきました。
ご自宅には、もっと大物もあるのだとか!
みちょるびん、別に、モノ欲しそうにしていたつもりはなかったんですけどね―――。
加工した後に余ったヒスイの切れ端を、運転手さんが恵んでくださいました。
青い色のヒスイです☆
「ええーっ、いいんですかぁ!?」と、みちょるびんも断らない。
だって、このヒスイは、確実に「糸魚川産のヒスイ」なわけです。
みちょるびんがコレクションしたかったもの。
自分で採集できていたらば一番良かったのですが、でも地元の方が拾ったものなのでやっぱり価値がある。
かくしてみちょるびんは、何とか、正真正銘の糸魚川産ヒスイを手に入れることができたのでした。
この運転手さんが担当してくださった良かった!
そして残業してくださって良かった!!
思えば、カリニングラードを訪問した際にも、似たようなことがあったな・・・。
琥珀を見つけられずにいたみちょるびんを不憫に思ったのか、それとも「車借上料の金額」に多少の罪の意識を感じたのか(!?)、運転をしてくれたロシア人の若いお兄さんが、お友達が海岸で拾ったという立派な琥珀をお土産にくれたことがあったんですよねー!
こんな風に、地元の方と心の交流がでるとうれしいし、かけがえのない思い出となります♪
(ものをもらったからではないですよー?)
これらは全て、みちょるびんにとって楽しい旅の宝物となっています♪
以上、みちょるびんでした!