こんにちは、みちょるびんです。
今度は、youtube動画で、「占い」を全否定するような動画を見ました。
いろいろな考え方があるということは理解していますが、やっぱり、強い口調で責められると、やはり悲しい気持ちになります。
そんなに「占いは悪ですか?」と反発したくなるのですが、どうやらその方は「霊感商法」が念頭あって、「霊感商法」に対する怒りをお持ちのようでした。
「霊感商法」とは、何かというと、ウィキペディアでは、次のように説明されています。
霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて、印鑑・数珠・多宝塔などを法外な値段で商品を売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。警視庁などでは悪徳商法の一種として定義している。
ウィキペディアより
真実ではないと知りながら、真実であるかのように、故意によそおい、見せかける――つまり、そこに虚偽があることが問題なのであって、この場合、「占い」が詐欺に利用されているわけです。
確かに、これはまずい。
でも、頭ごなしに「占い」が毛嫌いされるような風潮があるのだとすれば、それは、残念なことだと思います。
確かに「霊感」は、簡単にその真偽を証明できるものではありません。
騙されないように、近寄らない方が最善という考え方も否定はしません。
だけど、真面目に、皆の幸せを願って活動されている占い師さんの方が多いと思いますし、そういった悪だくみを考える一部の人たちと一緒くたにして扱われるのは不憫でならない・・・。
それに占いは、’霊感’だけではなく、他にもいろいろな手法があるのです(「『占い』考。」)。
みちょるびんは、「信じる者は救われる」と考えています(「信じる者は救われる!」)。
「信じる」のに、そこには何か、お守り的な存在があってもいいと思うし、実際に、みちょるびんだって、‘ぬいぐるみたん’が心の拠り所、大切な存在となっています。
スヌーピーで有名な漫画「ピーナッツ」に登場する少年ライナスの’ブランケット’と同じ役割です。
お守りとして人気がある代表的なものに、「パワーストーン」があります。
ファッション感覚で身に着けていていらっしゃる人も多いと思いますが、値段が手頃だということも人気の理由かも知れません。
しかしこれも、一歩間違うと「霊感商法」のターゲットになりかねないものだと思います☆
「信じる者は救われる」という観点から、そのお守りが、何であっても構わないと、みちょるびんは思っています。
その人が、特別な何かを感じるのであれば、あるいは、特別な思い入れがあるのであれば、きっとそれは、’お守り’としての役割を果たしてくれると信じます。
だから、皆さんのお持ちのものを否定するつもりは一切ないのですが、ただ、世間にもてはやされている「パワーストーン」に対して、みちょるびんは一般論として、懐疑的な目で見ています。
「パワーストーン」と言うからには、何かしら、神秘的な力が宿っているということが前提にあるのだろうと思いますが、そういった神秘的な力を宿す特別な石が、世間一般に多く流通するものだろうかという疑問があるのです。
きっとそれは、63年ぶりに「日本の誕生石」の改定があった際に、一部の方々が持った「本来、誕生石には、特別な‘いわれ’があるはずであり、そういったものを無視してはいないか」というような疑問に通じるかなと思います(「新☆誕生石!」)。
「パワーストーン」と呼ばれる石は、宝石品質の石からすると質が劣るわけで、ありふれた量産品でしかありません。
だから、みちょるびんは、そのような石が「パワーストーン」と呼ばれていることに関心があったので、調べてみたいと思っていました。
そんな中、出会ったのが岡本憲将氏の著書「宝石のエネルギー」です。
岡本憲将氏は40数年以上宝石商を営む傍ら、「新宝石の常識」「宝石の常識シリーズ」などの宝石専門書を著作されている方で、みちょるびんも「宝石の常識」は持っています。
同書では、三大宝石をはじめとした人気のある宝石を、写真をふんだんに使って産地比較をする等、品質がわかりやすく説明されており、大変有益。
宝石商を営み、いろいろな種類の宝石が入手可能である著者だからこそ、作成できる専門書だろうと思っています。
さて、そのように、学術的な方面にも貢献されている岡本氏が、「パワーストーン」ならぬ「宝石のエネルギー」を説いているのです。
岡本氏によると、パワーストーンが流行し、石に特別な力があることが一般の人々にもごく自然に受け入れられるようになってきたので、今なら宝石のエネルギーのことをわかってもらえるかもしれないという思いで、著作したということでした。
みちょるびんは、あくまでも同書は一つの参考にしているだけで、岡本氏が紹介する宝石の個々のエネルギーを100%信じるには至っていませんが、ただ、岡本氏の考えを興味深く思っています。
着目したいのは、宝石品質の石=宝石は、たくさんの石の中から精査され、勝ち残ったものであるということ!
例えば、店頭に当たり前のように並んでいるダイアモンド―――。
1キャラットの原石ダイアモンドを得るためには、何トンもの岩石や砂利、砂を取り除いて処理しなければなりません。
アフリカの海辺の鉱床の産出量は、砂1トン当たりわずか約0.098キャット、産出量の多い鉱山ですら、鉱石1トン当たり平均して約3.5キャラットという記録があります。
採掘されたダイアモンドでジュエリーになるのは4分の1程度で、残りは工業用に使用されるとも言われており、これらの情報は、店頭に並ぶ宝石たちがいかに希少性が高いかということを裏付けしているものになります。
だからこそ、です。
みちょるびんは「宝石は、より高いエネルギーがあっても不思議ではない」という岡本氏の考えに賛同できると思っています。
とは言え、そうなると、より大きい希少性の高い石=値段がお高い石ほど、エネルギーがあるという理屈になりかねません。
さすがに「それは違うだろっ!」と思っています。
そうなってくると、怪しい「霊感商法」の域に突入してしまいますし、危険ですからね!!
以上、みちょるびんでした!