ファッション関係 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その71:「変哲」編)

投稿日:2020年11月14日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

【ある秋の日の日記】

 今日は、楽しみにしていたデッサンの日。
 朝も、いつもより早めに起きたというのに、何故、出かけるのが遅くなったのか、不思議。
 家を出た時は、もう、デッサン会の開始時間になろうとしていた。
 しかも、一旦、家を出たものの、肝心のスケッチブックを持っていないことに気づき、また家に戻った。

 それで、すっかり出かける気が失せたのだった。

 なんか、自分自身にがっかりした。
 どうしてちゃんと、時間通りに出かけられなかったのか・・・。
 ちょっと落ち込んだが、風邪をひいており、咳と鼻水で、絵に集中できないおそれもあったので、今日は結局、デッサン会への参加はやめることにした。

 そもそも、今週は、映画を観に行くなど、遅くまで出かけていることが多かった。
 それに、今日も明日も易教室やダンス教室と予定がつまっていて、来週も、約束で出かけなきゃいけないし・・・。
 楽しい催し物とは言え、タイトなスケジュールに、少しうんざりもしていたのだ。

 それで、今日は、まったり、お気に入りの雑貨屋さんに、行ってみることにした。

 その雑貨屋さんは、私が長年通っているヘアサロンの近所にあるので、いつもは、ヘアサロンとセットにして出かけていた。
 しかしこのところ、ヘアカットに時間がかかり、雑貨屋さんの営業時間に間に合わず、長い間、寄れずにいたのだ。

 雑貨屋さんのある町は、自宅の最寄り駅から電車で2駅のところにある、至って平凡な町だが、出かけるにあたり、ちょっと気合いを入れて、服装をコーディネートしてみることにした。
 この間、おしゃれ心をくすぐる映画を観た影響もあり、おしゃれ心が湧いていた。

 トップスは、実家のある地元で購入した、60年代テイストのパープルに柄の入ったチュニックに、襟もとにビーズがあしらわれたTシャツを重ね着した。
 ボトムスは、カジュアルにデニム。

 このコーディネートは、先週、一度試してみて、自分的に、なかなか良かったわけだが、今日はそれに、黄緑色のマフラーを首に巻いてみた。
 これが、思いの外いいのだ、アクセントになって。

 何だろう。
 チュニックのこのパープルは、パーソナルカラーで言うところの‘夏子’の色で、グレイッシュで、本来、この黄色味の強い、しかも、金色の糸が織り込まれた黄緑色は合わないはずなのに、これがいいのだ。
 全部を同系でまとめずに、敢えて違うものを合わせることで、個性的な組み合わせになり、その結果、おしゃれ感が増すということなのだろうか。
 謎だ。

 バッグは、柄と柄で、従来は避けていたであろう組み合わせだが、エスニックな柄のついた茶の革バッグにしてみた。
 バッグが、小さいため、ぬいぐるみたんはお留守番にならざるを得なかったが。

 いつもなら、アンティークな風合いの無地の茶色の革バッグを持つところだが、これは、無難な組み合わせなのかも知れなかった。

 エスニック柄バッグは、60年代テイストの、柄のパープルチュニックとなかなか相性が良かった。
 これでまた更に、おしゃれ感がぐんと増した感じ。
 面白いものである。

 最後の仕上げ、靴が少し迷ったが、まぁ、OKだろう。

 洋服のコーディネートも奥が深いものである。
 なかなか楽しいものである。

 さて、雑貨屋さんでは、チープなレトロな感じの、透明なプラスティック製の小ぶりなお盆があり、軽食をつまむときなど、カジュアルに使えると思い、買うことにした。

 どの色にするか、悩んだ。
 赤も案外かわいいとも思ったのだが、よりチープ感が出るのは、ショッキングピンクだと思い、ショッキングピンクにした。

 それから、東ドイツ製という60年代のビンテージのエッグスタンドもお買い上げ。

 形が、宇宙ステーションみたいでかわいいのと、色がポップなので決めた。
 少々お高かったが、これも出会い。
 指輪などの小物を入れるのもかわいいだろう。

 夜は、家で、テレビの映画を観た。
 なかなか面白かった。
 現在上映されている「完結編」を、劇場で観たいと思った。

                       以上、みちょるびんでした!

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