こんにちは、みちょるびんです♪
年が明け、みちょるびんは出勤してすぐに雪垣 怜(仮名)氏のところに行き、新年の挨拶もそこそこに、雪像作りへの参加表明を行った。
雪垣さんは、北海道出身の職場の同僚で、2026年2月4日から同月11日まで開催の「さっぽろ雪まつり」において市民雪像づくりの参加権を得ていた。
そして、みちょるびんにも声をかけてくれていたのだ(「雪まつり実録!(2.プロローグ)」)。
まー、多分ねぇ・・・、雪垣氏も、まさかみちょるびんがホントに参加するって言ってくるとは思ってなかったと思うんだ―――。
みちょるびんの発表に大変驚いた様子で、ちょっと引き気味に・・・、でもやんわりと・・・、実家には泊められないとか、昼飯や夜飯は適宜自由行動・・・というようなことを言われた。
完全に拒否ってるやんけ!!
雪垣さんのホームである札幌で一緒に作業しようって言うのに、しかもみちょるびんは札幌の地理に明るいわけではないのに、昼飯や夜飯が別行動っていうのはどうかと個人的に感じた。
それに少なくとも、みちょるびんの方だって、雪垣邸にお邪魔しようだなんて考えは一切ないのだ。
って言うか、なぜ宿泊費をみちょるびんが浮かせたがっていると雪垣氏に思われたのか、謎・・・(- - ☆)。
第一みちょるびんは、雪垣氏が現在「彼女募集中」であるという認識でいた。
半年くらい前の飲みの席で、雪垣氏が皆に‘彼女’の件でイジられていたことは記憶に新しかったのだ。
みちょるびんがうっかり雪垣家を訪れた日には、「怜兄ちゃんが、東京から彼女を連れてきた!」と大騒ぎになるだろうし、ヘンな誤解が生じるのは、みちょるびんだってまっぴらごめんである。
それにそもそも、ずいぶん前になるが、氏との会話の中で、自身のお母さんの年齢に言及する場面があって、その時に奇しくもみちょるびんと同い年であるという情報をつかんでいた。
しかし、易々とこちらの年齢を公開するいわれはなかったし、現在もその秘密は保たれていた。
いくらみちょるびんの年齢が非公開であるとは言え、みちょるびんは白髪混じりのルックスである。
一方、雪垣さんは30代前半であり、かなりの年の差であることは誰が見ても明白。
「たくの怜ちゃんを、たぶらかしやがって!」とお母さんに恨まれることになっては甚だ迷惑である!!
そんなことをぐるぐる頭の中で考えていると、雪垣さんが最後に、「皆で参加できると楽しいですね!」という言葉で締めくくった。
暗に、一人では来るな――他に誰かを誘え――という雪垣さんからのメッセージであると、みちょるびんは受け止めた。
こうなったら一か八かと思い、我が職場のアイドル、ピチピチの20代前半女子である心美ちゃんに声をかけてみることにした。
気立てのいい心美ちゃんは、入社2年目でありながら、仕事もバリバリこなして、皆からの信頼も厚い。
常に癒しの存在として、皆から愛されるのだ。
ここで心美ちゃんの参加が得られれば、みちょるびんの株は一気に上がることになる!
その上、心美ちゃん目当てのメンズも一緒に釣れるのではないか!?
ただ、心配されたのは、心美ちゃんの経済事情―――。
みちょるびんも入社したての頃はそうだったが、慢性的な金欠病だった・・・。
急に旅行――しかも行先は札幌で、フライト代やらホテル代やらの多額の出費が見込まれる――に誘われても困るんじゃないか・・・という懸念があった。
だから、心美ちゃんへのプレゼンテーションは、心美ちゃんの心が動くような魅力的な内容にする必要がある!
彼女もみちょるびんと同様に九州出身であるので、「我々、九州出身組みは普段、雪とふれあう機会はあまりないし、しかも有名な北海道の風物詩「雪まつり」の一端として参加できるなんてとても貴重な体験だ」と揺さぶりをかけた。
効果的面!
いや、って言うより、心美ちゃんが、超ポジティブ思考なんだよね。
「経験は、お金には変えられないから」と、二つ返事で承諾してくれた女神には、恐れ入った。
よっしゃーっ!!
市民雪像づくりの「参加表明」をしてから30分後には、心美ちゃん参加を雪垣さんに報告していた。
これには雪垣さんも大喜び。
イヒヒヒヒヒヒ。
楽しくなってきた!!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!