こんにちは、みちょるびんです♪
みちょるびんが、趣味のアクセサリーコレクション(「ご趣味は? PartⅢ(底なしアクセサリー)」)に狙っていた‘昭和レトロの指輪’(「ヒシヒシ。(74)」)は、「エリナイト」です―――!
「エリナイト」は「エメラダ」とともに、天然石にない色の合成スピネルとして、書籍「宝石 その美と科学」(1972年、近山晶著)の中で紹介されている(「ヒシヒシ。(75)」)。
確かに、そのビッグなサイズを思うと、確実に天然石ではないよねって同意するところだけど、でも、実は色は、天然石のパライバトルマリンに似ているよなぁと、ひそかに思っているみちょるびんでした。
「ネオン・ブルー」や「エレクトリック・ブルー」と呼ばれる特異な色を持つパライバトルマリンが発見されたのは1989年で、同書が出版された1972年当時にはまだ、この世には存在していなかった。
だから「天然にない色」と近山氏が考えても、それは無理もない話です☆
とは言え、「エリナイトとエメラダは天然石にない色」という同書の一節を読んで、みちょるびんはすぐに、みちょるびんが魅了された‘緑がかった水色’の合成石をパッと思い浮かべたんですね。
あの石のことだ♪って!
「天然石にない色」と聞いた時、みちょるびんには2つほど、ピンときた色がありました。
1つは蛍光の黄味の強い黄緑色、そしてもう1つが緑がかった水色、ミントブルー。
ちょうど、書籍「宝石」(崎川範行著、1963年)に掲載されていた合成石の写真の中に「エリナイト」「エメラダ」と表示された石もあって、「エメラダ」の特徴的な色が、みちょるびんが思い浮かんだ1つめの色と合致していました。
だから差し引き、2つめのミントブルーの石が「エリナイト」にあたるんだろうと思ったわけです。
だけど、合成スピネル「エリナイト」とネットで検索してみると、‘緑がかった水色’(ミントブルー)というよりも‘青みのある緑色’(ミントグリーン)という表現がされていることが多く、確かに紹介されている写真を見ると、緑色の方が強い感じなんです・・・。
でも、やっぱり、みちょるびんが想像していたミントブルーの石のことを「エリナイト」として紹介していたサイトもあったので、まるきり、みちょるびんの勘違いということではなさそうなんだけど、みちょるびん、ちょっと混乱している・・・。
「エリナイト」は人間が作り出した石だし、メーカーによって着色剤の配合率が違っていても不思議じゃない。
ついては、出来上がった合成石の色の範囲に、多少の幅があったとしても然るべきと考える・・・?
例えば、天然石のルビー―――。
ルビーと一口に言っても、ピジョンブラッドのようなオレンジッシュレッドもあれば、ピンキッシュレッドもあるわけで、それと同じ理屈??
確かに、書籍「宝石」(崎川範行著、1963年)に載っている「エリナイト」の写真は、‘青みのある緑色’と表現した方が正しいのかもしれない。
でもさ、古い本の写真だし、ちょっと黄ばんでんのかな?って、自分に都合のいい解釈をしたくなるじゃん!?
それに写真って、光の加減で実物の色と違って写ることだってあるし、ネットに出ている「エリナイト」全てが、本当の色を写し出しているとは限らないじゃん!?
そもそもみちょるびんは、ネットの画像を見ただけで「エリナイト」の実物を見たことがないという、致命的な問題を抱えている!!
ところで、「エリナイト」とワード検索していると、‘フワロフスキー ビーズ’が何度もヒットしました。
どうやらそのビーズは、スワロフスキー社が製造しているというわけではなく、単にビーズの代名詞として‘スワロフスキー’という名称が使われているフシがある・・・。
そしてそのビーズは、合成石「エリナイト」にちなんで命名されたようで、色は緑色をしていました・・・。
でも「エリナイト」と呼ぶには、みちょるびんが思い描く合成スピネル「エリナイト」よりも暗いトーンで、少なくとも‘ミントグリーン’ではない。
緑色のビーズ「エリナイト」が世にはびこっているから、みちょるびんのミントブルー説が無勢になっているのかなぁ・・・。
でも、いいんだもん! ミントブルーをした合成スピネルが「エリナイト」として紹介されているのを見たのは事実だから!!
余談ですが、ネットを見ていると、「パパラチャ」色として売られているビーズもありまして―――。
結構、色の濃いオレンジ色をしたものもあって、アメリカのミネラルショーでおじさんが「パパラチャ」といって見せてくれた石を思い起こす(「ヒシヒシ。(65)」)。
あの時は、それはパパラチャの色じゃないでしょ!?と一蹴したが、こうやって、パパラチャカラーとして売りに出されている大量のビーズを見ていると、あれは本当にパパラチャだったんじゃないか・・・って迷いが生じてくるよね☆
以上、みちょるびんでした!