第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その24:「哀れな濃い物語」編)

投稿日:2020年8月29日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。1.

1.そんなこともあるよね!?

 あるとき、占いで、みちょるびんを好きな人がいると言われたことがありました。

 突然のことだったので、びっくりしたのですが、状況からして、もしかして、この人かな?って、思いあたる人がいました。
 その人とは楽しい間柄で、いい友達関係だったのですが、そう言われたら、妙に意識し始めてしまって、意識すればするほど、不自然な態度をとるようになってしまいました。

 すっかり、みちょるびんは、占いの策略(?)にはまってしまい、しまいにはなんと、みちょるびんの方が好きになってしまっていました!

 そんな具合で、一方的にギクシャクしてしまい、彼との良好な関係を壊してしまいました。

 そのとき、修復をはかろうとして、みちょるびんのとった、誤った「対策」を、反省を込めてみなさんと共有します。

2.ワンポーズ大作戦

 ダンス教室で、その時の自分の気持ちを1つの‘ポーズ’で表現するということをやったことがありました。

 一発勝負なので、真剣に取り組みましたが、だいたい、みちょるびんがポーズを作ると、皆の笑いを誘うことになりました。
 動きがコミカルなんでしょうね。

 その日のレッスンの帰りに、「誰も見ていないときに、彼に向かって、ひそかにやろうかなぁ」と話したら、先生はじめ、みんなが面白がってくれました。

 みちょるびんは、ギクシャクしていた彼に、ワンポーズで、友好の印を送ろうと思い立ったのでした。

 名付けて、「ワンポーズ大作戦」。

 しかし、実際は、彼の周囲には、誰かしら人がいたので、なかなかポーズを作るチャンスは巡ってきませんでした。

 今となっては、その状況を押してまでして、ポーズしなかったのは、正解だったと思います、はい。

3.夢で逢いましょう  ※良い子はマネしないでね!

 ある時、夢の中の彼に、働きかけることを思いつきました。

 その頃になると、なぜかみちょるびんが彼を遠ざけているような状況になっていました。だから、夢の中で友好的な気持ちを伝えられれば、現実社会においてもそれが反映され、また、以前のような楽しい関係に戻れるかもしれないと思ったのでした。

 ちょうど、彼が、海外旅行に出かけると聞いたので、時差を利用し、彼が眠っているであろう時間帯に、念を送り、潜在意識に語りかけようという作戦でした。

 目印に、赤いブレスレットをまとい、戻ってきた彼が、みちょるびんの赤いブレスレットに気づいたら、「成功」という筋書き。

 しかし、旅行から戻った彼は、みちょるびんの赤いブレスレットには一切無反応であり、計画が失敗に終わったことを知りました。

 そしてその日、彼が、他の女子に、音楽CDを返却している姿を目撃しました。
 その彼女は、音楽好きの彼に、自分のお気に入りのCDを貸していたようでした。おそらく彼は、旅行中、そのCDをずっと聴き、そのたびごとに、彼女のことを思い出したに違いありません。

「一本取られた!」とみちょるびんは、思いました。敗北宣言です。

4.しょぼん

 それにしても、どうしてこうも若みちょるびんは、ちゃんと、彼と向き合えなかったんでしょうかね!? 「ワンポーズ大作戦」といい「夢で逢いましょう計画」といい、非現実的です。
 健全ではありません!!
 そういうところが、‘哀れ’としか、いいようがありません。

 現みちょるびん、しょんぼり。

 YouTubeで‘生霊’などの怪談話を聞いては、「こわいねー」って他人事のように思うわけですが、若みちょるびんだって、一歩、間違えば、あの時、生霊を飛ばしていたかもしれないわけです。

 相手の立場になって考えてみると、もうこれは、ホラーでしかありません。
 もちろん、みちょるびんは、相手を傷つけようとか、怖がらせようとか、そういう気持ちは毛頭ありませんでしたし、むしろ、好意を持っていたわけですが、でも、迷惑行為であることに、違いありません。

 計画が全て「未遂」に終わったことを感謝します。
 そして、ここに、懺悔いたします。

                       以上、みちょるびんでした!

-第一次仕事イヤイヤ期

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