旅行

出雲旅行!(37.運命の朝)

投稿日:2025年7月25日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。「出雲大社」でのお詣りを終えて、迎えた3日目は「石見銀山」に移動。ワンコインガイドツアー「龍源寺間歩コース」に参加し、カフェでの休憩を挟んで大森の町並みを散策。ぎんざんカートで宿屋に戻ってからは、最終日の計画を立て、「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」に狙いを定めた。

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 出雲旅行最終日。
 東京に帰る日―――。

 その日の朝は早起きした。
 8:50大森発のバスで「石見銀山世界遺産センター」に行く計画を立てていたからだ。
 7:00の朝ごはんまでには化粧を仕上げておくようにした。

 実は、その宿屋の口コミを見た時に、料理について、中華料理であるとか郷土料理だとか全く別のことが書かれていて、ただ共通していたのは「美味しい!」ということだけで、不思議に思っていた。
 前夜の晩御飯は確かに中華料理ではあったが、一方の朝ごはんは、田舎の朝ごはんと言った雰囲気だった。
 郷土料理ってやつか!?
 でもそれがかえってみちょるびんにはうれしかった。

 味噌汁には島根県の名産であるシジミが入っていた。
 粒があまりに大きいから、本当にシジミなのか!?と、疑ってしまうほどだった。

 島根県東部の斐伊川(ひいかわ)最下流に位置する宍道湖(しんじこ)は、海水と淡水が混ざり合う汽水湖で、汽水湖としては全国で7番目に大きいんだとか。
 そのユニークな環境が、宍道湖を国内の漁獲高日本一を誇るシジミの産地にしているのだそうで、絶えず変化する水の塩分濃度に適応するために、シジミが内臓を発達させ、そのおかげでその旨味成分「コハク酸」が増すのだそう。

 本当に味が濃厚でとても美味しかった。
 シジミに感動した旨を宿屋のスタッフに伝えると、今が旬とのことだった。
 何を食べても美味かったが、シジミの味噌汁を食べられただけでも十分に価値のある朝ごはんだった。

 昨日の到着時は宿屋の人が不在で途方に暮れたこともあったけど(「出雲旅行!(25.救世主)」)、買い出しに行ってくれてありがとう!
 今では心から感謝である!!

 6年前の前回の出雲旅行の時に、玉造温泉の「いずもまがたまの里 伝承館」を訪問したことがあったが、同館は宍道湖の湖畔に建っていて、宍道湖を眺めながら食べたシジミで出汁をとったという素朴なラーメンが凄くおいしかったんだよなー。
 今回はそのチャンスはなかったが、また食べたいものである・・・などと懐かしんでいたら、なんと、出雲型勾玉の伝統を紹介する「いずもまがたまの里伝承館」は2022年1月31日に閉館していたことがわかった。

 勾玉に関する立派な展示があって、勾玉づくり体験が楽しめた貴重な場所だったのに。
 これも例のウィルスの影響だって・・・(- - ☆)。
 ホントに悔しい!!!

 さて、そうして予定通り、8:30過ぎには宿屋を発った。
 チェックアウト時に宿屋のスタッフに、「大久保間歩」に飛び入り参加する計画を伝えたら、あまりに急だったので驚いていた。
 スタッフは「大久保間歩」にはまだ行ったことがないそうである。

 8:50発のバスを逃すと全ての計画が台無しになるので、急いでバス停に出かけた。
 みちょるびんは1年前まで10年近く海外で生活していたが、旅行先でバスに置いていかれたことがあったし(「レユニオン旅行♪(22)」)、日本でも稀にそういうトラブルがあると聞いたことがあったので、用心に越したことはないのだ。

 バス停に着いてからふと、「石見銀山世界遺産センター」に電話してみることを思いついた。
 前日に電話した時は時間外で、9:00以降に電話するようにという音声ガイドが流れていたわけだが(「出雲旅行!(35.新たなる野望)」)、同センターの開館は8:30だから、9時前でもスタッフがいれば電話で出てくれるのではないか!?と思ったのだ。

 バス停の前で、スマホを取り出して画面を見つめていたら、女の人に声をかけられた。
 誰かわからずにポカンとした表情をしていたら、自身が着用していた白いTシャツをさしながら、「昨日の・・・」と言われた。

 ああそうだ、前日にみちょるびんがTシャツを購入したショップのお姉さんだった!
 お姉さんも同じものを持っていると話していたが、その日着ていたのが正にそのTシャツであった!!

 朝早い時間にバス停に一人でいて、しかもみちょるびんがスマホを検索していたから、何かトラブルで困っているのではないかと心配してくれたのかも知れなかった。
 なんてお優しい!

 みちょるびんは、これからバスで「石見銀山世界遺産センター」に行って、「世界遺産・大久保間歩一般公開限定ツアー」に参加するつもりなのだと伝えた。
 お姉さんの方はこれから出勤なんだとか。
 お気遣い、ありがとうございます!
 行ってらっしゃい!!

 8:40頃に改めて「石見銀山世界遺産センター」に電話してみたところ、スタッフが電話に応答してくれ、こちらの意向を伝えたらツアー参加を受け入れてくれた。
 なんたるラッキー!

 こういうことなら、宿屋を出発する前に電話しておけばよかった。
 そうしたら宿屋のスタッフにも、確実な報告ができていただろう!

 8:50、バスは時間通りにやって来た。
 そうしてバスに揺られること約5分、「石見銀山世界遺産センター」に到着した。
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

【いずもまがたまの里 伝承館】
【大きな勾玉】
【縄文時代の貴重な勾玉(右上は糸魚川産ヒスイ)】
【弥生時代後期「丹後王国」王妃着用と考えられる装飾品(レプリカ)】
【伝承館の食堂から臨む宍道湖】

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