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「エッセイ」なんでぇっせぃ! ー5

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 こんにちは、みちょるびんです。

 みちょるびんが約30年ぶりに読み返した「‘How to’本」(ハウツー本)、「ダカーポの文章上達講座―実用的な文章を上手に書く―」(1995年4月20日、ダカーポ編集部編)―――。

 なかなか面白かった!

 「文章上達講座」と謳っているだけに、「文章うまくなる方法」も紹介されていました。
 まず、「‘三題噺’を書く」ことのススメがありました。

 皆さんは「三題噺」(さんだいばなし)とは何か、ご存知でしょうか?
 みちょるびんは、恥ずかしながら、つい最近まで知りませんでした。

 これは、落語の形態の一つで、寄席で演じる際に観客に適当な言葉・題目を出させ、そうして出された題目3つを折り込んで即興で演じる落語のことを言うそうです。
 この「三題噺」は同書の目次にまでなったキーワードであり、一度は同書を読破しているはずなのですが、30年も前ということもあり、もうすっかり忘れてしまっていました。

 なぜこれを「最近」知ることになったのかというと、みちょるびんが挑戦してみたコンテストうち、課題にあったのが、実は「三題噺」だったんです。
 まさか、こんなところでつながりが出て来るのですから、驚きです!

 全く無関係と思われる3つのお題を与えられ、決められた文字数に収めて物語を作るというものでした。
 誰もが思いつかないような話を書こう!と、ワクワクした気持ちになったし、指定された文字数での表現ということがまた、チャレンジング。
 実際に物語を考えている時間がとても楽しかったし、我ながらいい出来!と自信があったのですが、そんな風に思っていたのは自分だけだったという・・・。
 やはり、現実は厳しいものです。

 みちょるびんは「1日1記事」投稿を目標に、ブログ運営をしているところで、たびたびテーマに行き詰っては、「生みの苦しみ」に陥ります。
 「もう何でもいいから、目についたものをテーマに取り上げる」とか、「しりとりでテーマを決める」とか、はたまた「三題噺を書いてみる」というアイディアも、あったにはあったのですが、さすがに1日で・・・しかも、机に向かえるのは、限られた時間しかない中で、それはさすがに無茶な話だと、思いとどまったところです(「チャンスの女神。」)。

 「『エッセイ』なんでぇっせぃ! ―3」で紹介した、同書に登場するコラムニスト・青木雨彦氏の「‘もう書きたいことなんてほとんどない’という状況の中で、注文を受けてから書きたいことを捜す」のが’プロ’なわけで、そんな難易度の高いこと、素人にそう易々とできるはずがありません。

 そもそも、熟考する時間も十分になく、その場しのぎで書いたようなグダグダの文章を読まされる側はたまったものではありませんよね。
 「1日1記事」を目標に掲げている以上、「毎日何かしら書く」ということをしており、実際はそれに近い状況はあるわけですが、それでもとりあえず、自分が書こうと思ったテーマではあるので、まだ‘マシ’なはずです!?
 こういった試みは、発表なぞせず、地道に隠れてやることなのでしょうしね☆ 

 それから、文章の上達のためには「無理にでも書く習慣を身につけて、できるだけたくさん書く」ことが推奨され、そのための最適な方法として取り上げられていたのが「日記」でした。

 「ニッキィスト」宣言しているみちょるびんにとっては、馴染みの深いものです。

 みちょるびんが日記を書き始めたきっかけは、昔つけていた日記を見つけて、感動したから(「目覚めよ、自分!」)。
 「新しく生まれてくる感情や面白い体験を忘れたくない」という気持ちで始めたものだったので、記録することを目的としていました。

 1週間溜めることは‘ざら’で、下手すると1ヶ月分(いや、それ以上!?)をまとめて書くということもしており、半ば、書くことが義務のようになっていたことがあったのは事実ですが、それでも当時は、書き残したいという気持ちの方が強かった。
 だから、さかのぼってまでもして、書いた。
 知らず知らずに「書く訓練」をしていたというのは、後からついてきた‘おまけ’という感じ、ラッキーだったなと思います。

 いい文章が書けているかどうかは別として、だらだらとやたら量産できるようになったのは、日記のおかげなのかも知れません。
 そしてたぶん、みちょるびんが、‘おしゃべり’だから!

 最後にもう一つ、文章上達術―――。
 「血反吐を吐くくらい読む」ということ!!

 優れた文章家は、ほとんど例外なく猛烈な読書家なのだそうで、いい文章を書きたいのであれば、そのまねをしてまず熱心な読書家になることが勧められています。
 「文章を書きたい、どう書けばいいかと熱心に勉強しているのに、本も雑誌も読まない人が意外に多い」という、耳の痛い指摘がありました。
 みちょるびんがまさにこの’困ったちゃん’タイプ。

 読むのが遅いし、読まないから遅いし・・・という負のループの中にいつまでもいて、それが自分の中でストレスになっていて「読むのは嫌い」という拒否反応を示すまでなってしまいました・・・。
 自分が読みたいものしか読みたくないという‘わがままお嬢’なので、ちっとも文章の上達につながりません。

 「読書するのに血反吐なんか吐けるのか?」と思いますが、それくらい量をこなせという比喩ですし、それだけお勧め度が高い上達法ということなのでしょう。

 確かに、みちょるびんの周りに読書家は、皆、作文がうまかったなぁと、学生時代を振り返って思うのでした。

                             以上、みちょるびんでした!

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