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努力の人。

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 こんにちは、みちょるびんです。

 ある動画を観ていて、みちょるびん、印象に残っていることがあります―――。

 そこに、二人の役者さんが出演されていました。
 お二人は過去にドラマか何かで共演したことがあるようで、男優さんが女優さんに対し「台本は前日などの直前にしか渡されないのに、翌日の現場では、もうその大量のセリフがちゃんと頭に入っていて演技しているのだから、すごいね!」って話かけたところ、「努力です」という答えが返ってきた・・・とかなんとか、そういう会話をしていました。

 この「努力です」と回答する人の心理って、どういうものなんだろうと、ちょっと不思議に思っています☆

 動画を観た直後は、特に何も感じずにスルーしていたのですが、先日の記事「執念の人。」の中で「地道な努力」という言葉を使っていたので、なんだか急に、その「地道な努力」と女優さんの「努力です」という発言がリンクしたっていうか、気になってきたんです。

 男優さんは、‘台本が直前にしか渡されない’という女優さんと同じ状況下において、なかなかセリフを覚えられずに苦労したのかも知れません。
 だからこそ、短時間のうちに完璧にセリフを覚えて撮影に臨んでいた女優さんのことを、尊敬の念を持って見ていたのでしょう。
 また、彼女の仕事に対するその姿勢、ストイックさにも感心したのだろうと思います。

 そういった‘お褒めの言葉’に対し、「いえいえ、とんでもないことでございます」という風に「謙遜」の態度を示すのが一般的かと思うのですが、「努力です」という女優さんの切り返しは、もう一歩さらに踏み込んだ回答のように感じられます。
 そこに‘反抗心’みたいな感情が垣間見えるとでもいうのか。

 あるいは男優さんは、彼女の驚異的な記憶力に対して、「すごい才能」というようなニュアンスの評価の仕方をしていたのでしょうか?
 例えば、「映像記憶」といったような!?

 役者さんの中には確かに、「映像記憶」と言って、‘一瞬見ただけで映像として記憶できる’という特殊能力を持っている方もいらっしゃるようなのです(「映像記憶。」)。
 もしかすると男優さんは、その女優さんのことを「『映像記憶』ができる人」という疑いを持ったのかも知れませんね。
 だから、それに対する回答として、女優さんは「(そのような特殊能力ではなく、単純に)努力をしているだけである」という返しをした・・・。
 そうなってくると、その言葉にはちゃんと「‘謙遜’の気持ちが込められている」ということになりそうですね。

 しかし、何度も「努力」をアピールするところを見ると、もしかすると「怒り」のような気持ちもあったのかなぁ。
 女優さん自身も、必死になって取り組んだ上での‘成果’ということなのであれば、そんな意味不明な「特殊能力」=「才能」という一言で片づけられたくないという思い。
 苦労せずに、できてしまうヒトへの腹立たしさ・・・そういう感じ?

  一方、本当にそういった特殊能力を持っている人は、なかなかカミングアウトしないものなのかなぁ??

 みちょるびんだったら、つい自慢したくなりそうですが、それを触れ回るのは得策ではないのかもしれないね☆

 「あの人は、『映像記憶』ができるからねー」と、全ての手柄(成功)を「映像記憶」のせいにされてしまうという危険性もあるのかも知れませんね。
 そんな風な言い方をする人は、羨ましいというのが一番の本音なんだろうけど、輝かしい成功が楽に手に入っているようにも見えて、妬ましい気持ちにもなり、意地悪をしたくなることもあるのかも知れない??

 だけど、「映像記憶」は単純に外からの情報を取り入れる手段でしかない。
 役者さんは、自分という「器」を通して、今度はそれを外に向けて表現するということが求められる。
 つまり「セリフを覚える」ことと「演技する」ことは別の作業。
 「映像記憶」ができる人が全員、いい役者であるということにはならないのです。

 取り入れた情報(セリフ)をどのように自分の中で熟成させて、それをどのように放出するかということは、やっぱり、その役者さんの感性によるところも大きい。
 それに、それを表現する‘インストルメント’(instrument:楽器、器具、道具の意味)も大切でしょう。
 役者さんの場合で当てはめて考えると、‘インストルメント’は肉体そのもの。
 例えば、ルックスだとか声だとか、あるいは運動神経だとか。
 もちろん、いろんな個性があっていいし、実際に多様性が求められる世界だと思う。
 だから、単に「良し」「悪し」だけで判断できるものではないのだけどね。

 記事「映像記憶。」に書いた「映像記憶」があると噂される超人気アイドルの方の快進撃は止まらないようです―――。

 日本から遠く離れた外国で暮らしていると、なかなかその彼の出演するドラマや映画を観る機会はない。
 彼の評判が聞こえてくるたびに、彼のことがとても気になるみちょるびんなのでした。

 「入り」と「出」の才能は別って、わかっちゃいるけど、他にも知られざる「特殊能力」があるんじゃなかろうか・・・なんて、想像してしまう。
 そういった事実があるとすれば、彼がそれを公表するのは、役者を辞める時なんだろうなぁ・・・。

 真実を知りたいけど、みちょるびんが生きている間は無理そうだな☆

                             以上、みちょるびんでした!

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