こんにちは、みちょるびんです。
【ある日の日記】
今朝、海外に住んでいる友達から、メールが届いていた。
内容は、まとまったお金を貸してほしいというものだった。
折しも、この、金欠の最中に!
私は恥ずかしい話、ギリギリの生活をしていて、今週末の家賃の支払いが終わると、とてもじゃないが、そんな金額、手元に残らないのだ。
貸せるわけがない。
共通の別の友人の連絡先を教えてほしいとも書かれてあったので、急いでその友人にメールを転送して、返事を待った。
訊くと、その友人のところにも同様のメールが届いていたらしい。
そこには、「ようやく見つけた家を借りるため」という説明があったそうだ。
私には、そういうきちんとした説明がなかったのは、どういうことか。
共通の友人の連絡先を教えてほしいということが第一の目的で、実は、私は、あまり当てにされていなかったということか。
海外では、特に、治安が必ずしもよくない国であれば、やはり、セキュリティーのしっかりしたところに住居を構えることが求められる。
しかし、セキュリティーに満足がいくような場所は、だいたいが外国人向けのもので、家賃が高額であったりすることが多い。
また、国によっては、家賃1年分の前払いが慣習となっているところもあり、そうなると、当然、一度にまとまった、高額な支払いをしなければならなくなる。
それは、海外で生活する上で、苦労することの一つだ。
インフラが進んでいないような国だと、いい物件が出て来るまで、長い間、仮宿での生活を強いられることもあるし、それが、1年くらい続いたというような話も聞いたことがあった。
だから、そういう厳しい環境にある場合は、いい物件が出た時は、すぐに、アクションを起こした方がいいし、当然、それには、まとまった資金が必要となってくるわけだ。
友達の話では、「ようやく見つけた家」ということだし、これを逃すと、また、次がいつになるかわからないという、差し迫った状況があるのだろう。
そういうことであれば、ますます、協力したいという気持ちにさせられるではないか。
いずれにせよ、その共通の友人は、力になるつもりでいるとのこと。
友人は、しっかり者で、堅実だから、日頃からちゃんと、蓄えもしているに違いなかった。
「本当は親しい仲だからこそ、お金の貸し借りはしたくない」とのことだったが。
私は、今回は、貸せなかったが、過去に2回、別の友人にお金を貸したということがあったし、今回も余裕があれば、貸していただろうと思った。
だから、この友人のようには、あまり深く考えたりはしていなかった。
確かにね、お金の貸し借りはやよくないと、言われているよね・・・。
それにしても―――。
海外の友達は、本当に、ヒトにお願いしなければならないほど逼迫した状況なのだろうかとか、思ってしまった。
確かに、結構な額を一度に支払わなければならないという状況はあるのだろうが。
それと同時に、友達の着ている素敵な洋服やおしゃれな持ち物が思い出された。
それらが物語っているように、そういった煌びやかな装飾品に化けたからということもあるのだろうか・・・。
そう言えば、あちこち旅行したという話だってよく耳にする。
航空賃だってばかにならないはずだし、人に会うなら、手ぶらで出かけるわけにはいかないし、逆に、また、旅行先から何も買わずに帰って来られるはずがないのではないか・・・。
考え出すと、あれこれと、出て来るものである。
まぁ、そうは言っても、’海外’という舞台が、必要以上に、なにやらキラキラした、華やかな雰囲気を醸し出しているということもあるのだ。
こちらからすると、友達から見聞きするもの、身に着けている物は、何でも珍しいし、華やかにも感じられるのだ。
どこか有名な場所に旅行したと聞くと、それもまた羨望の的になるわけだが、一念発起して日本から出かけて行く我々の海外旅行とは異なり、現地に住んでいる人からすれば、ちょっとした気分転換に出かけられる距離であり、何ら特別なことではないのよね。
とは言え、第三者的に、「お金がない」と聞くと、どうしても派手な生活をしているのだろうという想像をしてしまうし、あるいは、ずさんな金銭感覚とも受け取められがちである。
これは、しかし、普段から金欠とぼやいている私にも同じことが言えるだろう。
実際、P様(みちょるびんの大好きなイタリアンブランド)やアンティークには抗えない自分がいる・・・。
ヒトのことをあれこれ言う前に、私自身、堅実に、誠実に生活していかねばならない。
所詮、私は、しがない雇われ社員なのだ。
【それから約2か月後の日記】
今日は、いろいろと出かけようと思っていたのだが、明け方3時までだらだらしていたせいか、すぐに起きられなかった。
目覚めたときは、13時半。
愕然とした。
仕方がない。
今日一日は、家で過ごすことにした。
溜まっていた家計簿の整理をがんばってやったのだが、ショッキングな事実が判明した。
この数年間、毎月の給料だけでは生活できずに、多額の貯金を切り崩していたのだ!
冷静になって考えてみて、怖くなった。
’残’が、ないはずである・・・。
これ以上、被害(?)が広がらないように、食い止める必要がある。
今思うと、2,3カ月前、赤目(結膜下出血)が連発し、体調不良になった時期に、生活改善のために食事を見直したのは良かった。
ちゃんと自炊を心掛けるようになり、その結果、食費の節約にもつながった。
賃貸契約更改に伴う更新料の捻出という課題もあったのだ。
いろいろと、生活習慣を見直す、いい機会だったのかもしれない。
妹が部屋を退去した後、一人で負担するには、家賃が少し高いが、それでもなんとか、やりくりできないはずはない。
実際今月は、かなり切り詰め、いくらか余らすことに成功したのだ。
今後検証をして、給与月額の範囲内で確実にやっていけるよう、工夫してみようと思う。
とにかく、がんばろう。
以上、みちょるびんでした!