こんにちは、みちょるびんです。
(前回までのあらすじ)
日本の国石「ヒスイ」の産地として有名な新潟県糸魚川市。
みちょるびんは、ヒスイが拾えるとして知られる糸魚川の「ヒスイ海岸」に赴き、「ヒスイ狩り」を体験してきました。
「『糸魚川』レポート。(2.秘密兵器)」「『糸魚川』レポート。(3.想定外)」
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ヒスイと言えば、緑色。
バカのいっちょ覚えみたいにして、緑色の石を狙うのですが、なかなかヒスイには出くわさない。
足元の砂利の中に含まれる緑色の石は、どれもがヒスイに見え、お手製のアミお玉ですくってみては、地面に戻すということを繰り返しました。
もしかすると、足元からヒスイが発見されるという超幸運が、自分になら巡って来ることだってあるかも知れないと、期待が膨らむわけです。
しかし、みちょるびんが観ていた「ヒスイ狩り」を紹介するYoutuberは、白っぽい石を探すという話をしていました。
かと言って、それらしい‘白いもの’もなかなか見当たらない。
確かに、ヒスイの色は緑色ばかりとは限りません。
そもそも、頭の中にイメージしている鮮やかな緑色のヒスイなんて、なかなかお目にかかれない一級品。
目にできるとすれば、きっとそれは宝飾店の店頭です。
つまり、そんな高級品質のヒスイがそう易々と海岸に転がっているわけがないのです。
仮に転がっていたとしても、みちょるびんよりも先に、誰かが先に拾っているに違いない。
それに実はヒスイの色は緑色ばかりではない。
糸魚川界隈では緑色の他に白、黒、ラベンダー、ブルー等のものが採取できるらしい。
だから、緑色ばかりに夢中になっていてはいけないのです。
みちょるびんが参考にしていたYoutube動画では、濡れた石を一旦乾かし、太陽の光に当てることで、ヒスイかどうかの鑑別を行っていました。
石の表面に光が反射して浮き上がって来た‘味の素’のような結晶が確認されれば「ヒスイ」ということのよう。
まずは、そのキラキラした粒をヒスイの証としていたようでした。
みちょるびんが拾う石は、いずれもそのような’粒粒’すら浮き出てこない。
きっと、夕暮れ時の太陽光線は、日中よりも光が弱いに違いない、だから今は‘粒粒’が現れにくいだけ・・・という屁理屈を考えてみては、どうしてもその‘望み’を捨てきれずにいました。
そして、それらしい疑いのあるヤツはキープしながら、視線は常に波打ち際に向けていました。
波が押し寄せて、その後また引いて行くとき、その瞬間だけ黒い砂浜が表面に顔を出します。
その上に取り残された石が、波に引っ張られるようにして海に向かってコロコロと転がっていくのですが、もしかすると、その石がヒスイかもしれないわけです。
もっと、水際に近づいて見極めたいと思うのですが、波に削られてできた浜辺の段差という壁は越えられない。
少しでも高低差がマシなところがないか、遠目に見て、海岸の更に奥の方がマシのような気がしたので、奥まで進んで行ってみました。
しかし、期待したほどではなく、やっぱり段の上から手を伸ばすほかありませんでした。
だから、柄の長いアミお玉がなくしては、このヒスイ海岸での「ヒスイ狩り」は成立しなかったと断言できます!
あまり遠くに行きすぎては、帰りの電車の時間に間に合わなくなることも心配されるので、ある程度奥まで行ったら、引き返すことにしました。
その際、テトラポット付近で見かけたポロシャツにチノパンというエレガントカジュアルの装いをしたおじさんとすれ違いました。
今度はエレガントカジュアルの方からみちょるびんに話しかけてきました。
もしかすると、実は目利きなのかもしれないと期待して、収穫した石をおじさんに見せましたが、わからないといった様子。
そのおじさん、「ヒスイ狩り」に来たのではなく、イベントで使用する石を探しに来たということでした。
何でも、石を使って顔のオブジェを作るのだとか。
おじさんは、海岸で拾った石を使ったアクティビティーの講師か何かをされている方なのかも知れませんんね。
そうやって約1時間半、みちょるびんは「ヒスイ狩り」を楽しみました。
期待が高まっている石は4個ほど。
だけど正直なところ、それらがヒスイかどうかは自信がない。
キラキラの粒粒がないところはやっぱりひっかかる。
それでも、もう一つのヒスイの特徴と言われている角ばった形という点はクリアーしていると思うんだけどね。
1つでも糸魚川産のヒスイをゲットできればいいですが、これは運次第。
それにしても、ヒスイを探している間、ずっと波の音が聞こえていて、心地良かった。
‘欲’で目がギラギラしていたみちょるびんではありますが、一方で、大自然の中で過ごせた「ヒスイ狩り」は、癒しの時間にもなったと思いました。
沈みかけた太陽が大きくオレンジ色に輝き、とてもきれいでした。
以上、みちょるびんでした!