こんにちは、みちょるびんです。
【滞在3目の日記】
7時起床。
昨夜よりは、眠れたが、それでも睡眠不足という感じは否めなかった。
今日は、遠出のスケジュール。
ベルギー北西部にある街、ゲント、ブルージュに、オスランドという、盛りだくさんの車の旅。
ベルギーに住んでいる鈴子自身、ゲント訪問は初めてで、ゲントの街中に車で入って行く際は、道がわからず、若干、手間取った。
が、車を駐車した場所は、なかなか便利の良いところだったようだ。
ゲントの見どころは、ベルギー7大秘宝の第2弾、「聖バーフ大聖堂」にある絵画「神秘の仔羊」。
私が通う「デッサン会」の絵の先生のお勧めスポットだった。
先生によると、「神秘の仔羊」は世界初の油絵とのこと(注)。
昨日観た秘宝「イカロスの墜落」には、少し、戸惑いもあったので、今回も、少し不安があったのだが、実際はとても良かった。
最古とは思えない程、鮮やかな色彩で、見応えがあった。
私も、皆を誘って良かったというもの。
教会も大きくて、見どころも多かったし、それだけでも満足できた。
鐘楼は時間の節約のため、写真撮影だけにして、ガイドブックお勧めのリネンショップを覗きに行った。
小洒落たかわいいお店だった。
だが、大変残念なことに、今日は休みだった。
ウィンドウに張り付いて、何度も、中を覗いたが、状況が変わるわけがない。
かなりかわいかったし、安かったし、土産の多数をここで網羅できたのではないかと思うと、悔やまれた。
私たちは、雨の降る中、次の目的地に移動した。
お次は、ブルージュ。
ベルギーと言ったら、必ず、皆が口にするのは、水の都、ブルージュなのだ。
期待が持てそうだ。
ブルージュは、観光客の集う街という感じで、おしゃれなお店や土産物店、レストランがひしめき合っていた。
まずは、軽くランチし、観光に出かけた。
ここブルージュにも7大秘宝の1つがあった。
7大秘宝第3弾、「メムリンク美術館」の「聖ウルスラの聖遺物箱」である。
私たちは、普段、あまり歩かないものだから、すぐに重くなった足をひきずりながら、目的地を目指した。
ところが、残念なことに、月曜日の今日は、休館だった!
7大秘宝6つ制覇の目標は、ここに破れたり―――。
気を取り直し、次に向かったのは、世界遺産の「ベギン会修道院」。
これまた、長い道のりだった。
本当、きつかった。
暑いということもあるが、足がとにかくきつかった。
街を走る馬車に乗りたいとも思ったが、途中で’拾う’という感じではなく、自分で歩かねば仕様がなかった。
そうやってたどり着いた「ベギン会修道院」は、とても素敵な佇まいだった。
木々の作る木陰が美しいこと!
緑の中に映える、真っ白な壁。
心洗われる思い。
無理してでも、来た甲斐があった。
私は、ビタミン剤を舐めながら、なんとかブルージュもこなした。
今日なんかは、赤目(「結膜下出血」のこと。睡眠不足や、疲れなどの時に起こると言われている。一頃、みちょるびんに、頻繁に生じていた症状。ご参考:「赤目注意報(眼科編)」(2021.01.19)、「赤目注意報(内科編)」(2021.01.20))もののハードスケジュールじゃなかったか。
お次は、オステンド。
こちらは、鈴子の上司のお勧めということで、ディナーのために立ち寄った。
その時間になると、私は、かなり疲れていた。
正直なところ、近場のどのレストランでもいいように、私には思えたのだが、鈴子は、その点、こだわりが強く、決して妥協はしないのだ。
お陰で、また歩くことになり、疲れた。
メシは、「うーん・・・」と言ったところ。
おいしくはあったが、期待し過ぎたか。
ベルギーは、小エビが盛んなのか、1.5cmくらいの小さいエビが、よく料理に使われている。
オステンドは港町で、魚介類が有名なのだが、多くの客は、ムール貝を食していた。
さすがに疲れた。
一日中運転もしている鈴子は、もっと疲れたに違いない。
私は、運転者の隣にいながら、何度も意識を失った。
とても疲れていたので、今夜は、日記を書くのはお休みすることにした。
それでも、ベッドに入った時は、既に24時になっていた。
外は、風があった。
部屋の窓が、ガタガタ鳴った。
メガネを外して横になっていたのだが、誰かが、スパイダーマン張りに、外から侵入しようとしているのではないかと思い、実際、何かが窓の外で動いたようにも見えた。
思わず「ギャッ」と鋭い悲鳴を上げてしまった。
侵入者を驚かそうと思ったところもあったが、思いの外、声が響き、ちょっと、恥ずかしかった。
鈴子が起きて来て、結局、大丈夫ということを確認してくれたものの、その後も、風でバタンバタン音がし、そのたびに気が気じゃなくて、相当疲れていた割に、寝付けなかった。
がっかり。
(「(ギャッ)³」2020.12.09投稿記事と一部重複)
ところで余談だが、鈴子んちのベランダで、ハトが卵を生んでいるのを発見。
私たちは、クルッポーの観察を開始した。
明後日からは、2泊3日で旅行に出かける予定にしている。
留守3日間における変化成長は、大きいのではないか?
期待できるのではないか?
以上、みちょるびんでした!
(注)「聖バーフ大聖堂」所蔵の「神秘の仔羊」は、正確には、板に油彩で描かれた初期フランドル派絵画を代表する作品の一つで、絵の先生がおっしゃられていたような‘世界初の油絵’ではありません。しかし、本作は、ヤン・ファン・アイク作(1432年)で、15世紀フランドル絵画の最高傑作と言われているものです。
ところで、長年、世界最古の油絵は中世ヨーロッパのルネサンス絵画と考えられていたようですが、2008年1月に、「世界最古の油絵は、実は、約1400年前にアフガニスタン中部バーミヤン(Bamiyan)遺跡の壁画であることが、日仏米の合同調査で分かった」との報道が発表されていました(2008.01.25 AFP)。
これまた、みちょるびんの知らぬ間に、歴史が書き換えられていたのでした。
うかうかしてられない!