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春爛漫♪  オランダ旅行!(12)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 オランダ旅行3日目。

 朝、目が覚めると、雨の音を聞きました。
 カーテンを開けて窓の外を覗いてみると、小雨が降っている・・・。

 なんたること!
 この日は、楽しみにしていた蒸気機関車に乗る日だというのに!!

 朝食利用は8時からだったので、それまでに、チェックアウトできる態勢を整え、食事も早く済ませました。
 それからすぐに、外出。
 小雨とは言え、傘は差した方がいいレベル。
 地面もしっとりと濡れていました。

 最初の訪問地は、バス乗り場。

 この日の夜は、スポキール空港にほど近いホテルに宿泊することを予定していました。
 ここホールンからスキポール空港に行くには、鉄道であっても直通列車はなく、アムステルダムで乗り換える必要がある。
 当初の計画では、鉄道一本で考えていましたが、あいにくこの日はメンテナンスのため、アムステルダムへの直通列車がない。
 それで代わりに、アムステルダムまではバスを利用することにしたのでした。
 ホテルの人の話では、駅前から直通が出ていて、40分くらいで行けるらしい。

 駅前にはいくつかバス停があったし、まずは乗り場の確認。
 アムステルダム行のバスは314番で、そのバス停は、ホールン駅から一番近いところに位置していました。
 そのすぐ近くには電光掲示板が設けられていて、直近で到着するバスの所要時間を案内。
 バスの時刻表もあり、その日の314番バスは、朝の6時半から24時半まで、30分おきの出発。
 これなら、多少ホールンへの戻りが遅くなっても安心♪

 次にみちょるびんが目指した場所は、蒸気機関車の駅。
 ネットで事前に、オランダ鉄道とは別になるので注意が必要という情報を得ていました。
 それはわかっていても、肝心の駅が見つけられない。
 ちょうど、駅員らしき人が通ったので、訊いてみたところ、ホールン駅のすぐ左側にある跨線橋を渡った向こう側にあると教えられました。
 みちょるびんは、その跨線橋はオランダ鉄道専用のものに違いないと勝手に思い込んでいたので、その階段を上って行こうとまではしていませんでした。

 跨線橋の上に立ってみると、右手には見えるは、前日にみちょるびんが乗って来たオランダ鉄道の線路と、見覚えのある電車の車両。
 そしてその左手には、平行して走るまた別の線路があり、そこにはレトロな車両が一列に連なって停車していました。

 その更に左側には、跨線橋から見下ろす形で「STOOMTRAM」という看板を掲げた建物が。
 蒸気機関車の駅舎です!

 そこから少し先に行った奥の方には、機関庫らしき建物。
 そしてその建物の1つから顔を覗かせるように停まっている車両があり、頭から白い煙を噴き上げていました。
 蒸気機関車です!

 きっとあの機関車が、みちょるびんたちを終着駅のあるメデムブリックまで運んでくれるのに違いない。
 1時間後の出発を前に、ウォーミングアップしているところなのでしょう!

 もう駅の場所は確認できたわけなので、この外出の目的は果たしてはいたのですが、もう少し近くまで行ってみることにしました。
 跨線橋を下りると、そこには、モダンなオランダ鉄道の駅舎とは対照的な、三角屋根のかわいい駅舎が建っていました。
 駅舎前の駐車場にはいくつか車が駐車しており、駅舎の中に入って行く人たちの姿も見えました。

 今回のオランダ旅行では、出発直前に、銀行カードで決算できないという問題に直面することになり、チケットが難航してヤキモキするということがありました(「春爛漫♪(4)」「春爛漫♪(5)」「春爛漫♪(6)」)。
 他方で、このツアーチケットについては、ツアーの1週間くらい前でも、残席数が200以上あるという状況があったので、さほど焦るということはしていませんでした。
 実際、みちょるびんが購入した、ツアー3日前も、その状況に変わりはありませんでした。

 あまり知られていないツアーだからなのか?
 あるいは、チューリップ畑を駆け抜けるには、時期がまだ少し早いのか・・・??

 とは言え、写真を激写したいみちょるびんとしては、乗客がギュウギュウ詰めでない方がありがたいことは確か。
 最も、乗客が少ないと、運行する車両そのものの数を減らす・・・というような調整が行われることもあるかも知れず、実際に乗ってみるまでは手放しに喜べませんがね☆

 駅舎の中はちょっとした資料館みたいになっており、また、記念品なども売られていました。
 みちょるびんは、蒸気機関車とフェリーの絵が描かれた巾着型のナップサックが気になりました。

 このツアーでは、蒸気機関車の往復チケットを購入することもできるのですが、みちょるびんは、終点のメデムブリックでフェリーに乗り換えて、ぐるっとアイセル湖を遊覧しながらエンクハウゼンまで南下してくるというルートを選択していました(エンクハウゼンからホールンまでの足は、適宜、自分で手配)。
 そしてみちょるびんは、オプションにあった「サイデル海洋博物館」も見学する予定にしていました。

 そんなこともあり、蒸気機関車とフェリーのダブルの絵が描かれた巾着は、まさにこの旅の記念にふさわしい。
 ナイロン製で軽いし、小分け袋として旅行のお供に使うのにいいかな♪などと、購入を検討することにしました(「ロシア旅行の思い出。(1.準備段階)」)。

 これはまた、後で出直してきたときに買うことにし、一旦、ホテルにチェックアウトをしに帰ることにしました。
 蒸気機関車の出発時刻は10:40。
 20分前を目途にまた戻ってくればよい。
 駅に近いホテルは、こういう時に便利!

 10:20までに30分くらい時間があったので、ホールンの街を少し散策してみることにしました。

 ホテルでもらった地図によると、街の南側に港があり、その辺りも見どころの一つとなっているようでした。
 しかし、さすがにそこまで行くには時間がない。
 街の中央にある教会の外観だけでも・・・と思い、奥に進みました。

 ちょうど、街中をツアーしている団体客とすれ違いました。
 あんな風にわざわざツアーを組んで見学するくらいなのだから、じっくり時間をかけて周れば、面白い街なのかも知れない・・・と、時間がないことが悔やまれました。

 もうちょっと、もうちょっと・・・と、歩いているうちに、思っていた以上に奥の方まで進んでいて、駅が遠くになっていて、ちょっと焦りました。

 ようやく蒸気機関車の駅に着いた時は、10:20を既に過ぎていました。
 駅舎の入り口前には、長い行列ができていて、一瞬慌てましたが、団体客のようでした。
 団体様が入る前に、急いで受付を行い、簡単な図が描かれたマップをもらいました。

 列車の近くにいた係員に訊いたところ、自由席とのこと。
 ただし、既に前の車両は埋まってしまっているので、後ろの方がいいだろうということでした。

 先頭に停まっている機関車の写真を撮りに行きたいのは山々でしたが、まずは、席の確保が先決。
 急いで後ろの方の車両に乗り込みました。

 中は、レトロな木製ベンチ。
 幸い、ボックス席が空いていたので陣取りました。
 何組か遅れて乗って来たけど、後ろの車両にも空席があったのか、みちょるびんはそのまま一人でボックス席を占領することができました。
 ラッキー♪

 前方車両の席に惹かれていたのは事実。
 でもまぁ、きっと、後ろの車両の方が、列車がカーブする時なんかは、写真も撮りやすかろうよ。

                             以上、みちょるびんでした!

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