旅行

モーリシャス旅行♪(14)

投稿日:2024年1月16日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!(「モーリシャス旅行♪」)

 モーリシャスでは、友人の毛里さんのおかげで、至れり尽くせりのゴージャスな滞在となりました♪

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 「Casela nature parks」(カゼラ自然公園)の「AFRICAN SAFARI」(アフリカンサファリ)を楽しんだあとは(「モーリシャス旅行♪(10)(11)(12)(13)」)、無料シャトルバスでウェルカムセンターに一旦戻り、今度は徒歩で「Bird paradise」(バードパラダイス)に行きました(「モーリシャス旅行♪(4)」)。

 モーリシャスで最も印象的な鳥類を発見できると謳われているだけに、「Bird paradise」では大きなケージに入った珍しい鳥を見ることができました。

 カラフルで、見たこともないような鳥もいて面白かったのですが、その頃になると、だいぶ疲れが出てきていました。
 炎天下での長時間のサーバル待ち(「モーリシャス旅行♪(6)」)がみちょるびんたちの体力を奪っていたのかも知れません・・・。

 「Bird paradise」の奥にはカフェがあり、見晴らしもいいので、そこで一息入れようということになりましたが、お店は既に営業が終わっていました☆
 一方で店内はなんだかせわしない。
 どうやらパーティーの準備をしているようでした。
 そういえば、HPによると、ここ「Casela nature parks」では、パーティーなどのイベントの企画・運営も行っているとのこと。
 季節柄、クリスマスパーティーなのかも知れません!

 あと1時間もしないうちに閉園の時間だったし、みちょるびんたちもそろそろ帰ることにしました。

 実は友人の毛里さんは、「Bird paradise」(バードパラダイス)で飼われているピンクのハトをみちょるびんに見せたかったようなのですが、たくさんある大きなケージからそのハトを探し出すことができず、断念したという経緯がありました。

 あとで確認したところ、ピンクのハトはモーリシャス固有の鳥なんだとか。
 ウィキペディアには「モモイロバト」として紹介されていました。

 頭部や頸部・胸部はピンク色。
 額から顔はピンク色がかった白、背の羽衣はピンク色がかった暗褐色、腹部はピンク色がかった淡褐色。
 尾羽は赤褐色だが、外側はピンク色を帯びる。
 翼は暗褐色―――。

 写真を見てみると、街中で見るハトよりもスリムで、はるかに美しい!

 体長は40cmくらいらしいので、日本でよく見かける「ドバト」(人間が家禽化したカワラバトが再野生化した鳥、体長30~35cm)や「キジバト」(約33cm)よりも少し大きいということになる。

 20215年7月に、英マンチェスターの南東部で羽が部分的にピンク色を呈しているハトが目撃され、話題になったというニュースをネットで見つけました。
 そのハトが一体どこからやって来たのか、人々は不思議がり、中にはモーリシャスのモモイロバトを連想した人もいたようですが、問題のハトの写真を見てみると、明らかに別物☆

 それにしても、ここでモーリシャスのモモイロバトの名前が挙がったということは、それだけ珍しいピンク色のハトが生息する唯一の場所としてモーリシャスが知られているっていうことなんだと思います!

 さて、このモモイロバト―――。

 かつてモーリシャスでは、モモイロバトが全土に数万羽も生息していたのだそうですが、20世紀後半にはわずか10羽にまで減少してしまったのだとか。

 元々モーリシャスは、1500 年代まで人の手がほとんど入っていなかったらしく、ヨーロッパ人の到来により状況が一変したとのこと。
 人間の到来とともに、捕食を行うネコ、マングース、猿、ネズミが島に持ち込まれ、また、プランテーションや入植のために土地が開墾されたことで、島の在来種の多くが絶滅に追い込まれてしまったそうです。

 そんな中、モモイロバトが生き残ることができた原因として考えられているのは、その肉に毒性があり、人間や動物がよりおいしい獲物を求めてモモイロバトを避けたからということのようです。

 しかし、モモイロバトは全般に減少傾向にあるのだそうで、その理由の1つは生息地の消失、もう1つはトリコモナス・ガリナエという寄生虫が挙げられるそうです。
 同じく人間によって持ち込まれた寄生虫トリコモナス・ガリナエは、モモイロバトの雛の半数以上を死亡させているらしい・・・。

 だがそもそも論として、モモイロバトには遺伝的多様性がないということに大きな要因があるのだとか。
 遺伝的多様性は、種の生存と適応において重要な役割を担っているのだそうで、遺伝的多様性が高いということは、種に含まれる個体の遺伝子型に様々な変異が含まれ、種として持っている遺伝子の種類が多いことを意味するのだそう。
 従って、逆に遺伝的多様性が低いと、環境の変化に適応できず、種の絶滅を招く可能性が高くなるという―――。

 モモイロバトは、1970 年代と1990年代に2 度、絶滅の危機にさらされており、その際、大量の親近交配をすることになったのだそうで、それが結果的に今度は、遺伝的多様性の減少を引き起こすことに繋がったのだそう。

 現在、モーリシャスでは約400羽のモモイロバトが生息しており、一見、その繁殖に成功しているかのように見えますが、このまま遺伝的救済を行わずに放置していると、モモイロバトは今後50〜100年以内に絶滅することが予測されているのだそうです。

 数が増えたから安心!というわけではないんですね・・・。

 このような話を聞くと、やっぱり現地で実際に、貴重なモーリシャスの固有種「モモイロバト」を見てみたかったなぁという思いにかられます。
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

【参考】
 サイエンスニュース「Mauritius’ pink pigeon faces extinction threat from inbreeding」(By James Ashworth, First published 13 May 2022)

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   個性的なトリ

   なぜか放し飼いにされている孔雀

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