こんにちは、みちょるびんです♪
現在、日本に一時帰国しているみちょるびんです。
10月6日(金)から8日(日)の3日間に東京ビックサイトで開催された大規模な骨董市「骨董グランデ」―――。
みちょるびんも2日間、行ってきました!
今回の戦利品の中で、みちょるびんの一番のお気に入りは、カタツムリのブローチです♡
随分前になりますが、アンティークショップでエナメル製のカタツムリのブローチを見て以来、カタツムリはずっとみちょるびんの憧れのモチーフでした♪
それまでのみちょるびんは、カタツムリ・モチーフに出会ったことがなかったし、大変珍しく感じたのでした。
それに、デザインが本当に素敵だったんです!
だが、お値段の方がかわいくなかった・・・。
残念ですが、その時は、溜息をつくだけで終わりました。
そんなことがあって以来、みちょるびんはずっとカタツムリのことが気になっていました。
そしてついに、今回、みちょるびんにも手が届くカタツムリに出会いました!
色はブラウニッシュオレンジで、ちょっとマーブル模様が入っている。
琥珀やべっ甲のイミテーションとして作られたベークライトなんだろうと思いました。
この手のものはよく、ベークライトで見かけるんです。
1930年代のイギリスのものらしい。
念のためお店のお姉さんに素材を確認すると、曖昧な返事。
「アンボナイト?」「アンブライド?」と言われました。
みちょるびんの知らない昔の樹脂なのかと思い、そこは後で調べることにしました。
ホテルに帰って改めてカタツムリを見てみると、値札の裏に「Lucite」(ルーサイト)という文字が記されていました。
ルーサイトと言えば、「Trifari」(トリファリ)が思い出される―――。
「トリファリ」とは「アメリカのコスチュームジュエリー界で最高峰」とも名高い、1918年創業のコスチュームジュエリーメーカーです(「ヒシヒシ。(49)」)。
そしてその「トリファリ」の人気を不動のものにしたアルフレッド・フィリップが生み出したヒット商品の1つが、「ルーサイト」を使用した「Jelly Belly」(ジェリー・ベリー)シリーズでした。
‘Belly’とは‘お腹’という意味なので‘ゼリーのようなお腹’という意味ね。
ルーサイトはアクリルの一種で、他のプラスチック素材よりも透明度が高いという特徴があると言われています。
その無色透明のルーサイトをお腹に見立てて作られた、動物や昆虫などのアクセサリーが「ジェリー・ベリー」というわけ。
コレクターには垂涎の的なのだそうです。
因みに現在、パナソニック東京汐留において「コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより」が開催されていますが、展覧会のみどころの一つとして、このトリファリの「ジェリー・ベリー」も展示されています♪
トリファリの「フェリー・ベリー」シリーズでは、無色透明のルーサイトが使用されていますが、でもルーサイトでできたバッグなんかを見ると、必ずしも透明とは限らない。
となると、‘マーブル模様が入ったブラウニッシュオレンジ’だからと言って、ルーサイトではないということにはならない。
ルーサイトは、キズがつきやすいということもその特性の一つに挙げられ、一方、みちょるびんのカタツムリには目立った傷はありません。
ですが、だからといって、それもルーサイトを否定する理由にはならないよね・・・。
米国の デュポン社(正式にはE.I. du Pont de Nemours & Company)がルーサイトを売り出したのも1937年なのだそうだし、一応、年代も合ってはいる・・・。
それじゃぁ、お店のお姉さんが話していた「アンボナイト?」「アンブライド?」っていうのは一体何だったのだろう!?
単語をネットで検索してみてもヒットしないし―――。
そう思っていたら、ベークライトの一般名は「ポリオキシベンジルメチレングリコールアンハイドライド」って言うんだって!
なんか、お姉さんが言っていた「アンブライド」に似てない!?
えーっ、お姉さん、ベークライトって言葉の方が断然覚えやすいのに、正式名称を覚えようとしていたのかな!?
ベークライト?
それとも、ルーサイト?
どっちぃーっ!?
さて、みちょるびん、カタツムリも帯留のこけしと同様に(「ただいま、充電中!(11)」)、ペンダントにして楽しむことにしました。
現在、お出かけの際はリュックを背負っているので、ブローチとして胸に着けてしまうと、リュックのショルダーに当たってしまうことが懸念される。
その点、ペンダントだと、気軽に楽しめる!
同じく「骨董グランデ」で購入したシルバーの太目のフレンチロープチェーン(「ただいま、充電中!(10)」)が、意外にカタツムリとマッチしていました♪
チェーンの外観が、まるでロープのようによじれたデザインなので、そのよじれ感と、カタツムリの背負う貝殻の渦のよじれ感がマッチしているのかも知れない!?
カタツムリの裏のピンのところにチェーンを通してぶら下げてみたのですが、もう少し検討する必要があると、実際に着用してみて思いました。
’ピンと本体の隙間’とチェーンの幅がほぼ同じであるため、チェーンに遊びがないんです。
その結果、ペンダントを身に着けていると、体の動きに合わせて動くチェーンに持って行かれたカタツムリが、常にチェーンの一番下に収まらないという問題が生じたのでした。
このままでは、残念ながら着け心地が悪い。
でも、その改善策として、いいアイディアを思いついたので、自宅に戻ったら是非試してみたいと思います!
残念だが、それまで、カタツムリの着用はお預けだなー。
以上、みちょるびんでした!