こんにちは、みちょるびんです。
8年前の日記:ローマ滞在最終日(前編)
帰国の日。
今朝は6時半頃に起床した。
できるだけ早くホテルをチェックアウトして、少しでも長くローマ観光できるようにという心づもりでいたからだ。
しかし今日は、思っていたよりも生理が重くなりそうな気配があった・・・。
生理用ナプキンの持ち合わせがあまりなかったので、残念だが、早い段階で調達しておいた方がいいという考えに至った。
とにかく急いで買いに出る支度をした。
念のため、生理用ナプキンがホテルにないかをフロントに電話で問い合わせてみた。
男性スタッフが出た。
清掃係が既に働き始めており、廊下にいるはずだから訊いてみるようというアドバイスを受けた。
そういうストックが本当にホテルにあるのかは半信半疑だったが、とにかく訊いてみようと廊下に出た。
しかし清掃係の姿はなかった。
それで1階下の階まで下りていき、声をかけた。
英語が通じず困ったが、カートの上に乗っているものだったら何でも持って行っていいというようなことを言ってくれた。
が、やはりそこに目的のものはなかった。
部屋に戻り、再度フロントに電話した。
今度は女性スタッフに代わってもらうよう頼むつもりでいた。
幸い女性スタッフが電話口に出た。
私も‘生理’の英単語が言えずに「girl’s day」(女の子の日)という言い方をしたのが良くなかった。
発音が悪く、「birthday」(誕生日)と間違われた。
そしてようやく2回目にして、意味が通じた。
時刻は既に8時になっていた。
この時間なら、中央駅の店が開いており、そこでなら買えると教わった。
こういう時、ホテルが駅に近いというのは大変便利である!
ホテルを出発する前に、私はフロントに立ち寄り、女性スタッフに、お店の名前とナプキンの伊単語「Lines」をメモ帳に書いてもらった。
その店の場所は中央駅の地下ということだった。
しかし駅の地下街は広く、すぐにお店を探し出すことはできなかった。
かと言って、訊ねられるような人も見あたらず、ぐるぐると歩き回る外なかった。
そうやって、なんとかお店を見つけた。
ちゃんと店名を控えてきていて良かった。
なぜならその店はどう見ても‘食料品店’であり、とてもそこでそのようなものが売られているとは思えなかったからである。
店名を知らされていなければ、そのまま素通りしていたに違いない外観だった。
しかし、ホテルの――地元の人が言うのだから間違いないハズ!
私は店に入った。
奥の方に少しだけ生活雑貨が置いてあり、そこに生理用ナプキンもあったのでホッとした。
どれにするかでしばらく迷ったが、羽根つきでないものをチョイスした。
私が住んでいる外国では羽根つきのものしか手に入らなかったので、ある意味貴重だと思ったのだ。
今日は朝ごはんをどうしようかと考えていたわけだが、せっかく食料品店に来たので、そこでパニーニを買って帰ることにした。
ジュースも買った。
日本人らしき人が店内を物色しているのを見かけた。
お土産を選んでいるようだった。
私もここで調達しておけば、土産をホテルでスーツケースに詰め込むことができると思い立ち、職場用の土産を買うことにした。
これまたどれにするか迷ったが、イタリアの伝統菓子の1つであるビスコッティがあったので、それにした。
ホテルをチェックアウトした後は観光に出かける予定。
その移動には地下鉄を利用するつもりでいた。
そのために往復分の切符代として3ユーロのコインが必要であったが、財布の中の小銭は、ホテルへのチップを除くと、3ユーロにも満たなかった。
あとは20ユーロ紙幣ばかり・・・。
ちょうど買い物をしたので、コインが手に入ると期待していたのに、もらったお釣りにはコインが含まれていなかった。
レジで両替を頼んだが断られ、カプチーノを追加することで、小銭を作った。
ホテルに戻って、部屋で朝ごはんを食べた。
そして、荷造り。
何とか全ての荷物をスーツケースに詰め込むことができた。
チェックアウトをしてホテルを出発する頃には、もう10時半になろうとしていた。
今日は帰国の日。
フライトは17:55発なので、空港へは中央駅15:05発の特急列車で向かうことを考えていた。
遅くとも、15:35発の列車には乗る必要があろう。
できれば14時半頃までにホテルに戻り、預けた荷物を引き取りたい。
これから14時半までの残り4時間は、せっかくローマに来たのだから、遺跡巡りをしよう。
私は当初の計画どおり、地下鉄で2つ先の駅にある「コロッセオ」と「フォロ・ロマーノ」に行ってみることにした。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!