こんにちは、みちょるびんです。
オランダのスキポール空港に到着後、鉄道でデン・ハーグに移動したかったみちょるびん。
しかし、前の週に起こった事故の影響で、あいにくデン・ハーグへの直通列車は不通となっていることを知らされました(「春爛漫♪ オランダ旅行!」)。
それでまずは、切符売り場の係員さんから印刷してもらったデン・ハーグまでの行き方を記した紙を片手に、乗り換え地であるロッテルダムに向かいました。
乗った電車の行先はロッテルダムよりもまだ先で、みちょるびんは途中で下車する格好。
渡された紙によると、ロッテルダムでの乗り換え時間はわずか6分ということでした。
電車を降りるのに、もたもたはしていられない!
みちょるびんはすぐに電車を降りられるように、早めにデッキに移動し、ドアの前で待機することにしました。
ところがデッキに行ってみると、乳母車やたくさんのスーツケースを持ったグループがデッキを占領。
この人達が先に降りるのを待っていたら、明らかに時間がかかる、どうしよう!
そう思いながら、そのたくさんの荷物に視線を向けていたら、そのグループを仕切っているとみられる若いお母さんに、自分たちの荷物を指差しながら「先にこれを一気に降ろしたいから(降りるのを待ってて)」と声をかけられました。
それで、みちょるびん、例の紙をお母さんに見せながら、乗り換え時間が6分しかないことを伝えました。
そうしたらお母さん、みちょるびんが先に電車を降りることを快く許してくれました♪
ありがとうございます!!
電車の乗り換え案内はオランダ語による表記でしたが、乗っていたその電車がロッテルダムに到着するのは‘11番線’であろうことが予想されました。
と、言うのは、みちょるびんが空港から電車に乗り込んだのは‘5-6番線’で、紙には「Schiphol Aioport(スキポール空港) Spoor 5-6」と書かれてあったから。
だからきっと、到着駅のロッテルダム中央駅の横に記載されていた「Spoor 11」という文字は、‘11番線’を意味するんだろう。
ただ、次に乗り換える電車の出発場所が「Spoor 1」ではなくて「Perron 1」という表記になっている点が少し気になりましたが、とにかく電車を降りたら、1番線を目指せばよいのだろうと思いました。
若いお母さんも「到着するのが11番線ならば、1番線はあっちの方角よ」と、窓の外に近づいてくるロッテルダム駅の右方向を指差しながら、みちょるびんが向かうべき方角を教えてくれました。
親切な人たちで本当に良かった!
みちょるびんは礼を言い、電車がロッテルダムに到着すると一番に降車させてもらいました。
駅の通路をお母さんが教えてくれた方向に進むと、表示されていた乗り場の番号が若くなっていき、1番線がその先にあることを物語っていました。
「もうすぐ1番線! 間に合いそう!!」
ところが、「3番線」を過ぎても、何故か「1」という数字が見当たらない。
もう、すぐ目の前には、改札ゲート。
みちょるびんも、さすがにその状況には混乱しました。
ちょうど駅員らしき人が改札付近に立っていたので声をかけ、紙を見せたところ、次は地下鉄への乗り換えだと言う―――。
確かによく見てみると、ロッテルダム発の電車の前には、「メトロ」という文字が書かれていました。
なんと!
だから「Spoor 1」じゃなくて「Perron 1」だった!?
心の準備もしていなければ、切符の準備もしていない!!
オランダ鉄道内での乗り換えだと信じていたので、切符はリュックサックの奥深くに押し込んだ財布の中。
慌てて財布を取り出して、改札を飛び出しました。
駅員さんに教わったエスカレーターを降りていくと、地下鉄の改札口。
あの空港の係の人、地下鉄のことは一切口にしなかったし、てっきりそのまま同じ鉄道で乗り継げるものとばかり思っていた・・・。
もしかすると、この切符でこのまま地下鉄にも乗れるのかも!?
一縷の望みをかけて、さっき取り出したばかりの切符を改札にかざしてみましたが、扉は開かない・・・。
やっぱりダメかぁ・・・。
もうどう考えても、6分間での乗り換えは無理。
第一、切符をこれから購入するという、超難関が立ちはだかっているのだ!
実のところ、みちょるびんは、地下鉄の自動券売機の使い方については、事前勉強は一切していませんでした。
だって、地下鉄を利用するなんてこと、考えていなかったんだもの!!
それらしい‘箱’を見つけ、慌てて画面を英語表記に切り替えてみるのですが、何が何やら、さっぱりわからない。
無人駅で、訊く駅員さんもいない。
ここで電車に乗れないと、永遠に、目的地であるデン・ハーグには到達できない―――。
そう思うと、みちょるびんも必死。
隣の自動券売機で切符を買って、立ち去ろうとしていたご夫人に助けを求めました。
お急ぎのところ、足を止めては悪いかなと思いましたが、もう、藁をもつかむ思い。
よくわからないが、どうも乗車時間によって切符の種類が違ってくるというシステムのようで、行先がロッテルダムだと伝えると「じゃぁ私と同じ、2時間切符でいいわね」と言って、ポチポチと画面を押してくれました。
4.5ユーロ也。
親切なご夫人の力添えにより、正しい切符の選択まではできたものの、次には‘支払い’が控えている。
カード払いをしたいところだが、ここでしくじったら、また最初からやり直し。
ご夫人のパネルタッチを横で見学はしていたものの、さあ、やってみろと言われても、独りでまたこの正しい画面までたどり着ける自信はない。
不安げな顔をしていると、「横で見ていてあげる」とわざわざ、切符が受け口に出て来るまで一緒に立ち会ってくれました。
本当に感謝!!
そのやり取りを傍で見ていたおじさんは、てっきりこのご夫人の連れの方なのかと思っていたら、赤の他人だったようで、ご夫人が立ち去った後も「デン・ハーグは『E線』利用となり、方向は行先でわかるから」と教えてくれました。
よくよく伺ってみると、地下鉄は頻繁に走っているらしく、仮に紙に記されていた6分後の電車を逃したとしても、すぐに次のがやってくるとのこと。
何も、そんなに慌てる必要はなかったということがわかりました。
とは言え、切符も無事にゲットできたし、これで一安心。
みなさんがご親切で、感激でした!
そうやって何とか地下鉄の改札を突破し、E線乗り場へ行くことができました。
一瞬、どっちの乗り場がデン・ハーグ行きかわからず、一旦乗り込んだ電車が逆方向行きのものだということに気づいて、慌てて降車する・・・という失態もありましたが、なんとかデン・ハーグ行きの電車をキャッチ。
事なきを得ました。
そのうち地下鉄は地上を走り出し、窓の外に広がる景色はとても美しかった。
川などの水路が多く、それが人々の生活によく溶け込んでいるといった感じがしました。
その近所を散歩するだけでも、辺りは‘絵’になる風景ばかり。
そんな素敵な環境で暮らせるなんて、オランダの人々の生活はなんて豊かなんだろう!と、うらやましく感じられました。
目的地であるデン・ハーグに到着したのは、ロッテルダムを出発してから約30分後。
通常なら空港からオランダ鉄道で30分で行くところを、トータルで1時間以上もかかっていました☆
以上、みちょるびんでした!