こんにちは、みちょるびんです♪
冬休みを利用して、7泊9日で、アフリカの島国「モーリシャス」と、そのお隣のフランスの海外県「レユニオン」に行ってきました!
レユニオンでは、至れり尽くせりのモーリシャス旅行(「モーリシャス旅行♪」)とは対照的な一人旅。
アドベンチャーな旅となりました!(「レユニオン旅行♪」)
〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆〜・〜☆
お店の重いドアを開け、店内に入ると、当然みちょるびんは、パラグライダーの利用客だと思われました。
一人しかいなかった唯一の女性スタッフに声をかけてみましたが、忙しいといった感じで少し邪険な対応。
無理もない。
みちょるびんは、この店とは関係のない‘タクシー手配’というわけのわからないお願いしようとしているのだ。
店内にいる客は皆、パラグライダーという面白い体験を終えたばかりで、きっと充実した気分でいるに違いない。
一方、みちょるびんはと言えば、独りでフランス語も解せず、飛び込みで助けを求めにきた哀れなアジア人。
奇異な目で見られ恥ずかしいし、惨めとしか言いようがない・・・。
それでも幸いなことに、お店の人からは、英語が話せる人を紹介してもらえました。
そのおじさんに事情を説明し、タクシーを呼んでほしい旨お願いしました。
そうしたら、なにやら自身のアイパットを操作し、バスはあと2~3分でやって来るよと言われました。
バスは遅れていただけだったんだ!?
みちょるびんは、お礼もそこそこに店を飛び出し、バス停に走りました。
今度は絶対に、逃せられない!(「レユニオン旅行♪(21)」)
しかし―――。
待てど暮らせど、バスはやってこない・・・。
あの情報は本当に特急バス「T」のものだったのか!?
それから20分近く待って、みちょるびんは再度、パラグライダーのお店に戻りました。
みちょるびんの姿を見て、おじさんは驚いたようでした。
定刻から40分近くが経過した今、もうその最終バスがやって来るとは思えないとおじさんに訴え、ようやくタクシーを手配してもらうことができました。
運賃はかなり高くなるよ?と心配されましたが、そんなこと今更、どうでもいいことです。
5~6分で来ると告げられ安心しましたが、気づかぬうちに到着していたタクシーがまた帰ってしまった・・・なんて事態になっては大変なので、おじさんに、タクシーとの具体的なミーティングポイントも訊きました。
階段を下りた国道1a上だと言われました。
交通量の多いそんな場所にタクシーが停車するのだろうか!?といぶかしく思いましたが、だったら尚のこと、タクシーが来たらすぐに下りて行った方がいい。
その位置が見えるテラス席に腰掛け、みちょるびんはただジーッと身動きもせずにタクシーの到着を待ちました。
ところが、5~6分待っても、来やしない。
何度も申し訳ないが、15分くらい経って、もう一度おじさんに状況を伝えに行き、おじさんはじめ、他のお店のスタッフにもみちょるびんが未だタクシーを待っているという共通の認識を持ってもらえました。
タクシーを手配してもらったことで一度は安心したものの、肝心のタクシーが来ないことには予断を許さない。
このパラグライダー店が営業している間に、何としてもタクシーに来てもらわないといけない。
お店の人が帰宅してしまったら、頼れる人がいなくなってしまうのだ!
ビーチにあったローカルな感じの小屋では英語は通じないだろうし、もう本当にこのパラグライダー店が頼みの綱でした。
そんな藁をもすがる思いでいながら、みちょるびんは一方で、万が一独り取り残され、タクシーが来なかった時の対策も考えていました。
次の一手としては、「マスカラン植物園」に向かう坂(「レユニオン旅行♪(20)」)の途中で見かけたホテルに駆け込むしかないだろう・・・。
そこでタクシーを呼んでもらうか、あるいはいっそ、そのホテルに一泊するか・・・。
気がつくとおじさんもいなくなり、テラスに残っていたのはみちょるびんだけでした。
お店も18時に閉店の時間を迎えたようで、カウンターで忙しくしていたおばさんがみちょるびんの元にやって来て、一服しました。
おばさんはあまり英語が得意ではなかったようで、だから、みちょるびんが助けを求めた時、少しぶっきらぼうな感じに見えたのかも知れないと思いました。
それでも二言三言、会話し、今朝は7時から営業していて、とても忙しかったのだと教えてくれました。
なんだかおだやかなひと時でした。
考えてみると、みちょるびんはもう長い時間お手洗いに行っていませんでした。
大量に汗をかいていたせいか、珍しく平気でいました。
サン・ドニに帰るまでにもうしばらく時間がかかることは確かなので、お店のトイレを貸してもらいました。
そんなことをしていたらようやく、待望のタクシーが現れました!
来たのはおじさんが話していたミーティングポイントではなく、お店の敷地内。
だけどそれは、紛れもなくみちょるびんを迎えに来てくれたタクシーでした。
おばさんにお礼を言い、タクシーに乗り込みました。
これで本当にサン・ドニに帰れる!
ようやく、助かった!!という安堵感が得られました。
特急バス「T」を待ち始めてから、既に3時間が経過していました―――。
タクシーは特急バスと同じように国道1aを走って帰るのかと思いきや、そのまま例の坂を駆け上って行きました。
おおおお!
こっちの道からも帰れるものなのね!?
あとで調べたところ、途中から「Route des Tamarins」(タマリン道路)――通称「tamarin péi」(タマリン・ペイ)――という高速道路を利用していたことがわかりました。
高速へのジャンクションはどうやら、植物園からの帰りに、別のバスに乗り換える必要があった地点の1つだったようでした。
「タマリン・ペイ」は2009 年 6 月に開通されたものなのだそうで、全長34 km。
サン・ジル(「レユニオン旅行♪(3)」)やサン・ルーなどの島の主要なマリン・リゾートがある西高原の斜面に沿って、サン・ポールとウミガメ観測所「ケロニア」よりも少し南に位置するエト・サレという街を結んでいるとのこと。
特に道路の最高点である「Trois-Bassins overpass」(トロワ・バッサン高架橋)から見える海の景色は壮観とのことで、奇しくもそれは、みちょるびんが行きのバスから撮影していた高架橋だったことがわかりました(「レユニオン旅行♪(18)」)。
ちょっと感動☆
「タマリン・ペイ」を走るタクシーの中から、インド洋にそろそろ落ちようとしている夕陽を見ました。
海がキラキラと輝いてとてもきれいでした。
そして、特急バスとは別のルートを通ったことで、ちょっぴり得した気分になりました♪
お陰様でサン・ドニには30分ちょっと(!)で、日没前に到着。
危ぶまれたタクシー料金は80ユーロで、その日の朝に行っていた飛行場までの往復料金と同額でした(「レユニオン旅行♪(14)」)☆
昼食抜きだったし、夜ご飯はホテルでゆっくり食べたかったので、テイクアウトすることにしました。
疲れていたせいか、無性にジャンクフードが食べたくて、選んだのはマクドナルド。
前日に行っていた散策の成果が発揮されたというところ(「レユニオン旅行♪(13)」)。
そうやって、レユニオン2日目の、みちょるびんの長い1日が終わりました。
以上、みちょるびんでした!
高速道路「タマリン・ペイ」の最高点「トロワ・バッサン高架橋」
同じく「トロワ・バッサン高架橋」
坂の上からの景色
高速道路「タマリン・ペイ」からの景色
車窓から(インド洋の夕陽)
車窓から(インド洋に浮かぶ船)
ヘリコプターが!
サン・ドニ間近!!!