こんにちは、みちょるびんです♪
みちょるびんが3つ目のイヤーカフを購入した、全国展開している日本のジュエリーショップー―――。
20年くらい前は、ゴールドコーティング――いわゆる金メッキ商品の取り扱いはしていなかったんじゃないかと思います(「ヒシヒシ。(60)」)。
だけど、ウィルスだとか、不穏な世界情勢だとか、自然災害だとか・・・、不安定な社会情勢にある中、会社が生き残っていくには、時代とともに変化していかなきゃいけない。
いろんな価格帯のバラエティーに富んだ商品展開というのも、困難を乗り切るための戦略の1つにあげられるのでしょう。
そこでね、みちょるびん、更に驚いたことがあったのですが―――。
ウィキペディア情報によると、そのお店では、売れ残り品は値下げ販売はせず、早々に鋳つぶし(溶解)して新しいデザインの商品に再生させるという方針をとっているのだそうです。
これにより、不要な在庫を減らし、旬のデザインをタイミングよく店頭に並べることができる。
また、客のセール待ちの買い控えを防ぐことができから、来店回数や購入頻度の向上にもつながっているのだとか!
確かに、商品開発、製作、販売、鋳つぶし・・・という全ての行程を自社で完結できるのであれば、それは効率的なのかも知れません。
なるほどね、そういうカラクリがあったとは・・・!
みちょるびんは店頭で、次から次にイヤーカフを紹介され、そのデザインの豊富さに驚いたのですが(「ヒシヒシ。(59)」)、その仕組みなら合点がいきます!!
商売の秘訣として、在庫はたくさん持たない方がいいということをよく耳にしますが、‘鋳つぶし’が前提にあるのであれば、怖いものはない。
思い切ってどんどん新しいデザインを商品化することができるだろうし、おかげで客も飽きることはない。
人気がないものはどんどん消えていくわけだから、淘汰され、最終的に人気のある商品だけが勝ち残っていく。
そういった商品は定番化されるのだろうし、それでも、流行りすたりはあるだろうから、少しずつ、その内容も変化していくのだろう・・・。
それは自然な流れと言えよう。
でも、‘鋳つぶし’という行程が1つ加わることで、商品の入れ替わりは早くなるのでしょうね・・・。
デザインや色などを慎重に吟味して選択しているみちょるびんは、その分、購入したモノに対して思い入れを強く抱いてしまう。
またみちょるびんは、ジュエリーCAD(キャド:コンピューターを使って3Dデザイン画を作成する技法)を学んでいた短い期間ではあったけど、ジュエリーデザインをしていたこともある。
だから、商品を生み出したデザイナーの気持ちを考えると、やるせなくなってしまう。
いかに人気商品を生み出すか・・・という競争の中では、スピードが求められるのだろうし、いちいちセンチメンタルな気分に浸ってはいられないのかも知れないけどね☆
みちょるびんは、いろんなyoutube動画を観ていますが、その中に、ビーチなどで金属探知機を使ってお宝――誰かが落としたジュエリー等――を探す・・・というものも含まれます。
どんなお宝が見つかるのか、みちょるびんもわくわくしながら楽しみに観ているのですが、発見された貴金属の多くは買い取り業者に売られ、再利用される運命にあるのだと思います・・・。
また、別の動画では、買い取り業者と思しき人が、ジュエリーを容赦なくハンマーで叩いている様子を見たことがある。
おそらく、貴金属だけの抽出が必要なその職人さんは、ジュエリーについている宝石を取り除くのが仕事。
メレダイア等の小さい石を砕いていたのだと思います。
かつて、誰かが愛したジュエリーたちだと思うし、容赦なくハンマーで打ち砕かれているのを見ると、心が痛みました。
宝石だって、いろんな長い行程を経て、美しくカットされることで、その役割を果たしていたわけです。
その他、ネットで安くで売りに出されているモノから、金などの貴金属を抽出して収集することを趣味としているyoutuberの動画にも関心があって視聴しているみちょるびんですが、みちょるびんの好きな「千本透かし細工」の昭和レトロの指輪や西洋のビンテージウォッチが潰されているのを見た時は、やっぱり悲しい気持ちになりました―――。
「千本透かし金細工」は1950年代後半に多く取り入れられた日本の技法で、細い糸鋸で鉄格子のように一本づつ細く切り出す加工のことを言います。
今では作れる職人さんがほとんどいないとも言われる貴重なものなんです!
以上、みちょるびんでした!