ダンス! 第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その38:「感覚派二人旅」編)

投稿日:2020年9月15日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.感覚派ダンサー、K

 感覚派のダンス仲間Kさんと二人旅をしたことがありました。

 当初は、もう一人のダンス仲間と三人で出かける予定でしたが、あいにく、体調を崩してしまい、二人で出かけることになったのでした。
 みちょるびんとKさんの二人だけという組み合わせは、珍しいものでした。

 Kさんは、プロのダンサーだというのに、みちょるびんなどの素人ダンサーを差別することなく、親しく、平等に接してくれ、とても優しい人でした。
 Kさんのダンスは、とても繊細で可憐で柔軟性があり、それは、彼女のお人柄を表しているようでした。
 他の人のダンスを話すときなど、その人が醸し出す雰囲気であるとか、エネルギーみたいなものであるとかを敏感に肌で感じ取るようで、感覚的に鋭いという感じもありました。

2.相まって、相殺?

 そんなKさんと、旅の3日間、とにかく、いろいろな話をしました。
 そして、お互いに、感覚的に近いということがわかりました。

 みちょるびんは、自分が感じている説明のつかないことも、優しいKさんになら話しても大丈夫のように感じ、それまで、ヒトには話せなかった、バカげた考えを、あれこれKさんに話しました。
 これも、すごく感覚的なものが、そうさせました。

 もう一人の子が一緒であれば、それほどまでに深い話しにはならなかったでしょうし、感慨深い旅となりましたが、なぜか、この旅は、不運の連続でした。

 行く先々で、お店が閉まっていたり、ものが品切れになっていたり、バスが出発したばかりで待たされるなど、タイミングが悪いということが何度も起こりました。

 それは、「自分は運がいい」と思っているお互いにとって、珍しいことでした。
 まるで、何かが邪魔しているとしか考えられませんでした。
 それで、感覚派のKさんとみちょるびんは、「これも、神の思し召しではないか」という話をしました。

 Kさんは、しきりに、この旅の意味について、何度も口にしていました。
 もう一人の子が急遽参加できずに、二人きりになってしまった理由―――。

 結局、我々の話しは、ずっと堂々巡りしているようでした。

3.旅の最終日の日記より(抜粋)

 東京に戻る前に、最後、善行寺に寄った。

 Kさんも私も、おみくじの内容を、「神様からのメッセージ」だと信じやすいタチで、‘おみくじ’が気になり、どんなメッセージが出るか引いてみたかった。

 なかなかシンプルなおみくじがなく、ようやく見つけたものは、コインを入れるタイプのものだった。
 本当は、自分で選びたかったのだが、これも考えようによっては、タイミング、‘運’ではあるのだが。

 私は、先に占おうと思ったのだが、コインを探している間に、ひょっと、Kさんが先にコインを挿入してしまった。
 これで、順番が変わってしまった・・・。

 私は、先にしたかっただけに、Kさんの引いたものが気になったが、ゲンキンなもので、やはり、後に引いた方で良かったと思った。

 二人とも‘小吉’で、あまりぱっとしなかった。

 正直、心が晴れ上がる内容ではなかったので、別の場所で、‘選べるおみくじ’を見つけたときは、もう一度挑戦したくなった。
 が、そこは心を鬼にしてぐっとこらえた。
 それは、神様に対して失礼である。1回目のメッセージにいくら不服があるは言え、メッセージはメッセージとして受け入れるのが礼儀であろう。

 私のは、「災い転じて福となす」というような内容だったが、これも、‘正しいことをしていたら’の話しで、そうでなければ、‘悪循環’みたいなことも書かれていた。
 今の自分が必ずしも正しいことをしているとは言えないので、非常に危険というか、安心はしていられない。

4.その翌日の日記より

 それにしても、今日は、体がだるかった。

 この疲労は、旅行から来たものだろうが、どれだけ疲れたというのだろう?

 やはり、肉体的というよりも、精神的なものに違いない。
 あの3日間のトークは、やっぱりヘビーだったのだろう。

 マッサージで言うと、もみ返し、あるいは、デトックス。
 毒を吐いたから、それが体に現れた? 
 あなどれないものである。

                       以上、みちょるびんでした!

-ダンス!, 第一次仕事イヤイヤ期

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

第一次仕事イヤイヤ期(その59:「スケッチ旅行」後編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …

第一次仕事イヤイヤ期(その70:「最後の決め手」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …

一次仕事イヤイヤ期(その34:「絵画談義」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …

生みの苦しみ

 こんにちは、みちょるびんです。  みちょるびんは、「一日一記事」を目標に、毎日、ブログを更新しています。  平日の日中は、オフィス・レディとしての職務を果たしているので、終業後が勝負。 毎日が、’綱 …

第一次仕事イヤイヤ期(その41:「経験値的鑑賞法3」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …