第一次仕事イヤイヤ期

第一次仕事イヤイヤ期(その5:「古い日記帳現る」編)

投稿日:2020年7月19日 更新日:

こんにちは、みちょるびんです。

(前回までのあらすじ)
 入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制している」と告げられ、仕事に対し、違和感を感じ始めた。学生時代に熱中していた「演劇」に活路を見出し、カルチャースクールの演劇講座を受講。そこで出会ったつるさんに誘われ、新たにダンス教室に通うことになったのだが・・・。

1.日記帳の出現

 みちょるびんが、ダンス教室に通い始めて3か月がたった頃、自宅の古い本箱の中に、見覚えのある茶色いノートを見つけました。それは、10年以上も前、ちょうど、みちょるびんが就職のために上京する直前の、約半年間がつづられた日記帳でした。

 上京して始めて手に取った日記帳、そこに書いてあったのは、当時、片思いしていた彼のことでした。恋していたせいか、なんだか詩的な文章で、ひたむきな中にも、明るさがあって、当時の自分のことが、とてもかわいく思えました。それに比べ、今の自分はなんて元気がないのだろうとも思いました。

2.よみがえった真相

 一番驚いたのは、みちょるびんの上京の理由でした。

 なんと、先に上京した片思いの彼を、追いかけて行きたいという想いが書かれていたのです。それは、完全に、みちょるびんの記憶から抜け落ちていたことでした。
 あの時の恋は、結局、失恋に終わりました。だから、記憶しておくには、あまりにもつらいことなので、自ら消去してしまったのだと思います。しかし、今から考えると、あの頃の出来事は、全て、みちょるびんにとってなくてはならないことであったと思うし、あのつらい悲しい体験があって、今につながっているわけです。

 日記を読んでいて、一生懸命でピュアだった’ヤング・みちょるびん’のことがいとおしくさえ感じられました。

3.やっぱ、これだね!

 そして、思ったのは、日記をつけていてよかったということでした。
 日記には、必ずしも、楽しいことばかりが記されていたわけではありませんでしたが、記憶違いを訂正できたし、第一、こんなに楽しいすばらしい体験を、全て忘れてしまっては、もったいないと思いました。

 そんなことがあり、2003年の春に、日記を書き始めました。

 PCでは、心と文章の間に何等かの変換が生じるように思えましたが、手書きだと、心と文章が直結しているように感じられたので、手書きすることをチョイスしました。

 記念すべき初回の日記に、ダンス教室における決意がつづられていました。

 『最近のダンスでのみちょるびんのテーマ「目覚めよ、自分!」のためにも、埋もれてしまった自分を掘り起こすのに、書くことはいいのかも。
 ヤング・みちょるびんに負けるな!』

                       以上、みちょるびんでした!

-第一次仕事イヤイヤ期

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