旅行

ロシア旅行の思い出。(10.旅の正解)

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こんにちは、みちょるびんです。

【滞在8日目の日記】

 最終日は、お楽しみのお買い物。

 露子に「ベルニサッシ・オープンマーケット」に連れて行ってもらった。
 出店がたくさんあり、芸術広場に出ていた出店の数は、目じゃなかった。

 私と友子は、ラストスパート、お土産買いに熱中した。

 サンクトペテルブルクで、いくつかお土産に、マトリョーシカのキーホルダーやピン、マグネットを買っていた。
 1つ、1~2ドル(約110~220円位)で、安いと思って買っていたわけだが、実は高かったことを思い知らされた。
 ここでは、10ルーブル(約40円)なのだ。

 私も友子も、夢中になって、キーホルダーの’美人さん’探しをした。
 マトリョーシカは、一つ一つが手書きで、絵の’上手い、下手’もあるし、顔の表情も微妙に異なる。
 だから、美人さん探しがまた、結構楽しいのだ。
 この頃になると、私も友子も、すっかりマトリョーシカに魅了され、ファンになっていた。

 一緒にマーケットに来ていた露子の友達は、真っ先にお目当てのお店に駆け込んでいた。
 お店毎に、取り扱っているマトリョーシカの作者が違うから、長く住んでいれば、お気に入りのお店もできてくるのだろう。
 皆のお気に入りのお店には、私も以前、露子からお土産にもらったことのある、クリスマスツリー柄のマトリョーシカが売られていた。
 ここで私が自分用に購入した雪だるま柄は、珍しかったようで、外国人っぽいおばさんも買って行った。
 丸い形のサンタクロースもかわいかった。

 妹用のマトリョーシカ人形も、この店で調達。
 「かわいいのがいい」とリクエストされていたので、皆が好む、この店のものがいいだろうと思ったのだ。
 義妹用には、露子も持っていたプーチン、ゴルバチョフ他、ロシアの最高権力者シリーズのものを。
 私も、結構かわいいと思ったし、おしゃれ義妹なら、気に入ってくれるのではないか。

 このマトリョーシカ人形を買う時、初め、1200ルーブルと吹っ掛けられたのだが、露子が「自分はここで300ルーブルで買った」と援護射撃してくれたので、助かった。
 4倍の値段なんて、吹っ掛けすぎ!!

 実家には、店に飾ることを想定し、派手派手のにした。
 ご近所さんを相手にした小さな食料品店だが、店を訪れたお客さんにも楽しんでもらえるだろう。
 立体的なてんとう虫が、頭や洋服についている、ちょっと珍しいやつ。
 ちょっと、目が怖かったかな!?
 まぁ、でも、それくらいインパクトがある方が、実家にはふさわしいのではないか。

 今となっては、マトリョーシカのマラカスをゲットしておけばよかたなー。
 アイテムとしては、とても、珍しかったし、絵もかわいかったのになぁ。
 安いモノなのにね・・・。
 お土産に、たくさんの数を買っていたから、ものすごく大枚をはたいたような気がしてきて、ついつい、財布の紐を締めたくなってしまったんだよね。
 でも、考えてみると、1000円もしないはずの値段だったし、現地でしか手に入らない貴重なものだったのだ。
 惜しいことをした!

 その他、チュブラーシュカの手描きの絵も、私と友子、露子の3人で、全て買い占めた。
 素朴なのだけど、アーティスティックで、かわいいのだ。

 残念だったのは、露子が持っている、手描きのマトリョーシカ柄のデミタスカップが見つけられなかったこと!
 露子んちで見て、一目で「欲しい!」と思ったものだった。
 まぁ、それは、露子に託すことにしよう。

 旅程の最後に、マーケット・ショッピングを持ってきたのは大正解だった。
 存分に買い物を楽しんだ。

 私と友子は、もう一度、最後に、ロシア料理が食べたくて、ロシア料理をリクエストし、皆で一緒にランチした。
 お気に入りのスープと、いくらのブリヌイ(パンケーキ)、ピロシキを食べた。
 これがもう食べられなくなるのは、とても残念である。
 「オーチン ブクースト!(とてもおいしかったです)」
 帰りの車の中で言っていたら、早速、運転手リクさんの、発音チェックが入った。

 露子邸に帰って、荷造り。

 友子は、地方に住んでいるため、成田空港到着後も、羽田空港に移動し、飛行機を乗り継がなければならない。
 地元への到着が夜になってしまうため、シャワーを浴びさせてもらった。
 その間、私は、荷造りに専念した。

 今回の旅行は、この大きなキャリーバッグで来て、正解だった。
 私は何を血迷っていたのだろう!?
 (’破れ’で、みすぼらしいから、友人たちの前での使用を躊躇していたのだけど・・・。)
 スーパーでゲットした職場用のチョコレートも、うまくキャリーバッグに納まり、一安心。
 大切なお宝、「インペリアルポーセリン」社の絵皿は、当然、手持ち。
 割らないように、大切に持って帰らなきゃ。

 空港では、リクさんと、まずお別れ。
 昨日の「クレムリン」観光は、リクさんなくしては、目的は果たせなかったはず。
 現地に住んでいる人という意味でも、コミュニケーションを楽しむことができた。
 スパスィーバ、リクさん!

 空港での出国手続きも、時間がかかった。
 せっかく露子も見送りに来てくれていたのに、随分待たせてしまった。

 それにしても、どこぞの国のオリンピック選手らしき一団の連中は、とても感じが悪かった。
 列を無視して、前に割り込んでくるのだ。
 腹が立って、「先に並んでるんですけど!」とにらんだ。
 「わかってるよ」とか言っていたが、人のいい友子は、完全に彼らにブロックされていた。
 最低。
 「スポーツマンシップに則れ!」ってもんだ。
 マナー違反ではないか。
 そんなんじゃ、応援したくなくなる。

 こんなことでイライラしているうちに、時間も過ぎてしまい、すぐに搭乗しなければならない時間だった。
 キャビアとカニ缶を買ったら、露子ともお別れ。

 最後に、私は、思い出(?)のトイレにもう一度行った。
 ロシア滞在中は、トイレットペーパーが手放せず、ずっとバッグに入れて、持ち歩いていたのだ。
 空港でのトイレが、このトイレットペーパーとのお別れになりそうだった。

 仕事で休めない露子の代わりに、我々と一緒に行動を共にしていた、露子のお気に入りのぬいぐるみとも、お別れだった。
 ずっと一緒にバッグの中にいた’ぬいぐるみたん’も、その子とのお別れが名残惜しいのか、寂しそうにしていた。
 ぬいぐるみたんは、ロシアにいる間中、ずっとニコニコしていたのにね。

 一人残される露子は、もっとつらいだろう。
 ありがとう露子。
 とても楽しかったよ。
 次に会えるのは日本かな?
 また、3人で一緒に旅行しよう!

 結局、私たちが乗る予定にしていた成田行の飛行機は、出発が、それから1時間遅れた。
 これまでがむしろ、順調だったのかもしれない。

 私は、とても疲れていた。
 これから9時間半の旅。

 無事に日本に帰ることが、最後の、最大の目的。

                         以上、みちょるびんでした!

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