こんにちは、みちょるびんです♪
小学校1年生の一学期の通信簿に「口が悪い」という先生からのメッセージがあったことを覚えている。
ヒトの気持ちを考えずに、ストレートなもの言いをしていたんだろうね。
小学校1年生の時だったと思うが、「あなた、あの男子のことが好きなんだってね?」って、他の子から聞いた噂をそのまま本人に直撃したことがあった。
そうしたら、その女の子、しくしく泣き出してしまった。
内気でおとなしい子だったし、みちょるびんのませた質問にびっくりしたのかも知れない。
その時は、まさか質問しただけで泣かれるとは思ってもみなかったし、みちょるびん自身もとってもびっくりした記憶がある。
中学生になって、夏目漱石の小説『坊っちゃん』を読んで、癇癪もちで、だけど正直で正義感の強かった主人公‘坊っちゃん’が、自分に似ているように感じた。
また、小説の影響もあり、正直なことが美徳であるように思うようになった。
でもその思い込みのせいで、ずいぶん友達を傷つけたように思う。
高校生の時、仲の良かった友達に、その子のためを思って忠告したことがあった。
今思い返すと、余計なお世話だったし、言う必要のないことだったと後悔している。
性格がいい子だったから、その後も普通に接してくれたけど、傷ついたに違いないのだ。
クラスが変わって新しい友達ができたからっていうことはあっただろうけど、少し距離ができてしまったのはみちょるびんのあの発言のせいだと反省している。
たまに、あの時のことを思い出し、友達に心から謝りたいと思う。
悪意がなかったこと、みちょるびんがバカだったことを伝えたい。
誤解を解くことで、友達の傷ついた心を癒してあげたい、と思う。
でももし、当の本人が、あの時のことをとっくに忘れ去ってしまっているようなら、逆にそっとしておきたいという思いもある。
わざわざ、イヤな記憶を呼び起こさなくてもいいのではないか・・・とも思うのだ。
それに、謝りたいっていうのは、罪悪感から逃れたいみちょるびんの勝手なエゴにすぎないんじゃないか!?
未だにこの件について、あれこれと葛藤が続いている・・・。
「私のどこがいけないの? 直すから正直に話して!」って女友達に言われて、求められるまま正直に話し、決別したこともあった―――。
親しくなったその子は、学校の寮に住んでいて、お昼休みになると昼食を食べに寮に帰っていた。
だからその子と別れたみちょるびんは、別の友達と学校のカフェテリアで食事をするんだけど、皆は食事が終わると思い思いの場所に移動していった。
だがみちょるびんだけは、寮の友達との約束を果たすべく、いつも一人だけカフェテリアに残ったのだった。
ところが彼女は、約束の時間に現れることはほぼ皆無で、みちょるびんは昼休み中いつも待ちぼうけを食らっていた。
それが当たり前のように繰り返された。
そのうちみちょるびんも、そんな風に彼女に束縛されるのがいやになって、ある時、もうできない約束はしたくない旨、彼女に伝えた。
別に友達関係を解消するとか、そういう趣旨ではなかった。
その時に彼女に問われたのが「私のどこがいけないの? 直すから正直に話して!」―――
みちょるびんは、話す気はなかったのだけど、あんまりしつこいもんだから、それまで蓄積されていた数々の不満を正直に伝えた。
どうやら彼女は、みちょるびんが謝ることを期待していたらしかった。
まだ話の途中だったというに、彼女はみちょるびんを置き去りにして泣きながら立ち去り、次に会った時は、クラスメイトの間でみちょるびんが悪者のよう伝わっていた。
しかし、友人たちにコトの顛末を説明したところ、そもそもみちょるびんがカフェテリアで一人待たされていたという実態は誰もが知っていたことだったし、逆に同情票を獲得し、結局、彼女の方が分が悪くなったのだった。
その後彼女と、一緒に過ごすということはなくなった。
みちょるびんが彼女に願い出たのは、お昼休みの約束はしないということであり、彼女とは引き続き友達でいるつもりだった。
みちょるびんが躊躇したのに、しつこく迫って来たのは彼女の方であり、みちょるびんはそれに従っただけ。
それなのに変な具合になってしまい、みちょるびんとしてはなぜそんな展開を迎えることになってしまったのか謎でしかなかった。
就職してからも、正直に自分の考えを述べたことで、上司の逆鱗に触れるという経験をした。
そんなことが何回かあると、さすがのみちょるびんも学ぶ。
冷静でいられるうちは、極力言葉を選ぶようになった。
また、余程自分のポリシーに反することではないかぎり、感情に任せ、言葉で相手を負かそうとすることも止めるよう努めた。
負けず嫌いな性格だからつい応戦したくなるが、そこで勝ったところで、相手に逆恨みされるだけなのだ。
そしてまた別の機会にネチネチと口撃を受けることになる・・・(- - ☆)。
時として、感情的になってしまったその時の自分のチンケなプライドを守るよりも、口をつぐんでいる方が賢いということもあるのだ。
以上、みちょるびんでした!