こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。
【「即席即興バトル」から、2か月後の日記】
今日、いつも仲良くしてもらっている心優しい・感覚派プロダンサーKさんから、「私(みちょるびん)は、ただでさえ’華’があるので、「即席即興バトル」の時の衣装は、ピンクではなくて、もっとシックな方が、より私(みちょるびん)の魅力を引き出せたのではないか」と言われ、ちょっと驚いた。
その場に同席していた、別の仲間にも「同感」と。
舞台で着たあのスカートは、実家で荷物整理をしていた時に出て来たもので、母・マミーに、ダンスに使えるのではないかと言われて、実家から持ち帰ったものだった。
それで、ちょうどいい機会と思い、「即席即興バトル」の時に着ることにしたのだ。
それに、2曲目のショックを受けたイメージで踊るシーンでは、大きく動いたり、くるくる回転したりしたので、あの360度に裾が広がるスカートは、その動きに合わせて、効果的に使えたと思い、自分では満足していたのだ。
しかし、Kさん曰く、私にも’華’があって、それでいて、衣装がショッキングピンクで派手だったから、舞台上には他に2人のダンサーがいたのに、ついつい私ばかりを目で追ってしまったのだそうだ。
そういうものなのか?
自分で自分を客観視できないのでよくわからない。
普段の服装も、そっちの方がいいということなのか?
つまり控え目の方がいいと!?
たびたび(※)ダンスチームを組んでいる素人仲間のダイちゃんは、別のプロダンサーが、私のことを「劇団みちょるびん」などと言っていたのを聞いたとのこと。
どういう意味だろう?
いろんな表現ができるということか?
これは、自分で自分を買いかぶりすぎ?
いずれにせよ、私の特技は、「皆を楽しませること♪」ということじゃなかろうか。
「皆を巻き込む」ことが、うまいらしい!
うききーっ。
【それから更に3週間後の日記】
「即席即興バトル」の録画ビデオを妹と一緒に観た。
ビデオを観て、妹に、「(一緒に組んだ)はっちゃんを、もっと立てるべきだった」と言われた。
「先生が怒ったのは当然である」と。
「もっと、ヒトと絡む訓練が必要なのでは?」と。
確かに、私たちの舞台の録画を観てみると、先生が言われていたように、はっちゃんがオロオロしているように見えた。
はっちゃんは、ダイちゃんと私のリクエストに応えようと、側転をしようとしてくれていたのだ。
でも、結局、そのタイミングがわからずに、側転できなかった・・・。
本番前日の練習の時は、私もダイちゃんも、はっちゃんが側転しやすいようにと、タイミングを合わせていたのだった。
しかし、その後、先生から、’タイミングを計ること’等を禁止されたため、はっちゃんには、「側転をしてほしい」とだけお願いして、練習の時のようにタイミングを計ることはしなかったのだ。
もしかすると、幼いはっちゃんには、状況がきちんと伝わっていなかったのかも知れない。
でも、私たちが側転をお願いしたので、はっちゃんは、当然、練習の時のような展開があると期待した。
だから、練習の時と違う動きをしていた私たちに戸惑ってしまい、結果、オロオロすることになった・・・。
私は、自分のダンスに無我夢中で、はっちゃんが、側転のタイミングがわからなくてオロオロしていたことに、ちっとも気づいていなかった。
ライブ終了後に発せられた、先生の厳しい言葉に対して、私は反発したわけだが、今日、このビデオを観て、先生のおっしゃっていたことがようやくわかった。
私は、思い上がっていた。
皆に、面白かったと言われ、いい気になっていた。
あーあ、’気遣いができていない舞台’だったというわけだ。
はっちゃんに、申し訳ないことをした。
それを見抜けていた先生からすると、確かに、不快でしかないね・・・。
M氏のことをイライラする・・・なんて、私は、言えた立場じゃない。
ショボン・・・。
【バトルから約5カ月後の日記】
今日は、ダンス教室のスタッフさんに会う機会があった。
その際、「(5カ月前に開催された)『即席即興バトル』の時の’山口百恵’がすごく良かった。また、百恵をやってほしい」と言われた。
別のスタッフさんにも、改めて、個人的には、我々の3人チームが一番良かったと言われた。
相当ウケたらしい。
だが、今後、百恵をどうやれというのだろう。
謎だ。
以上、みちょるびんでした!
※「つるさんダンサーズ」、「バースデイ・パーティ・アゲイン」、「即席即興バトル」をご参照ください♪