旅行

「糸魚川」レポート。(8.フォッサマグナ・パーク)

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 こんにちは、みちょるびんです。 

(前回までのあらすじ)
 日本の国石「ヒスイ」の産地として有名な新潟県糸魚川市。「ヒスイ狩り」に憧れを抱いていたみちょるびんは、とうとう糸魚川まで行ってまいりました!
 滞在時間25時間という短い時間で、いかに糸魚川を堪能するか!?
 初日は早速、ヒスイが拾えるとして知られる「ヒスイ海岸」に乗り込み、「ヒスイ狩り」を楽しんだみちょるびん。
 そして運命の滞在2日目の朝。どうにかこうにか昼飯用のおにぎりをゲットし、いよいよ「フォッサマグナ・パーク」入口に到着です!
『糸魚川』レポート。(2.秘密兵器)」「『糸魚川』レポート。(3.想定外)」「『糸魚川』レポート。(4.ヒスイ狩り)」「『糸魚川』レポート。(5.計画づくし)」「『糸魚川』レポート。(6.にぎり飯)」「『糸魚川』レポート。(7.田園風景)

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 親切なバスの運転手さんのおかげで、「フォッサマグナ・パーク」近くでバスを降ろしてもらったみちょるびん。
 目指すは、「糸魚川-静岡構造線」の断層露頭です!

 根知川大橋を渡ると、運転手さんが教えてくださったとおりにすぐに標識がありました。
 左手には駐車場、そして右手の方には「断層露頭400m」という文字。
 よく見ると、クマの絵が描いてあるマークが標識についていて「熊出没注意」となっていました。
 うーぬ、やっぱりこの一帯は出るらしい・・・。

 断層露頭までは少し上り坂になっていましたが、そんなに急なわけでもなく、無理なく進むことができました。
 入口からちょっと上ったところからは、根知川を横断する大糸線の鉄橋を眺めることができ、これも絶景。
 かくれ鉄道ファンのみちょるびんは、まずはここで写真を激写しました。

 入口から断層露頭まであまり遠いと、50分という短い滞在時間に最寄りのバス停のある根知駅まで戻れるのかと心配になりますが、400mなら気軽に行って戻って来られる距離。
 実際、徒歩5分くらいで目的地である「糸魚川-静岡構造線」の露出するポイントに到着しました。

 この「糸魚川-静岡構造線」は日本列島の真ん中を分断する断層、フォッサマグナの西側の境界になります。
 つまり東日本の約1600万年前の岩石と西日本の約2億7000年前の岩石が接している様子を見学することができる貴重なポイントなのです。
 更に、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界とも考えられているのだそうでして、地球規模なワイルドさ。

 ここ「フォッサマグナ・パーク」は2018年にリニューアルオープンし、大地の境界をよりダイナミックにわかりやすく見学できるようになったのだそうで、階段で降りていき断層を間近で見学することができます。
 また、階段を下まで降りなくても見学できるように、断層を特殊な技法で実際にはぎとって作ったという展示もあり、わかりやすい説明となっています。
 この「糸魚川-静岡構造線」は、なんせ、2021年3月には国の天然記念物に指定されたのです。
 近くまで来たら、行くしかない!
 糸魚川の名所の一つでしょう。

 「糸魚川-静岡構造線」は、日本列島を地質的に東北日本と西南日本に分ける長さ約250kmの大断層ですので、糸魚川住民のみならず、静岡県民の方もよくご存知のものなのでしょうね。
 展示の解説をよく見ると、他にも「新発田-小出構造線」や「柏崎-千葉構造線」てのがあるらしい。
 この「フォッサマグナ・パーク」のように整備されて見学ができるようになっているのかどうかは調べてみないとわかりませんが、機会があれば是非行ってみたいところです♪

 因みに、この「フォッサマグナ・パーク」では、この断層露頭から更に700m行った先に「枕状溶岩」が見学できるとして標識がありました。
 これは枕が積み重なったような模様がある溶岩なのだそう。
 海に住む二枚貝の化石がここから発見されており、当時は改定だったことを物語っているとのこと。

 面白そうですが、さすがに更に700m先に進むとなると、帰りのバスが危うくなる。
 だからみちょるびんは思う存分、ここ「糸魚川-静岡構造線」を激写したあと、元来た道を戻ることにしたのでした。

 「断層露頭」から根知駅までは15分くらいで行けたと思います。
 様子のわからない知らない土地だと、距離感がわからないし、とても遠いような感じがして不安にもなりますが、最寄りの根知駅前バス停から断層露頭まで、滞在時間50分でも十分に行って見学して帰ってこられる距離だと思いました。
 早起きして行って良かったです。

 根知駅も待合室がレトロな感じがかわいい小さな駅で、ここでも激写。
 そうこうするうちに、糸魚川駅行きのバスがやってきました。
 なんと、みちょるびんを根知川付近で降ろしてくれた親切な運転手さんの運転するバスがぐるっと回って戻って来たのでした。
 今度は、地元のおばあちゃんたちをバスで運びながら、また皆で一緒におしゃべり。
 楽しいひと時を過ごすことができました。

 本当に親切な運転手さんで、糸魚川駅のすぐ近くにあるおいしいおそばやさんも教えてくれましたよ。
 また、みちょるびんの次の目的地「フォッサマグナ・ミュージアム」行きのバス停が、駅の反対側のアルプス口であることもリマインドしてくれました。

 運転手さん、ご親切にありがとうございました!
 おかげさまで、糸魚川の楽しい思い出が1つ増えました♪

                             以上、みちょるびんでした!

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