こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【ある秋の日の日記】
今日は、楽しみにしていたデッサンの日。
朝も、いつもより早めに起きたというのに、何故、出かけるのが遅くなったのか、不思議。
家を出た時は、もう、デッサン会の開始時間になろうとしていた。
しかも、一旦、家を出たものの、肝心のスケッチブックを持っていないことに気づき、また家に戻った。
それで、すっかり出かける気が失せたのだった。
なんか、自分自身にがっかりした。
どうしてちゃんと、時間通りに出かけられなかったのか・・・。
ちょっと落ち込んだが、風邪をひいており、咳と鼻水で、絵に集中できないおそれもあったので、今日は結局、デッサン会への参加はやめることにした。
そもそも、今週は、映画を観に行くなど、遅くまで出かけていることが多かった。
それに、今日も明日も易教室やダンス教室と予定がつまっていて、来週も、約束で出かけなきゃいけないし・・・。
楽しい催し物とは言え、タイトなスケジュールに、少しうんざりもしていたのだ。
それで、今日は、まったり、お気に入りの雑貨屋さんに、行ってみることにした。
その雑貨屋さんは、私が長年通っているヘアサロンの近所にあるので、いつもは、ヘアサロンとセットにして出かけていた。
しかしこのところ、ヘアカットに時間がかかり、雑貨屋さんの営業時間に間に合わず、長い間、寄れずにいたのだ。
雑貨屋さんのある町は、自宅の最寄り駅から電車で2駅のところにある、至って平凡な町だが、出かけるにあたり、ちょっと気合いを入れて、服装をコーディネートしてみることにした。
この間、おしゃれ心をくすぐる映画を観た影響もあり、おしゃれ心が湧いていた。
トップスは、実家のある地元で購入した、60年代テイストのパープルに柄の入ったチュニックに、襟もとにビーズがあしらわれたTシャツを重ね着した。
ボトムスは、カジュアルにデニム。
このコーディネートは、先週、一度試してみて、自分的に、なかなか良かったわけだが、今日はそれに、黄緑色のマフラーを首に巻いてみた。
これが、思いの外いいのだ、アクセントになって。
何だろう。
チュニックのこのパープルは、パーソナルカラーで言うところの‘夏子’の色で、グレイッシュで、本来、この黄色味の強い、しかも、金色の糸が織り込まれた黄緑色は合わないはずなのに、これがいいのだ。
全部を同系でまとめずに、敢えて違うものを合わせることで、個性的な組み合わせになり、その結果、おしゃれ感が増すということなのだろうか。
謎だ。
バッグは、柄と柄で、従来は避けていたであろう組み合わせだが、エスニックな柄のついた茶の革バッグにしてみた。
バッグが、小さいため、ぬいぐるみたんはお留守番にならざるを得なかったが。
いつもなら、アンティークな風合いの無地の茶色の革バッグを持つところだが、これは、無難な組み合わせなのかも知れなかった。
エスニック柄バッグは、60年代テイストの、柄のパープルチュニックとなかなか相性が良かった。
これでまた更に、おしゃれ感がぐんと増した感じ。
面白いものである。
最後の仕上げ、靴が少し迷ったが、まぁ、OKだろう。
洋服のコーディネートも奥が深いものである。
なかなか楽しいものである。
さて、雑貨屋さんでは、チープなレトロな感じの、透明なプラスティック製の小ぶりなお盆があり、軽食をつまむときなど、カジュアルに使えると思い、買うことにした。
どの色にするか、悩んだ。
赤も案外かわいいとも思ったのだが、よりチープ感が出るのは、ショッキングピンクだと思い、ショッキングピンクにした。
それから、東ドイツ製という60年代のビンテージのエッグスタンドもお買い上げ。
形が、宇宙ステーションみたいでかわいいのと、色がポップなので決めた。
少々お高かったが、これも出会い。
指輪などの小物を入れるのもかわいいだろう。
夜は、家で、テレビの映画を観た。
なかなか面白かった。
現在上映されている「完結編」を、劇場で観たいと思った。
以上、みちょるびんでした!