宝石 旅行

出雲旅行!(30.銀ショップ)

投稿日:2025年7月18日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 前の週の金曜日に急遽、翌1週間の夏休みをとることになったみちょるびん。幸運にも空きが出ていた寝台特急「サンライズ出雲」の寝台Aのチケットをゲット、それを発端に出雲旅行を計画した。結局は「サンライズ出雲」は運休となり乗れなかったが、代わりに飛行機に切り換え旅行を決行。当初の予定ではJR出雲市駅からその日宿泊予定の「日御碕灯台」までは、直通バスで移動することを考えていたが、バスは途中の「出雲大社」までしか行かず、2時間の空きを埋めるためにタクシーを利用した。そうして出かけた日御碕では存分に観光を満喫、翌日は急遽船を出してもらえることになり、日御碕湾遊覧とレジャーフィッシング客のお迎えを体験。出雲市に戻ったあとは、「出雲大社」でお詣りをした。そして3日目は「石見銀山」に移動した。そこで急遽、ワンコインガイドツアーに参加することになった。

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 「龍源寺間歩」の外に出ると、石見銀山ガイドの会で貸し出してくれていた保冷剤はガイドさんによりすかさず回収された(「出雲旅行!(25.救世主)」)。

 JR大田市駅前から一緒にバスでやって来た男性は(「出雲旅行!(24.石見銀山到着)」)、東京から夜行バスでやってきたのだそうで、若さ故に成せる技である。
 まだまだ体力が有り余っており、「龍源寺間歩」の見学を終えると、相変わらずゆっくり坂を下ろうとする我々年寄りチームを置いて、一人で足早に町並み散策に行ってしまった。

 もう一人の参加者であった年配の男性は、訊くと、自家用車で旅しているそうで、「日御碕灯台」まで乗せてくれたタクシーの運転手さんが「レトロな町並みがステキ」とお勧めしてくれた「温泉津温泉」にも寄って来たと話していた(「出雲旅行!(7.次なる一手)」)。

 ネットによると、温泉津は天然の温泉が湧き出る港町で、中世より石見銀山の外港として発展してきたのだそう。
 狭溢な谷を切り開いた800メートルの町は、江戸末期から昭和初期にかけて建てられた町屋を中心に、古い町並みや景観を今も良好に残していることから、温泉街として日本で初めて重要伝統的建造物群保存地区に選定されたとのこと。
 なるほど、政府のお墨付きということか。
 これは是非とも行ってみたいものである!

 帰りになると、さすがのみちょるびんも疲れを感じ、足も痛くなっていたが、皆と一緒に歩いて坂を下った。

 往路で見た銀製品のお店が気になっていたので、年配の男性と一緒にお店を覘いていくことにし、そこで親切なガイドさんとは別れた。

 石見銀山における銀の産出は昭和10年頃までだったそうだし、そのお店で売られている銀が石見産のものでないことは確か。
 でもかつては銀の産地だったわけだし、どんなものを扱っているのか見てみたいじゃない?
 ましてやアクセサリー好きのみちょるびんとしては興味津々なのであった(「ご趣味は? PartⅢ(底なしアクセサリー)」)。

 男性は、家族を残して一人で趣味の旅をしている償いだと言って、いくつかキーホルダー的なものを土産に買い、先に去って行った。
 みちょるびんはじっくりと店内を物色した。
 作家ものをはじめ、とてもたくさんの製品があったのだ。

 みちょるびんの興味を引いたのは出雲根付とお店の人が呼んでいたやつ。
 カブトムシやクワガタなどが本物さながらの造形で再現されていた。
 昆虫好きなら誰しもがこのクオリティにはクラクラ来るに違いなかった。
 みちょるびんも違いに漏れず、素敵だなあと思ったんだけど、幸か不幸か胸元に当ててみてもしっくりこなかった。

 珍しがって身につけるのは初めのうちだけで、そのうち箪笥の肥やしになりそうな雰囲気があったので、お店の人に返した。

 その出雲根付はお店の商品の中でも高額な部類に入るらしいし、お店の人も無理に勧めるといった感じはなかった。
 それに、支払いは現金のみなのだそうで、むしろ恐縮していた。

 みちょるびんは実際、財布の中には現金がもう1万円も入っていなかった。
 宇竜港で遊覧船に5,000円を払っていたし(「出雲旅行!(20.帰港)」)、出雲旅行に来てから何だかんだ現金が必要なことが多かったのだ。
 そんなわけで、今回は珍しく手ぶらでお店を後にした。

 足は棒のようになっていた。
 一刻も早く腰掛けたい。
 お昼時でもあり、レストランに入りたい。

 レストランの候補は、ガイドさんからお勧めされたお店と、銀ショップで紹介されたお店の2つあった―――。
 銀座ショップで教えてもらったお店の方が近くではあったのだけど、石見を訪れた友人たちを個人的に連れて行くと言われていたガイドさんのお店の方に行ってみることにした。

 その道中で、道に咲いている花の写真を撮るなどした。
 ガイドツアー参加中は、皆に遅れをとってはいけないと思い、安易に立ち止まることができなかったのだ。

 鮮やかなオレンジ色のユリに似た花が印象に残った。
 その花はネットに、夏の石見に咲く花の1つとして紹介されていた。
 ユリ科の植物で名前は「ヤブカンゾウ」と言うらしい。
 7~8 月にユリに似た八重咲きの橙赤色の花を数個つけるとのこと。

 万葉集で大伴旅人が読んだ“わすれ草”は、この植物だと考えられており、太宰府に行くことになった旅人が、「忘れ草を身につけておくと憂いを忘れる」という中国の故事にならい、忘れ草を身につけて恋しい都を忘れようとしたのだそう。
 春の新芽は山菜としておひたしや天ぷらなどにして食べたりするんだって!
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

【景観を損ねないように工夫された自動販売機】
【火の用心】
【オレンジが鮮やかなヤブカンゾウ】

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