こんにちは、みちょるびんです。
【まえがき】
今回は、ベルギー旅行の時の日記をご紹介します。
ロシア旅行の時と同様に、親友の友子と共に、ベルギーに住む友達、鈴子を訪ねました。
いつものことですが、記事のベースとなるものは、日記です!
元々、誰かに読ませることを意識して書いたものではないため、内容にも随分偏りがありますし、その場所への行き方だとか、案内などの記載はありません。
だから、一緒に、みちょるびんと旅している気分で楽しんでいただければ、うれしいです。
これまた、気づくと、もう15年くらい前の、夏のお話です!!
【旅行出発、当日の日記(前半)】
今朝は順調に起き、特急列車にも乗り込んだ。
眠かったので、列車の中で寝たりしていたら、すぐに成田空港に着いた。
友子との待ち合わせ場所は、昨年のロシア旅行の時の記憶を頼りに、適当に決めていたのだが、今回は、利用ターミナルが前回とでは異なっていた。
だから、実際は、行ってみるまでどんな様子かわからなかったのだが、出発ロビーのフロアに到着すると、すぐに友子の姿が目に飛び込んできた。
ちょうどいい具合に、すぐに会うことができ、ラッキー。
友子によると、飛行機の出発が1時間半遅れており、10時15分から11時50分発になったとのことだった。
私たちは、早速、利用する航空会社の列と思しきところに並んだ。
かなり、長蛇の列だった。
が途中で、それは、お隣の航空会社の列であることが判明し、また並び直したりした。
全然先に進む気配がなかった。
私たちは、私たちのすぐ前に並んでいる、’お母さんと二人旅をする’という女の子と話をしたりしながら、永遠、待った。
ようやく我々の番が回ってきた時は、並んでから2時間が経とうとしていた。
目的地であるブリュッセルには、直行便が飛んでいないため、今回、私たちは、アムステルダムで別のフライトに乗り継ぐことになる。
そのアムステルダムから日本にやってくる飛行機に、機材トラブルがあったのだそうで、到着が遅れ、そのため、日本からの出発にも影響が出ているようだった。
1時間半位、成田出発が遅れるため、アムステルダムにおける乗り継ぎ便を、次の便にずらすしかなかった。
もしかすると、この変更手続きに時間がかかり、2時間も待たされる結果になったのかも知れなかった。
とりあえず、アムステルダム発のフライトは確保できたものの、その結果、ブリュッセル到着が、予定よりも3時間近く遅れることになった。
空港に迎えに来てくれることになっている鈴子と、ちゃんと会えるか心配に思った。
昨夜は、私は、23時頃まで残業し、疲れていたし、荷造りも心配だったので、慌てて職場を出た。
その時、実は、鈴子が作って送ってくれていた旅の日程表に目を通す余裕もなく、そのままそれを職場に置き忘れて来てしまっていた。
そんなこともあり、私は、鈴子の連絡先等のメモも、持ち合わせていなかった。
迎えに来てくれる友人の連絡先がわからないことを、カウンターのお姉さんに相談したところ、現地で、伝言をお願いできるかもと同情してくれたが、時差の関係もあるため、やはり責任は持てないということになり、結局、断られてしまった。
正直なところ、私は、なんとかなるだろうと楽天的に考えていたので、お礼だけ言って、カウンターを後にした。
それにしても、普通に考えると、可笑しな旅人である。
これから訪ねようという友人の連絡先を知らないと言うのだから。
海外に住んでいた経験があるとは到底思えない、’ずぶの素人’という感じである。
いや、きっと、海外が初めてという人の方が、むしろ、いろいろな連絡先をちゃんと控えてくるに違いない。
そうやって、私たちのベルギー旅行の初日はスタートした。
指定された搭乗ゲートに行ってみると、また、ゲートの変更があり、次に移動した新しいゲートでは、ミネラルウォーターが配られていた。
ちょっと、これでお茶を濁された感じでもあるが。
先ほどのゲートでは、外国人のおじさんが、本気でイビキをかいて寝ていたが、大丈夫だったろうか・・・?
さて、私たちの座席は、3人掛けの窓側2列。
私が窓側に座り、友子は真ん中に入ってくれた。
隣は、男の人だったが、静かな人だった。
これから12時間の旅。
私たちは、このシートに腰かけるまでの道のりが長かったし、立ち疲れもあった。
私の場合、何より、睡眠不足が一番の要因であろうが、既にきつかった。
とにかく、機内食を食べた後は、眠りたいと思ったのだが、なかなか眠れなかった。
前回のロシア旅行の時ほどは、座席が狭いわけではなかったが、それでも、足が伸ばせないことに変わりはない。
睡眠不足で、足もむくみ、大変きつかった。
そういう状況では、なかなか眠れない。
思いの外、苦労した。
アムステルダムには、約11時間で到着した。
どうやら、北回りをして、時間の短縮に成功したようだった。
しかし、乗り継ぎ便の出発時刻に、変更はなかった。
その結果、3時間近い待ち時間がアムステルダムでできた。
私たちは、チューリップやミッフィー等、オランダならではの土産に心を奪われながら、ちょっと離れたところにある搭乗ゲートに移動した。
私は、その移動の間に、ミッフィーのTシャツと茶色のスカートまで購入してしまった。
本命のベルギーに入国する前から買い物をしてしまい、こんな調子では先が思いやられる・・・。
いよいよ、出発時刻になり、一度下見していた搭乗口に改めて行ってみると、多くの人が、その狭い待合場で出発を待っていた。
私たちも、椅子に座ったりするなどして、アナウンスを待った。
予定通りにアナウンスがあり、私たちも長い列に並んでチェックインをした。
すると、受付の人から、「これは、フランクフルト行きよ」と指摘された。
よく見ると、確かに、ゲート番号が違っていた。
あわや、我々は、フランクフルトに行くところだった。
あまりにも、うっかりし過ぎでしょう!
とにかく可笑しくて、友子と二人で大笑いしたのだった。
私たちは、この時点ではまだ、気持ちに余裕があったのだ―――。 (つづく)
以上、みちょるびんでした!