こんにちは、みちょるびんです♪
日本に一時帰国していた際、予定の合間を縫って1回だけ旅行する機会がありました。
寝台特急列車「サンライズ瀬戸」の予約が、奇跡的に取れたのです!(「道後温泉旅行!」)
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松山市の観光名所の1つである「坊っちゃんカラクリ時計」では、仕掛けがお披露目される時間帯によって使用される音楽が異なります。
みちょるびんは、以下の3曲の聴き比べを行いました(「道後温泉旅行!(20)」)。
①「伊予万歳」 午前8時~午前11時
②「坊っちゃんのテーマ」 正午~午後3時
③「子守歌風伊予節」 午後4時~午後10時
その研究結果、第二弾を発表します。
今回は最後の曲③「子守歌風伊予節」です♪
まず初めに、「伊予節」がどういったものなのか、ネットで調べてみましたが、いろんな説があり、微妙に異なっていました。
なのでここでは、公益財団法人日本民謡協会の説明を引用させていただきます。
【伊予節】
(公財)日本民謡協会HPより
文化12年(1815年)江戸中村座で上演された長唄の中にあり、幕末期に全国的に唄われた流行歌である。原歌は伊勢参宮の名所を唄ったものであったが、この唄が流行する間に伊予名物の歌詞が作られ、この地方の唄として定着した。
歌詞は、以下のとおりで、お国自慢といったところ。
伊予の(※1)松山 名物名所 三津の朝市
道後の湯 音に名高き(※2)五色そうめん
十六日の初桜 吉田挿し桃
小かきつばた 高井の里のていれぎや
むらさき井戸や 片目鮒
薄墨桜や 緋のかぶら
チョイト 伊予がすり
ネットで実際のこの唄を聴いてみましたが、民謡って、メロディーもそうだけど、リズムが難しいのね。
西洋音楽や現代の音楽みたいに、拍子が一定じゃないから、メロディーを覚えようと思っても、なかなか頭に入ってこない・・・(− − ☆)。
それに、「坊っちゃんカラクリ時計」で使用されているのは、「子守歌風」にアレンジされたオリジナル曲ときている!
ネットで投稿されていた、暗がりの中で動くカラクリ時計を視聴しましたが、低音が響いて重厚感があって、これはこれで良いです♪
観光客が、明日の観光に備えてぐっすり眠れるようにという粋なハカライか!?
実際の「伊予節」と「坊っちゃんカラクリ時計」の曲を比較しながら聴いてみて、ようやく、部分的に、きっとこの歌詞はこのシーンだよね!?っていうところまでわかりました。
そして、①「伊予万歳」と②「坊っちゃんのテーマ」との間に、大きな2つの違いがあることに気づきました。
1.太鼓音の有無
仕掛けの開始――時計の屋根がせり上がっていく時に、①と②では威勢のよい太鼓音が鳴り響き、各回のテーマ曲に突入していくことになるのですが、③「子守歌風伊予節」では太鼓音は入りません。
重圧な低音で幕が上がります。
次に尺八がメロディーを奏でますが、それが「伊予節」の最初の歌詞「伊予ぉ~のぉ~」(※1)だと思います。
2.曲の構成
前回の記事「道後温泉旅行!(20)」でご報告したとおり、①と②の場合、曲の構成が大きく3つに分かれていました。
それぞれの①と②のテーマ曲に挟まれる形で、1階の扉がクルリと回転して坊っちゃんと清が登場するシーンでは、共通の同じメロディーが流れます。
しかし③「子守歌風伊予節」では、その曲は採用されていません。
ちょうど、坊っちゃんと清の登場シーンでは高音が流れますが、おそらくそこは「伊予節」の歌詞で言うところの「音ぉにぃ~、名高きぃ~」(※2)に違いない。
以上のことからもわかるように、③「子守歌風伊予節」の場合、「伊予節」の曲を丸ごと使っていると言っていいと思います。
せめて歌詞の「チョイト」くらい、どのシーンになるのかわかるといいなぁと思って探してみましたが、よくわかりませんでした☆
以上が、みちょるびん独自の研究発表でした!
それにしても、これらの事実は、使用されている①「伊予万歳」、②「坊っちゃんのテーマ」、③「子守歌風伊予節」の3曲を注意深く聴き比べてみないことにはなかなか気づかないことだと思います。
ちょっと、「坊っちゃんカラクリ時計」‘通’になった気分です♪
次回道後温泉に行った際は、実際にそれぞれの回を見てみたいと思います!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!