ファッション関係 宝石

ヒシヒシ。(44)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 昨日は、当地で開催されていたアンティーク市で、プラスチックのネックレスと、タイガーズアイのブレスレットを購入しました(「ヒシヒシ。(43)」)。
 この出会いには大変満足。
 着用するのがとても楽しみです♪

 一方、今回の反省点として挙げられるのは、シルバーの見極め!
 その銀色の金属がシルバーなのかどうか、見た目であるとか、あるいは持ってみた時の重さなどで、だいたいは正しく判断できている・・・と思ってはいましたが、「そうあって欲しい」という自分の欲望から、目が曇ってしまうこともある・・・。
 そもそもシルバーであるかどうか、口頭で確認しただけで、きちんと刻印までは確認しなかったというところが、今回の大きな反省点ではあるのだけどね。

 ブログ活動との兼ね合いから、急いで出かけて早く戻って来なきゃ!という焦りもあったし、ルーペも持って行かなかったからなー☆

 シルバーは空気や湿気で黒く変色してしまうので、いちいち手入れするのが面倒なみちょるびんは、ジップのついたビニールの小分け袋に1つ1つ入れて、できるだけ空気を抜いてから封をし、保管するということをしています。
 厚手のしっかりしたビニール袋であれば、大抵は黒ずみを避けることができるのです。

 アンティーク市でみちょるびんが買ったタイガーズアイのシルバーブレスレットは、ガラスケースの中に陳列されていました。
 運搬する時などに動かないように、敷いてある布にピンでブレスレット等が個別に留められてディスプレイされていたので、おそらく普段からそのままガラスケースに保管しているのではないかと思います。
 むき出しにその辺に放置してあるよりかは、酸化の進行は遅いと思いますが、それでも少しずつ黒ずんでいってもおかしくない状況。

 陳列しない時は、布をかけておくなどのケアをしているのかも知れないし、あるいは、取り外しては定期的に磨いているのかも知れない・・・?
 しかし、全般的に雑念とした雰囲気のお店の場合、たとえケースに保管されているものであったとしても、あまりにもきれいだと、シルバーの含有率が低い(925ではない)ということを疑った方がいいのかも知れない!?

 と、ここで、気になってシルバー800について、ネットで少し調べてみたのですが、アンティーク業界では、シルバー800はさほど珍しいものではないみたい。
 ヨーロッパでは(国にもよるようですが)、シルバー800がよく使われているらしい。
 なるほど、みちょるびんのタイガーズアイが、シルバー800だからと言って、さほど嘆くようなことではないということか(あんまり嘆いてもいないけど☆)。

 実は、アンティーク市に出かけて最初に覘いたお店に、黒ずんだシルバーのブレスレットがあって、そのブレスレットを手に取って見ていたんです。
 1年前にこのアンティーク市に初めて来た時には、シルバーアクセサリーを見かけた記憶がなかったみちょるびんは、すぐにそのブレスレットに反応してしまいました。

 アンティーク店によっては、その店主の趣向が色濃く出ているところがあって、例えば、コインに特化したお店、ピンバッチが豊富なお店・・・といったような専門店もある。
 その逆で、いろんなものを手広く扱っているといったお店もあり、みちょるびんがそのシルバーブレスレットに反応してしまったそのお店は、いわゆるそんなマルチなお店でした。
 店主はおじさんだったし、そもそもおじさんは、アクセサリーに興味もないんだと思う。
 実際、アクセサリーは他に取り扱いがなかった。
 雑多な中に、シルバー製品が1つだけあったというところも、みちょるびんの注意を引いたところでした。

 この黒ずんだシルバーのブレスレットが特段に価値があるもののように――掘り出しもののように、みちょるびんの目に映りました。

 正確には覚えていませんが、ブレスレットの幅は3cmほどあったのではないでしょうか。
 透かしの入った複数のシルバープレートが、丸い輪っかで連結されていて、バンドのように腕に沿うようなデザインでした。
 そしてプレートには、カボションカットの小さい赤いガーネットが無数に均等に美しく配されていました。
 しかもそれぞれのプレート全部に!
 ガーネットが手首をぐるりと取り巻く贅沢な作りです。

 ブレスレットを手首に乗せてみた時「悪くない!」と思いました。
 ただ、かなりクラシックなスタイル。
 カジュアルが好きなみちょるびんには、ちょっとファンシーすぎる。
 それに、留め金は丸い輪っかにフックをかけるといった至ってシンプルな作りで、フックの口も大きく広がってしまっていました。
 そのままでは、装着している時に、スルリと取れてしまうだろう。

 実際、みちょるびんは、お気に入りだったブレスレットをこのフックタイプのせいで紛失してしまったという苦い経験がある。
 2回ほど落としてしまい(その都度発見)、留め金を別のものに交換することも考えたのだけど、そのブレスレットにはフックタイプの方が、ニュアンスがあって素敵で、引き輪などに付け替えてはデザインを損なうような気がして、躊躇されたのでした。
 でも結局、そのせいで、3回目に落とした時にはもう二度と手元に戻ってこなかった・・・。
 かなり悔やまれました。

 因みにその何年か後に、そのブランドのブレスレットを店頭で見かけたことがあったのですが、しっかりした留め具に変わっていました。
 みちょるびんみたいに紛失した客が続出したんじゃないかと思います。

 さて、アンティーク店のおじさんに「気に入ったんだったら、決めるべきだよ(すぐに売れちゃうよ)」と言われました。
 お値段は25ユーロ(約4,000円)。

 あの黒ずみ具合は、シルバー925だと思ったし、磨けばきれいに輝きを取り戻すことだろう。
 ガーネットも本物―――。
 そう考えるとお手頃価格と言っていいと思う!

 だがね・・・。

 みちょるびんはバイヤーじゃないし、自分が楽しむためのアクセサリーを探しているだけ。
 自分のスタイルに合わなければ、購入を控えた方がいいのは当たり前のこと。

 アンティーク市ではつい、自分が好きかどうかということではなく、‘品物としての善し悪し’で見ているところのあるみちょるびんです。
 冷静さも必要ね。

                             以上、みちょるびんでした!

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